広島大学医学部医学科同窓会 広仁会 関東甲信越支部会

最近の行事

令和6年 新年会

2024 KKSE新年会 報告

広仁会関東甲信越支部 事務局

 さまざまな厳しさからスタートした令和6年、年内から準備した1月21日日曜の新年会、恒例の東天紅国際フォーラム店で開催し、当日は雨となりましたが新幹線でのご参加の先生も含め、20名の先生方にお集まり頂きました。
 司会を小松正明先生(H11)に頂きながら、清水渉会長先生による開式のご挨拶に続いて山科章先生のお声掛けで盛大に乾杯、続く歓談も久々の再会に熱量が感じられました。
 事務局からの連絡・報告の後、座長を三嶋弘一先生(H12)に頂きながら小松先生(国立がん研究センター)から「医療AIに関する動向」との演題でご講演頂きました。まさに最先端のホットな話題に、質疑応答も大変活発な時間となりました。
 若手中堅の先生方から臨床と研究・プライベイトな近況・今後の抱負など、さらにベテランの先生方からは健康維持の秘訣も含めた近況や今後の展望などのお話を楽しくお伺いする中、あっという間に2時間が過ぎ、松本万夫先生の中締めご挨拶の後、集合写真を撮影しお開きとなりました。
 今回の開催にあたりご都合がつかずご欠席の先生方からも多くのあたたかいコメントを頂き、大変ありがとうございました。
 次回は6月16日日曜に支部総会を予定しております。詳細はメーリングリストまた、会員の先生方におかれましては郵便でもご案内いたしますので、ぜひご参加いただきますようよろしくお願いいたします。

令和6年 支部総会

令和5年 支部総会

 令和5年6月18日昼12時より広仁会関東甲信越支部総会が有楽町の東京国際フォーラム東天紅にて4年ぶりに対面の会として開催されました。今回の参加者は過去最高の49名でした!同窓生の皆様におかれましては、対面での支部総会を待ちわびられていたのだと思います。

 まず、支部会会長の清水 渉先生(日本医科大学循環器内科 教授)より開会のご挨拶を頂いたあと、御来賓として当日広島よりお越し頂いた広仁会会長の小林 正夫先生(前・広島大学医学部小児科 教授)にご挨拶をいただき、広仁会の現状についてもご報告いただきました。そして前支部会会長の山科 章先生(桐生大学 副学長)のご発声で乾杯となりました。

 しばし中華料理に舌鼓を打ちつつ、参加者全員による近況報告が行われました。今回の参加者の年齢層は非常に幅広く、最も若い先生は令和5年卒の角 健太郎先生でした。コロナ禍で学生実習も思うようにはできなかったはずですが、非常に勉強熱心な先生で今後の成長が楽しみです。長いようで短い2年間の初期研修医生活を有意義に過ごしてもらいたいと思います。

 中締めの挨拶はいつも面白い話で場を和ませて下さる松本 万夫先生(東松山医師会病院 院長)にしていただき、集合写真を撮った後に会はお開きとなりました。

 今回の対面での支部総会は、これまで3年間のWEBの会では味わえなかった同窓生の熱い繋がりを久しぶりに感じさせてくれました。支部会に初参加の先生も多数おられ、これまでの支部総会の中でも最も盛り上がった会の一つだと思います。今後もより多くの同窓生の先生方にお誘いあわせの上ご参加頂ければ幸いです。次回、また皆様にお目にかかる日を楽しみにしております。

 事務方として、総会の運営にご尽力いただいた得平 道英先生、瀬尾 珠美先生、境 玲子先生、そして司会進行をしていただいた三嶋 弘一先生、過去最大級の支部総会の開催お疲れ様でした!

