大阪母性衛生学会

日本母性衛生学会

会長挨拶

古山将康
会長 橘 大介

ご挨拶

皆様こんにちは、2022年6月1日より大阪母性衛生学会の会長の任につかせて頂きました橘 大介でございます。大阪母性衛生学会は昭和37年に日本母性衛生学会が東京で開催されたのを機会に、府医師会、大阪市衛生行政、府看護連合会などの代表者が発起人となって結成され、その後も多くの方々のご尽力により発展してきた伝統ある学会です。そのバトンをこの度引き継がせて頂くことになりました、どうぞよろしくお願い致します。

皆様もすでにご承知の通り、晩婚晩産化に伴うハイリスク妊産婦の増加のみならず、コロナ禍で疲弊しきったところへのロシア・ウクライナの戦争、さらには不安定な経済状況など母児を取り巻く環境は不安定な状態が深化・複雑化しております。一方で、昨今のリプロダクティブ・ヘルス/ライツやプレコンセプションケアといった妊孕現象を取り巻く観念・視点からの議論も活発に行われるようになってきました。しかし臨床の現場で感じることは、このような議論がどれだけ母子のリアルな日常に反映されているか?医療のみならず社会全体として肌で感じる改善はあるのか?といったことではないでしょうか。

本学会は、周産期に携わる多職種で母子の健康に取り組んでいくことを目的としおります。職種・施設に関わらずどうぞ積極的にご参加いただき、より良い母子・母性に関する未来について大阪から発信してまいりましょう!


大阪公立大学大学院医学研究科 女性生涯医学 橘 大介