この度、第7回日本DCD学会学術集会を2024年4月20日(土)・21日(日)に大阪府高槻市で開催させていただくことになりました。
大会のテーマは、「不器用さへの探求と支援 -医療・療育・教育・福祉の現場から-」といたしました。DCDの持つ不器用さに対して、医療・療育・教育・福祉の4つの分野の現場のそれぞれにおいて、実際どのようなことが行われ、何がトピックなのか、また現在どのような支援がなされているのかを学んでいただく機会となればと思っています。
特別講演、教育講演やシンポジウムでは、DCDに関する様々な分野からの最新の知見に触れていただき、皆様のお役に立てればと思います。また、今回、新たに事例検討セッションを企画しました。事例検討を通して、DCDに対して各分野ではどのような対応が求められているのか、また、各分野との連携をどの様にとっていくのかなどの、具体的な実践的な内容に切り込み、皆様で議論し解決の糸口を見つけてていただく機会となれば幸いです。また、セミナーも開催予定しております。DCDに長年携わってこられた方にもDCDについてこれから学んでいこうとされている方にも有益な内容を企画しています。
一般演題では、今回も若手優秀演題賞を設けています。若手の皆様方にも積極的に演題登録いただけますと幸いです。開催形式はハイブリッド開催の予定ですが、できれば多くの皆様方に現地に集まっていただければ幸いです。要望の声も多くいただきました懇親会も予定しておりますので、対面での交流を深めていただければと思います。
神経発達症としてのDCDの認知度はまだまだ高くありませんが、ひと昔と比較しますと少しずつではありますが浸透してきているのではないかと感じています。本学術集会が、医療・療育・教育・福祉の分野においてDCDに携わる皆様にとって実り多きものとなり、DCDの子どもたちの幸せに繋がるものとなれば幸いです。
大阪の地で、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第7回日本DCD学会学術集会
会長 柏木 充
市立ひらかた病院 小児科 部長
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