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遠隔医療に関する取り組みの立ち上げについて

2017年11月27日
将来計画委員会

現在、在宅人工呼吸を取り巻く状況は、NIV+TPPV実施患者2万人、挿管・マスク患者2万人、HOT患者13万人ともいわれ、急性期から在宅治療への移行がますます進んでいます。在宅人工呼吸COPD患者の平均寿命は80歳というデータも示されています。そうした状況を鑑み、この度将来計画委員会では、本会の当該領域において“遠隔医療”に関する取り組みを立ち上げる提案があがりました。

この遠隔医療には、実際に遠隔から指示を送って治療方針を示すという面と、メガデータの集積という面の2つの方向性が考えられます。

まずは、上記の患者に対して、遠隔で家族へのアラーム周知するシステムを作る、機器異常を医療従事者に知らせる、在宅での生体情報から、吸入器使用回数、酸素使用量と不足を提供するなどといったものを想定しています。

既にICUのセンター化が進んでいる北米では、24時間体制で医師、看護師が地域のICUを支援する事業も行われ、データ集積の一役を担っています。

それ以外にも、産学連携などさまざまな可能性が期待できる取り組みであり、是非会員の多職種メンバーから参画を募り、具体的な活動内容の立案・実施・継続へと展開できればと考えています。

今後の活動スケジュールは、おおよそ以下のとおりです。

2017年11月遠隔医療に関する取り組みの立ち上げメンバー募集
2018年 2月理事会でメンバーを確認
集中治療医学会学術集会会期中(2/21~23、幕張)に懇話会を計画
2018年 3月活動計画の立案、実態調査、関連企業へのアプローチ、他学会との連携模索など
2018年 6月理事会で進捗を確認
2018年 8月定時社員総会、学術集会時に活動計画を発表

参画申込

本件への参画を希望する会員の方は、事務局まで(kokyu@medica.co.jp)以下の情報をご連絡ください。

・件名:遠隔医療に関する取り組みについて
・お名前、ご所属、役職、E-mail
・遠隔治療の取り組みについて思うことなどご自由に記載ください