編著	堂囿俊彦
著	竹下啓・神谷惠子・長尾式子・三浦靖彦
価格	3,850円（本体 3,500円＋税10％）
出版社	医歯薬出版　出版社ページ
ISBN	978-4-263-73188-8

『倫理コンサルテーションハンドブック』は，倫理コンサルテーションの導入，実践，評価を包括的に扱った教科書です．現場において倫理コンサルテーションを実践してきた医師および看護師と，医療の問題に取り組んできた法律家および倫理学者によって執筆されました．各章は，コンサルテーションの導入を考えている医療・ケア従事者が，病院の責任者や現場の医療・ケアスタッフの協力のもと，倫理コンサルテーションの導入・実施・評価を行えるように配慮した構成となっています．先行する海外の取り組みを参考にしながらも，日本の医療現場における経験や社会的状況を基本に書かれており，日本において倫理コンサルテーションを本格的に実施するために必要な知識を網羅したハンドブックとなっています．

このページでは，ハンドブックに収められた巻末資料をダウンロードできるとともに，リンク集を通じて紹介されている指針等をすぐに確認することができます．書籍と併せてご活用下さい．また，ハンドブックを利用した感想などがありましたら，本サイトのフォームを通じてお知らせ下さい．

第1章 倫理コンサルテーションの基礎

• National Center for Ethics in Health Center. Ethics Consultation Responding to Ethics Questions in Health Care, 2nd Edition.　2015.
• 日本医療機能評価機構 機能種別版評価項目（3rdG:Ver.2.0）
• 日本小児科学会「重篤な疾患をもつ子どもの医療をめぐる話し合いのガイドライン」（2012 年）
• 日本救急医学会・日本集中治療医学会・日本循環器学会「救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン～3 学会からの提言～」（2014年）
• 日本集中医療学会「Do Not Attempt Resuscitation（DNAR）指示のあり方についての勧告」（2016 年）
• 厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」（2018 年）
• 樋口範雄．終末期医療と法．医療と社会 2015；25（1）：21-34.

第2章 倫理コンサルテーションの設置

• 一般社団法人日本看護系大学協議会「看護学士課程教育におけるコアコンピテンシーと卒業時到達目標」（2018年）
• モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会「医学教育モデル・コア・カリキュラム」（2016年）
• 個人情報保護委員会事務局・厚生労働省「「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」に関するQ ＆ A（事例集）」（2017年）
• 日本医師会「医師の職業倫理指針 第3 版」（2016年）
• 日本看護協会「看護者の倫理綱領」（2003年）

第3章 倫理コンサルテーションの進め方

• 「「 臓器の移植に関する法律」の運用に関する指針」（1997年）
• 厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」（2018 年）
• 日本造血細胞移植学会「同種末梢血幹細胞移植のための健常人ドナーからの末梢血幹細胞動員・採取 第5版」（2014年５月改訂）
• 日本小児血液学会「健常小児ドナーからの造血幹細胞採取に関する倫理指針」（2003年）
• 日本透析医学会「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」（2014年）
• 日本小児科学会「重篤な疾患をもつ子どもの医療をめぐる話し合いのガイドライン」（2012 年）

第4章 倫理コンサルテーションの評価

• 横浜労災病院　倫理コンサルテーションチーム

第5章 倫理コンサルテーションと関係した活動

• 厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」（2018 年）
• Neitzke G, Annette R, Brombacher L. Heinemann W, Herrmann B. Empfehlungen zur Erstellung von Ethik-Leitlinien in Einrichtungen des Gesundheitswesens. Ethik in der Medizin 2015；27（3）：S. 241-248.
• 日本看護協会ホームページ「専門看護師・認定看護師・認定看護管理者」
• 一般社団法人日本専門医機構ホームページ
• 公益社団法人日本看護協会ホームページ
• 東京大学生命・医療倫理教育研究センター
• 日本臨床倫理学会
• 京都大学応用哲学・倫理学教育研究センター
• 東京大学死生学講座 臨床倫理プロジェクト
• 東京医科大学臨床倫理研究会
• 病院倫理委員会コンサルタント連絡協議会
• 特定非営利活動法人 ヒューマン・ケア支援機構

第6章 病院外の活動

• 日本生命倫理学会
• 日本臨床倫理学会
• 日本看護倫理学会
• 臨床倫理ネットワーク日本
• 病院倫理委員会コンサルタント連絡協議会

第7章 参考資料

判例

• 輸血に関する病院の方針についての説明義務（最高裁判所平成12年2月29日判決）
• 未確立な医療についての説明義務（最高裁判所平成13年11月27日判決）
• 一般的ではない医療についての説明義務（東京地裁平成17年6月23日判決）
• 安楽死に関する刑事事件（東海大学病院事件）（横浜地裁平成7年3月28日判決）
• 治療の中止に関する刑事事件（川崎協同病院事件）（最高裁判所平成21年12月7日判決）
• 身体拘束の許容性（最高裁判所平成22年1月26日判決）

ガイドライン・指針

医療・ケアの不開始・中止

• 厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」（2018年）
• 全日本病院協会「終末期医療に関するガイドライン〜よりよい終末期を迎えるために〜」（2016年）
• 日本集中医療学会「Do Not Attempt Resuscitation（DNAR）指示のあり方についての勧告」（2016年）
• 一般社団法人日本病院会「『尊厳死』―人のやすらかな自然な死についての考察―」（2015年）
• 日本臨床倫理学会「日本版POLST（DNAR 指示を含む）作成指針」（2015年）
• 日本救急医学会・日本集中治療医学会・日本循環器学会「救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン～3 学会からの提言～」（2014年）
• 日本透析医学会血液透析療法ガイドライン作成ワーキンググループ／透析非導入と継続中止を検討するサブグループ「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」（2014年）
• 日本小児科学会「重篤な疾患をもつ子どもの医療をめぐる話し合いのガイドライン」（2012年）

輸血拒否

• 宗教的輸血拒否に関するガイドライン合同委員会「宗教的輸血拒否に関するガイドライン」（2008年）
  • 本文 | フローチャート

緩和ケア

• 日本緩和医療学会「がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引き」（2018年）
• 日本緩和医療学会「終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン」（2013年）

遺伝子治療

• 日本産科婦人科学会倫理委員会 母体血を用いた出生前遺伝学的検査に関する検討委員会「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査に関する指針」（2013年）
• 日本医学会「医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン」（2011年）

身体拘束

• 日本看護倫理学会「身体拘束予防ガイドライン」（2015年）
• 厚生労働省身体拘束ゼロ作戦推進会議「身体拘束ゼロへの手引き」（2001年）

高齢者ケア

• 日本看護倫理学会「医療・看護を受ける高齢者の尊厳を守るためのガイドライン」（2015年）
• 日本老年医学会「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン〜人工的水分・栄養補給の導入を中心として〜」（2012年）

インターネット

• 日本医師会 医の倫理ページ
• 日本看護協会 看護倫理ページ
• バイオエシックス・セミナー
• 臨床倫理ネットワーク日本
• 平成28 年度厚生労働省委託事業「人生の最終段階における医療体制整備事業」 一般公開用PDF 資料掲載ページ
• 生命・医療倫理情報