髙橋 梨紗 (平成22年卒 厚生中央病院 循環器内科)
支部会長 清水 渉 (日本医科大学 循環器内科)

令和5年 支部総会

令和4年 支部総会

令和4年度 広仁会 関東甲信越Zoom支部総会 報告

 長引くコロナ禍の中、令和3年7月のZoom支部総会に続いて今回もZoomにて6月5日日曜に支部総会を開催致しました。瀬尾珠美先生(H8)を中心に準備をすすめ、当日は計27名の先生にご参加頂きました。
 昨年同様、Zoom設定は得平道英先生(S62)に行って頂き、司会は三嶋が務めました。現支部会長の清水 渉先生(S60)による開会のご挨拶に続き、来賓として広仁会会長の小林正夫先生と広島大学(本学)の関東ネットワーク代表の千野信浩様(S60総合科学部卒)よりお話を頂きました。小林先生からは、Zoomでも会を開催する機運とネットワークに賞賛を頂くとともに、ぜひ若い世代の先生方にも輪を広げて頂きたいとのお言葉を頂きました。千野様からはコロナで学校も休校となった2020年春にNHKテレビで清水先生(https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1225.html)をご覧になった感激とともに医療従事者への感謝のお言葉を頂きました。また広島大学東京オフィスの移転情報を頂きました。前支部会長の山科 章先生(S51)より、古希を超えられた現在も桐生大学で教鞭を執られ、毎週の記事執筆もなさっている(https://www.kiryu-u.ac.jp/kiryutimes_healthcare/)とのご近況を伺い、乾杯となりました。
 続いて、東京慈恵会医科大学病院産婦人科教授にご就任された佐村 修先生(H元年卒)より、就任ご挨拶を頂きました。広島大学産婦人科(周産期)、大学病院講師を経て2014年東京慈恵会医科大学医学部の准教授となられ、2019年に同教授に就任されたご経歴とともに、2021年より同院の母子医療センター長としてご発展に尽力されているとのお話を伺いました。
 参加者からの近況報告では、最も若手の高橋梨沙先生(H22)より、早期に論文受理され学位取得されたと、また峯(村上)有佳先生(H22)からは育児真っ最中、転職されたとご報告を頂きました。皆さんから精力的なお仕事の様子と今後の抱負を頂きました。清水 渉先生からは、このたび広島大学教授に就任された中野由紀子先生との関わりを伺うとともに、過日広島大学の学生への臨床講義に行かれた際のお写真を供覧頂きました。とくに講義室、解剖棟周辺はほとんど変わりがない様子を皆で懐かしみました。
 最後に、松本万夫先生(S54)から、つながりと絆を大切に、若い先生方にも輪を広げましょうと激励を頂き、閉会となりました。
 次回は1月に対面での新年会を開催することを予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。

三嶋弘一(関東中央病院 眼科:H12卒)
支部会長:清水 渉(日本医科大学 循環器内科)

