Elephant nose fish

作成日:2000年2月1日


エレファントノーズフィッシュ(象鼻魚)

(Gnathonemus Petersii)



鼻のように見えるのは,実は顎が長くのびた吻です。口は吻の上にあります。 放電するための電気器官は尾部の柄の部分にあります。 放電電圧は20-30mV。手のひらに載せたときにかすかにわかる程度です。
 熱帯魚としてはポピュラーな魚なので,熱帯魚店の水槽で見かけることがあります。 しかし神経質なところもあるので,葉陰に隠れてなかなか出てきません。 スピード感のある泳ぎと,敏捷で,キレよく動き回る姿は見とれてしまいます。




1.神経質でシャイで,でも向こう見ずな,魚です。


 水槽の底面に隠れ家を沢山つくっておくと,過激な順位闘争の後,順位と自分のテリトリー(なわばり)が 決まるようです。テリトリーに闖入者がいると猛然と追いかけ回して追い払います。
  



2.モルミルスのステイタス:


 5番くらいまでは仲間の中に順位が付くのですが,それ以外は,とりあえず仲良し。狭いところに 身を寄せ合って。ラインダンスのように並んでじっとしています。一緒にコーラスでもやって楽しんで いるのでしょうか。



3.ちょっとお昼寝:


 葉陰に頭を突っ込んで,尾鰭も動かさずじっとしていたら,それは死んでいるのではなく, きっとうたた寝を楽しんでいるのでしょう。眠りが深くなるにつれて,体が傾いていき,フッと立て直す。 その姿はまるで電車のなかで船こぐだれかのようです。



 |メニュートップ


<無断転載を禁じます。>
(C) Copyright 2000 Y. Sugawara. All rights reserved.