第1回日本脳神経外科M&M学会 会長
黒田 敏
富山大学医学部 脳神経外科 教授
皆さま、こんにちわ。
この度、2025年7月11日(金)~12日(土)の2日間、富山県の富山県民会館に於いて第1回日本脳神経外科M&M学会(Japanese Association of Morbidity and Mortality in Neurosurgery; JAMM-Neuro)を開催させていただきます。
昨今、脳神経外科における知識、手術手技、手術機器、周術期管理の進歩は大変著しく治療成績の向上に大きく寄与しています。その反面、その途上で発生する合併症も決してなくなっていないのも事実です。
これまでは医療行為中に発生した合併症の再発を予防するために、医療者個人あるいは個々の病院の中で吟味して予防策を立てることが多かったと思います。しかし、合併症予防の観点からその波及効果には限界がありました。そこで、できるだけ多くの合併症の事例をできるだけ多くの会員間で共有することで、多くの施設での合併症をまとめて減少させて治療成績を改善させるため、新たに脳神経外科における合併症について議論することに特化したこの学会を設立しました。顧問、世話人にはこの学会の趣旨にご賛同下さった30名を越える脳神経外科のエキスパートの先生方をお迎えすることができました。
記念すべき第一回をここ富山で「Quality Improvement in Neurosurgical Care」のテーマのもと開催して、皆さまを富山の地にお越しいただけることを大変光栄に存じます。
当日は、単なる合併症の報告のみに留まらず、必ず「いかに合併症を予防するか」「合併症が生じた際いかに対処すべきか」「合併症をいかに評価するか」といった視点からのご発表をお待ちしております。
また、発表にあたりましては、以下の点に十分ご配慮くださいますよう、何卒よろしくお願いします。
See you in TOYAMA, Reduce M&M!