令和4年度 広仁会 関東甲信越Zoom支部総会 報告

令和3年 支部総会

令和3年広仁会関東甲信越支部総会報告

 2021年7月11日に、広仁会関東甲信越支部総会を始めてZoomで開催いたしました。22名の先生方が参加してくださり、大変盛会に終わりました。当初、緊急事態宣言下であり対面の支部総会は今回も中止する予定としていましたが、去年から支部の集まりは行われておらず、S54年卒の松本万夫先生のZoomで行いましょうの掛け声のもと、H62年卒の得平道英先生からZoomホストをしますとの申し出もあり、諸先生方のご尽力で開催の運びとなりました。まずは支部会長の清水 渉先生が開会のご挨拶をされ、この4月にご逝去されたS43年卒の故菊地博達先生のご冥福を祈り、参加者全員で黙とうを捧げました。広仁会会長の小林正夫先生には東京出張から広島に戻る飛行機を待つ羽田空港からご参加いただき、ご挨拶をしていただきました。その後、前支部会長の山科 章先生のご挨拶に続き、ご参加いただいた支部の先生方の近況報告となりました。今回はZoom開催でしたので、広島に戻られ開業されているS60年卒の桂 真理先生の懐かしいお顔も拝見できました。また米国マサチューセッツ州よりS61年卒の杭田慶介先生も夜の11時にも関わらずご参加いただきました。さらに、新しく教授就任されたS55年卒の河内正治先生(帝京大安全管理・感染症制御)、S60年卒の濱田宏先生(東京医大緩和医療部)、H5年卒の仁保誠治先生(獨協医大呼吸器アレルギー科)からは、ご経歴・近況等をお話していただきました。ご参加の支部の先生方からは、新しいことへ挑戦している話、子供が生まれました、子供の受験が大変ですなどプライベートの話、大リーグの赤いユニフォームで活躍している大谷選手を応援してしまい広島カープにもっと頑張ってほしいなど、いつも楽しくパワフルなお話を拝聴できました。最後にS55年卒の河内正治先生から、生前の菊地博達先生がお肉好きで、教室員を連れて国際学会をはしごしていた話などを聞き、予定の2時間が経過し、会はお開きとなりました。改めましてZoomでご参加いただいた先生方にお礼を申し上げます。また、コロナ対応等でお仕事が忙しくご参加が叶わなかった先生方も多いと思います。Zoom開催でも、画面上の顔をみて直接話しをする大切さを感じ、次回こそは是非とも対面で支部総会を開催し、みなさまにお会いできますことを楽しみにしてご報告とさせていただきます。司会のH12卒の三嶋弘一先生、ZoomホストのH62卒の得平道英先生、大変お疲れさまでした。

瀬尾珠美(H8年卒 多摩丘陵病院)
支部会長 清水 渉(日本医科大学 循環器内科)

令和3年広仁会関東甲信越支部総会報告

令和2年 新年会

KKSE2020新年会 報告

 2020年新年会を晴天の中、東天紅 国際フォーラム店で1月19日日曜日に開催いたしました。30名の先生方が参加下さり、たいへん盛会に終わりました。
 まず支部会長の清水渉先生にご挨拶をいただき、前支部会長の山科章先生の乾杯の音頭で和やかに会が始まりました。
 今回は埼玉医科大学国際医療センター病院長にご就任された佐伯俊昭先生(S57卒)、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)理事長にご就任された藤原康弘先生(S59卒)のお二人にお話を頂きました。佐伯俊昭先生からはこれまでのご経歴、埼玉国際医療センターの成り立ちなどをお聞きしました。藤原康弘先生からはPMDA理事長就任までのご経歴や現在の医薬品の承認審査などについて詳しくお話を頂きました。
 会の後半は参加者の先生方から、さまざまな分野でのご活躍の様子やプライベートなお話をいただき、楽しく時間が過ぎました。最後に、お正月の箱根駅伝でスポーツドクターをされている秋丸大理先生(S53卒)に中締めの言葉を頂き、恒例の記念撮影を行いました。
 お忙しい中ご参加いただきました先生方、どうもありがとうございました。

関東中央病院 三嶋弘一(H12卒)

