研究紹介NEWS
TOPICS
- 頻繁な勤務時間外でのメールと健康リスク
ドイツの研究者の論文で,勤務時間外での仕事と健康の関係を大規模横断調査で調べた結果で す.スマートフォンやコンピュータ等のIT技術の発展とともに,勤務時間外での仕事が増えた ことを受けて,その健康影響を調べたものです.勤務時間外に仕事関連のメールあるいは電話 でのコンタクトが多いと,筋骨格系,メンタル,消化器系,循環器系の問題等を含む健康低下 の訴えが有意に高くなるという結果を示しています.
出典:Anna Arlinghaus and Friedhelm Nachreiner. Health effects of supplemental
work from home in the European Union. Chronobiology International, Early Online: 1–8, (2014)
- スウェーデンの研究チームから働く人々の疲労に関する新しい論文が発表されました。
Torbjorn Akerstedtl, John Axelsson, Mats Lekander,
Nicola Orsini, Goran Kecklund
Do sleep, stress, and illness explain daily variations in fatigue?
A prospective study
Journal of Psychosomatic Research Vol76, Issue 4 , 280-285, 2014
スウェーデンの研究チームから働く人々の疲労に関する新しい論文が発表されました。
Torbjorn AKERSTEDT, Mats LEKANDER, Helena PETERSEN,
Goran KECKLUND, John AXELSSON
Sleep Polysomnography and Reported Stress Across 6 Weeks
Industrial Health Vol. 52 (2014) No. 1 p. 36-42
世話人である久保氏から論文が発表されました。
久保智英、高橋正也、ミカエル・サリーネン、久保善子、鈴村初子
生活活動と交代勤務スケジュールからみた交代勤務看護師の疲労回復
産業衛生学雑誌 55(3) 90-102 2013年5月
元代表世話人である斉藤良夫先生から長期的疲労に関する論文が発表されました。
単一労働者の疲れに関する1ヵ月間調査の方法の検討
労働科学,88(5),161~174,(2012)
元代表世話人である斉藤良夫先生の長期的疲労に関するレビュー論文が発表されました。
人間の疲れとは何か:その心理学的考察
―労働者の長期的疲労の研究方法を構築するための検討―
労働科学,88(1),13~24,(2012)
看護の科学社から世話人の佐々木司氏の著書が出版されました。
「ルールがわかれば変わる 看護師の交代勤務」(看護の科学社(2011/9/1))
佐々木 司 著
世話人の近藤雄二氏の著書を紹介いたします。
「慢性疲労―そのリスクのマネジメントを学ぶ」(学習の友社 (2007/06))
近藤 雄二 著
世話人の近藤雄二氏と佐々木司氏がそれぞれ執筆者として参加されています。
「疲労の医学」(日本評論社 (2010/4/20))
上畑 鉄之丞 編
2009年5月アトランタで、欧米諸国の疲労の専門家が集まって開催されたカンファレンス
の成果をまとめた本です。
「Cognitive Fatigue」Amer Psychological Assn; 1版 (2010/8/15)
Phillip L. Ackerman 編