電気魚の種属
更新日:2000年5月1日 | メニュー|
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軟骨魚類,板鰓類
- ガンギエイ目(Batoidae):
- シビレエイ科 (Torpedinoids):(海産)太平洋,大西洋,インド洋に棲息
- シビレエイ (Torpedo) :
強発電魚。発電電圧は60ボルトにも達する。
電気器官は喉頭筋が特殊化したもの。
発電波形は単相性で,背側がプラス,腹側マイナスとなる。
- ガンギエイ科 (Rajoids):(海産)全世界の海で見られる
- スケイト (Skate):
- カスベ (Raja) :
弱発電魚。尾部は細長く尖る。
発電電圧は0.25〜1ボルト。電気器官は尾部筋由来。
発電波形は単相性で,頭部がマイナスとなる。
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硬骨魚類,条鰭類
- ナマズ目(Siluriformes):
- デンキナマズ科 (Malapteruridae):(淡水)アフリカ熱帯地方,ナイル川に棲息。
- デンキナマズ (Malapterurus electricus):
コンゴ川,ナイル川流域。
強発電魚。発電電圧は350ボルトにもなる。
発電波形は単相性で,頭部がマイナスとなる。しかし発電細胞は有柄型のため,興奮の始まり
には0.3msほど頭部側がプラスになり,興奮の広がりに伴って2ms近く頭部側がマイナスとなる。
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- ジムノティ目(Gymnotiformes):
- ナイフフィッシュ科(Rhamphichthyidae):(淡水)南アメリカに棲息。
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- アプテロノティド科 (Apteronotidae):(淡水)南アメリカに棲息。
- Sternarchus, Sternarchus, Apteronotus など。
弱発電魚。発電電圧はおよそ1-3ボルト。
細いひも状の背びれが特徴であるが,持たないものもある。
- Apteronotus:Nelson LabのHPへ。脳の断面組織図がある。(英語)
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- デンキウナギ科 (Electrophoridae):(淡水)南アメリカ(オリノコ川,アマゾン川)に棲息。
- デンキウナギ (Electrophorus electricus) :
一種のみ。強発電魚。
発電電圧は500ボルトにも達し,殺傷力がある。
発電波形は単相で,頭部がプラスとなる。
体長は2-3メートルにもなる。
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- ジムノティド科 (Gymnotidae):(淡水)中部・南アメリカ。体長60cm.
- カラポ (Gymnotus carapo):
1属3種のなかでもっともポピュラーな種。
弱電気魚。発電波形は3相性。
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- スズキ目(Perciformes):
- モルミリ目:(Mormyriformes):
- ジムナルカス科 (Gymnarchidae):(淡水)アフリカ熱帯地方,ナイル川
- ジムナルカス (Gymnarchus niloticus):
一種のみ。体長1メートル前後。
弱電気魚。発電電圧1-2ボルト。発電波形は単相で,頭部がプラスとなる。
背ビレは長く延び,ヒレの動きを反転させることで前進後退を行う。
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- モルミリド科 (Mormyridae):
(淡水)アフリカ熱帯地方,ナイル川に生息。
およそ10属100種にも及ぶ。系統発生上不明な点が多い。
顎の伸びたもの,丸いものなど口吻部に特徴がある。
- 象鼻魚(Gnathonemus petersii):
弱発電魚。尾部基部に電気器官がある。
発電はパルスタイプで,発電電圧は2-5ボルト。
電気器官は独特な形をもつ。
エレファントノーズフィッシュと呼ばれるが,伸びているのは鼻ではなく顎の部分。
熱帯魚として愛好家多い。
エレファントノーズフィッシュ
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