令和元年 広仁会関東甲信越支部総会報告

令和元年 支部総会

 今年の広仁会関東甲信越支部総会は、総勢39名の先生方にご臨席いただき、令和元年6月23日正午より東天紅・東京国際フォーラム店にて開催されました。
 令和になって初めての支部総会は、関東甲信越支部会長の清水渉先生のご挨拶から始まり、6月に広仁会会長に就任された小林正夫先生(S53年卒)から、「若手の方の参加を促進し、広仁会を盛り上げたい。」との抱負を頂きました。
 広島大学関東ネットワーク代表の千野信浩様のご挨拶では、「関東圏在住の広島大学OBは真面目であり自己アピールを控えてしまう謙虚な方が多いが、それを上回る結束力があるので、皆さんで交流して輪を広げましょう。」とのお話を頂きました。ただ、今回の支部総会では自己アピールが足りない点は、必ずしも当てはまらないかもしれません。
 その後、関東甲信越支部前会長の山科章先生(S51年卒)の乾杯のご発声ののち、下記の2名の先生のご講演を拝聴いたしました。
 埼玉医科大学総合医療センター血液内科教授の得平道英先生(S62年卒)の「30年間における血液学の進歩」と題したご講演では、血液疾患の病態や新しい薬剤の作用するメカニズムなど、非常にわかりやすくご教授頂きました。
 東海大学医学部生体構造機能学教授の林丈晴先生の「難治疾患研究から新たな科学、治療法の創出に向けて」と題したご講演では、心筋症の原因となる遺伝子を探索してきたこれまでの成果と、新薬の開発に向けて研究されている現状をご教授頂きました。
 また、両先生のご講演の中で、林丈晴先生が得平道英先生と中世古玲子先生(H1年卒)の影響にて慶應義塾大学で初期研修を開始されたことや、林丈晴先生の剣道部時代の繋がり《今回ご参加の大崎先生(S61年卒)、米谷先生(H4年卒)、境先生(H9年卒)、私小早川》等が紹介され、広島から離れ診療科は異なるものの広仁会での縁の深さと重要性を感じる内容ともなりました。
 ご講演頂いた得平道英先生、林丈晴先生と、本年1月の新年会にて講演した小早川雅男の3名には記念品と花束が贈呈されました。
 各先生からの近況報告では、日々のご活躍ぶりを「自己アピール満載」で楽しくお話を頂きました。H31年卒、H30年卒の初期研修医の先生の参加もあって、時間があっという間に過ぎました。私自身も楽しく交流させて頂き輪を広げることが出来ました。
 最後に、東葛病院病理診断科の下正宗先生(S59年卒)より閉会のご挨拶を頂き、恒例の写真撮影を行い終了となりました。
 ご多忙中、ご参加頂きました先生方、ありがとうございました。また、世話人としてご指導頂いた瀬尾珠美先生(H8年卒)、境玲子先生、一緒に幹事を担当した、H10年卒の井坂光宏先生、小野田雅仁先生(当日はご家庭の都合で欠席)、志々田一宏先生、野澤真由先生に心より感謝いたします。

当番幹事代表 小早川雅男(H10年卒)
福島県立医科大学医療研究推進センター

令和元年 広仁会関東甲信越支部総会報告

平成31年 2019・春の門出を祝う会

 「平成から令和へ」と元号が変わる春、当支部会の設立、本HPやメーリングリストを通じた情報発信、各会の継続的運営にと多大なるご尽力を頂きました桂真理先生(S60卒)が、活動の本拠地を広島に移されるとのお話が飛び込んできました。山科章先生(前会長)・清水渉先生(現会長)と支部会の今後をご相談する数日の間に、今度は林丈晴先生(H6卒)の教授ご就任という大変おめでたいお知らせを頂きました。当会世話人である瀬尾珠美先生を含めてご相談し、「桂先生・林先生、そしてみなさんの春を祝いましょう!」と約2週間後の日曜の夜に宴席(稲田屋・新宿西口店)を設定したところ、短期間にもかかわらず(米国からの一時帰国のタイミングでのご参加も頂き)当日は21名の先生方にお集まり頂きました。
 再会を喜ぶ熱気の中、桂先生のご尽力とご功績への感謝のお言葉、そして林先生へのお祝いのお言葉を清水先生より頂いて開式し、山科先生のお声かけで乾杯しました。
 桂先生より、広島におられるご家族と離れる形で関東に出て来られた経緯、関東で研究と人脈を発展させながら当会に注いで来られた熱い想い、眼科医として今後についてお言葉を頂きました。さらに桂先生からは「当会の設立初期よりご参加下さっている林先生のご栄転は、まさに“弟”が教授になったような喜び」とお祝いのお言葉を頂きました。
 研究者としての信念を貫いて来られた林先生に、山科先生・清水先生・諸先生方より「循環器内科臨床と縁の深い、伝統ある(東海大学・生理学)教室でのさらなるご発展を」と応援のお言葉を頂きました。松本万夫先生のお声かけで、先生方の門出を祝い樽酒で鏡開きをしました【写真1】。
 ご参加の先生方より、近況報告とともに「桂先生・林先生へ」一言ずつお言葉を頂きました。桂先生の学生時代の優秀さを物語るエピソードや医学展の創設期のお話、サッカー部マネージャー時代のお話など、思い出話に湧く先生方と楽しい時間を共有させて頂きました【写真2】。
 会の終盤、花束とともに、「華やか☆元気印&この春大学院に進学された高橋梨紗先生(H22卒)」より「関東での“お姉さん”である桂先生に♪」と掛け時計を贈呈頂きました(時計裏面には「寄贈・広仁会 関東甲信越支部会一同」と記載させて頂いています)【写真3】。林先生には支部会一同より、御名前入りの記念品を贈呈いたしました。
 2時間半の予定が、あっという間に3時間が過ぎており、桂先生・林先生・諸先生方のご発展を祈念して写真撮影【写真4】を行い、閉会しました。
 本会開催にあたり、ご出席の/ご出席が叶わなかった先生方からも桂先生への感謝と応援のメッセージを頂くなかで、幹事への応援も頂きましたことに改めて深謝申し上げます。

境 玲子(H9卒)

平成31年 新年会

KKSE 2019 新年会 報告

境 玲子(H9卒)

2018年秋の広島カープ・リーグ優勝に続き、日本シリーズ制覇祝賀会を予定していたものの、先送りとなってしまったこともあり、このたび新年会を企画させて頂きました。
山科前会長・清水現会長両先生ご参加の元で"勉強になる、楽しく有意義な会に"とのイメージどおり、2題のご講演(清水先生:S60卒、小早川先生:H10卒)の設定が叶い、ワクワクしながら年末にメーリングリストを通じてお誘い連絡しました。当初のご参加表明はゆっくりで不安もありましたが年始より徐々に増え、連日冬晴れが続く中、21名のご参加を得て、上昇気流で1月27日日曜当日を迎えました。
清水先生の開式のご挨拶に続き、山科先生より乾杯のお言葉を頂き、ご講演を拝聴しました。

◇◇◇ 小早川雅男先生 ◇◇◇
演題「医師主導治験によるBRTOの保険適応までの道のり」
http://ccs.ncgm.go.jp/news/2017/20170510134954.html

有益と考えられる治療法が実際に「認可」されるまでの様々な苦労と打開策、成功(保険適応)への道のりを明快にご教示いただきました。同じような状況でご尽力されている先生方からコメントやご質問を頂き、活発な討議となりました。

◇◇◇ 清水 渉先生 ◇◇◇
演題「遺伝性不整脈と私」
http://www.e-oishasan.net/site/shimizu/profile02.html

 清水先生ご自身の経験を時系列でご紹介頂きながら、現在の御研究の成果について、わかりやすく解説いただきました。臨床医としての初期に、心を揺さぶられる、人生を方向・決定づけられる体験や出会いが土台となられ、さらにその後の研究・探究の原動力となって世界レベルでのご活躍につながっていることを共有させて頂く貴重な時間となりました。

……両講演とも私にとっては自分の診療科以外の話題でとても貴重なチャンス、(写真撮影をすっかり忘れ)なるほど…とじーっと聴き入ってしまいました……

後半は各先生方から近況報告を頂きました。「仕事やプライベートでいろいろなことがあるものの、同窓会に来ると元気をもらえます」とのお言葉のように、今後も各分野の先生方が診療科を超えて交流され、勇気づけられ活性化しあう機会となればと思います。
ご多忙中、ご参加いただきました先生方、ありがとうございました。

・・・雲の晴れ間から
   冬の光が射し込んだ
   写真となりましたが
   掲載させて頂きます・・・

平成30年 支部総会

平成30年度 広仁会関東甲信越支部総会報告

当番幹事 境 玲子(H9卒 三木メンタルクリニック)

 サッカーワールドカップで湧きたつ最中の6月24日日曜、42名の先生方にお集まりいただき、東天紅・東京国際フォーラム店で支部総会が行われました。
 関東支部会長の山科章先生(S51年卒)による開式のご挨拶【写真1】ののち、広島大学名誉教授の入内島十郎先生を偲ぶお話を拝聴し、全員で黙祷を捧げました。また山科先生より、次期支部会長として清水渉先生(S60年卒,日本医科大学・循環器内科教授)をご推薦頂き、会場より盛大な拍手で承認され、清水先生よりご挨拶を頂きました【2】。桂真理先生(S60年卒)より、前年度の会計報告・行事報告、今後の支部会や医療講座の運営予定についてお話を頂きました【3】。
御来賓として広島からお越し頂いた広仁会会長・土肥博雄先生(S45年卒)より「卒年が若い先生方にもご参加頂き、交流を広めましょう」とお話を頂きました【4】。また、広島大学関東ネットワークの代表・千野信浩様(S60年総合科学部卒)より、医療講座に関わって下さる先生方への御礼とともに、気軽な会をたくさん行いながら交流のネットワークを発展させたい、と熱く語って頂きました【5】。その後、菊地博達先生(S43年卒)のご挨拶で乾杯しました。
特別講演では、福島県立医科大学・循環器内科講座教授の石田隆史先生(S62年卒)に「DNAの傷と心血管病」とのタイトルでお話を頂きました。医療現場での被ばくが及ぼすDNAレベルの影響について最新の情報をご講義頂き、大変勉強になりました。“2014年の減塩サミットin広島”の開催に際し事務局長として、カープ坊やが「塩分カットばせ!」とバットを振るイラスト(http://genen-summit.com/)をカープ球団とともに制作された経緯も伺い、先生の絵心とお人柄に会場がさらに和みました。また、福島県の自然の豊かさをご紹介頂きながら、広島・福島を通じてのご研究とご人脈の深化と広がりについて知ることが出来ました。循環器内科医かつ今回の幹事でもある山下淳先生(H12年卒)座長の元での質疑応答では、同じく循環器内科医の高橋梨紗先生(H22年卒)から質問頂いた「昨今話題の加熱式タバコが及ぼす影響」についてさらにご意見を頂き、知識を深めることが出来ました【6】。
その後、各先生方より仕事面での近況報告、プライベートの楽しく笑えるお話や、石田先生のご講演をふまえた話題提供を頂き、楽しく有意義な時間を過ごすことができました【7,8,9,10】。“久々の再会”が持つエネルギーに、会場が化学反応を起こしたような熱気となった中、“広島を離れて積み重ねた仕事と時間は相当濃い。しかし、若かりし6年間の濃さとは比較できない”とのお言葉に、皆さんが静かに頷かれていたことが印象的でした。あっという間に時間が過ぎ、名残惜しくも意気揚々と再会を誓い、松本万夫先生の中締めのご挨拶の後、集合写真を撮影し閉会しました【11】。
私自身の不手際も多々ございましたが、今回幹事の藤井先生・山下先生、前年度幹事の先生方のお力添えで盛会となりました。ご参加頂いた先生方、ありがとうございました。
~ご出席頂いた先生~
【来賓】土肥博雄広仁会長(S45)、千野信浩広島大学関東ネットワーク代表(S60総合科学部)
【会員】菊地 博達 (S43)、山科 章 (S51)、秋丸 大理 (S53)、松本 万夫 (S54)、馬場園 哲也 (S58)、岡本 浩二 (S58)、下 正宗 (S59)、前原 康宏 (S59)、桂 真理 (S60)、清水 渉 (S60)、荒田 尚子 (S61)、大崎 昭彦 (S61)、野村 岳志 (S61)、福田 宏嗣 (S61)、石田 隆史 (S62)、森藤 雅彦 (H3)、松田 基 (H4)、米谷 文雄 (H4)、徳永 仁 (H4)、林 丈晴 (H6)、清水 敬樹 (H7)、竹中 創 (H7)、時田 大輔 (H7)、瀬尾 珠美 (H8)、田原 信 (H8)、田川 公平 (H8)、藤井(門)智恵子 (H9)、境 倫宏 (H9)、境 玲子 (H9)、井坂 光宏 (H10)、小早川雅男 (H10)、山下 淳 (H12)、三嶋 弘一 (H12)、吉原(青野)愛 (H12)、播磨 綾子 (H20)、福永 寛 (H20)、高橋 梨紗 (H22)、峯(村上)有佳 (H22)、北川 隆太 (H24)、浦邉 朱鞠 (H27) (敬称略)

平成29年 広島東洋カープセリーグ2連覇祝勝会

昨年に続くカープのリーグ優勝を祝して、10月15日(日)、ひろしまブランドショップTAU のイタリアンレストラン、MERI Principessa (メリプリンチペッサ) にて12名が祝勝会を行いました。日本一に向けての作戦会議も行われました。

平成29年 支部総会

平成29年広仁会関東甲信越支部総会報告

当番幹事 竹中 創(戸田中央総合病院循環器内科 平成7年卒)

 6月25日広仁会関東甲信越支部総会が開催されました。
 広仁会会長土肥博雄先生、広島大学病院病院長平川勝洋先生に広島からいらしていただき、広仁会並びに霞キャンパスの現状などをお話していただきました。
 また広島大学関東ネットワークの代表千野信浩様にもご列席いただきました。関東ネットワークでは、カープの観戦などさまざまな企画を通じて、広島大学にゆかりのある関東の方々の交流を図っておられます。広仁会といたしましては、これまで4回の医療講座を行っております。今後も定期的に開催の予定となっております。
 特別講演は、東京女子医科大学 内科学第三講座の馬場園哲也教授に「こないだの健診で糖尿って言われたわ!どーしたらええ?」というタイトルでお話を頂きました。糖尿病の最新の話題についていろいろなお話を頂き、大変勉強になりました。その後参加された先生方の近況などをお話していただきました。
 広仁会関東甲信越支部では、昨年9月に広島東洋カープ優勝祝賀会を行いました。馬場園先生の講演のスライドの中にも、黒田のアプリの漫画をふんだんに使われておりましたが、会の話題は我らの広島東洋カープでした。生まれは黄色で、大学のある場所が赤だったから今はオレンジ、と言われていた先生も、昨年と今年のカープの活躍を見て、オレンジから心が赤に変わってきておられるようです。
 来年は、平成30年6月24日(日)12時から、場所は今年と同様、東天紅国際フォーラム店を予定しております。今回、初めて参加された先生方もおっしゃっておりましたが、この会は決して敷居は高くなく、またたくさんの交流が生まれる会だと思います。現在関東甲信越で働かれている先生方、また今後関東甲信越で働く予定のある先生方、是非気軽にご参加ください。お会いできることを楽しみにしております。

  平川勝洋広大病院長の挨拶
   馬場園教授の講演
  まずは学生時代の思い出から
      テーブルA
  テーブルB
    テーブルC
      テーブルD

平成29年 新年会

酉年の今年の新年会は、1月16日(月)19:30より四季と酒の蔵 稲田屋日本橋店で会員19名により行われました。まず初めに、山科章会長(東京医大循環器内科)のあいさつと乾杯の音頭がありました。次に、還暦を迎える昭和57年卒の荻野均先生(東京医科大学心臓血管外科)と松本晶子先生(くにたち・東クリニック)に、記念品授与が行われました。その後、恒例の近況報告。東京医大循環器内科に移籍し、日々成長中の平成22年卒高橋梨沙先生にはじまり、昨年結婚された平成7年卒の竹中創先生、4月から東京女子医大の教授にご栄転の昭和61年卒の野村岳志先生、と新年にふさわしい明るい話題で盛り上がりました。最高齢の昭和43年卒、菊地博達先生も国内、海外の学会で現在もご活躍とのことでした。また、昨年末より開始したフェニックス医療講座は、今後力を入れていこうということになりました。平成29年が明るい1年であることを祈りつつ、会を終えました。(写真は竹中創先生のお土産、「せとほのか」というにしき堂と広島大学が共同開発したというお菓子。)

平成28年 広島東洋カープ優勝祝賀会

25年ぶりの広島東洋カープの優勝を祝して9月25日(日)にBig-Pigカープ神田本店で家族や知人を交えた29名で祝賀会が行なわれました。マツダスタジアムで行われるヤクルト広島戦をテレビ観戦しながらのお好み焼きパーティーの予定でしたが、あいにく試合が雨で中止となったため、各自のカープの思い出、カープへの思いを語り合い、いつもの支部会とはまた違った楽しい会になりました。他球団ファンの会員も参加してともに盛り上がり、最後は「それ行けカープ」を全員で合唱し、会を終えました。

平成28年 支部総会

平成28年度広仁会関東甲信越支部総会報告

当番幹事 林 丈晴(東京医科歯科大学難治疾患研究所分子病態 平成6年卒)

 平成28年6月26日好天に恵まれ、東天紅国際フォーラム店で本年度の関東甲信越支部総会が行われました。御来賓として、広仁会長 土肥博雄先生(写真1)、広島大学医歯薬保健学研究院長 分子病理学教授 安井 弥先生(写真2)、広島大学同窓会関東支部副支部長 山戸日出雄様(写真3)に御列席頂きました。出席者は今年卒業された平成28年卒から昭和43年卒菊地博達先生の合計33名でした。
 広仁会関東甲信越支部長、東京医科大学循環器内科教授、山科章先生(昭和51年卒)から、開会に際して、本年は平成20年代卒の方がいつもより多く参加頂き喜ばしいこと、今後もより多くの方が参加されつながりを大切にして頂きたいとお話がありました。桂 真理先生(昭和60年卒)から会計、行事報告があり、今年は広島カープ優勝の際の祝勝会も検討されている、うれしい話題も頂きました。菊地博達先生(昭和43年卒)より乾杯の御発声を受け、会食となりました。
 ご来賓挨拶として広仁会長 土肥博雄先生より昨年から広仁会の旗のデザインが変更になったこと、関西支部会が新たに出来たこと、さらに広仁会のネットワークを広げていきたいとお話がありました(写真1)。続いて広島大学同窓会関東支部会副会長 山戸日出雄様からは、広島大学同窓会関東支部と広島大学体育会同窓会関東支部を統合し、広島大学関東ネットワークとしたこと、その運営について、会員登録は無料、年会費はなしで、年次会合の参加費のみで成り立たせる形を取っていること、また恒例のカープ応援ツアーでは今年も数百席を確保し、完売となった状況であること、今回の広仁会関東甲信越支部会は平成卒の参加者が全体の半分程度を占め、世代交代が行われ良い状況にあるとのお言葉を頂きました(写真3)。
 広島大学医歯薬保健学研究院長 安井 弥先生から、 特に広島大学の現状、様々な改革についてお話を頂きました(写真2, 写真4)。大学世界ランキング向上への取り組みとして、さらなる国際化のため留学生数を増加させる試み、教育カリキュラムの多様化として、MDコースの途中から基礎研究を始め博士号所得後臨床実習を行うMD-PhDコースの新設、また現在行われている医学科2年次の短期間の研究実習のレベルが向上し、新規の発見、論文も生まれている状況、教員の評価制度を詳細なものとし、より研究に集中できる環境を創出する試みなどの御報告がありました。そして、先生自身が部長をされているバレー部が西医体で優勝し先生が胴上げをされているシーンを動画で提示され、多忙な中でも学生活動に熱心に御参加されている一端を知る事ができました。
 新任教授として、横浜市立大学麻酔科教授 野村岳志先生から、御専門の超音波麻酔科医とTele-ICUという演題で御講演を頂きました(写真5)。米国では遠隔医療の進歩のなかで、Tele-ICU の拡張が進んでおり、多数の別施設のICU同士がつながり、そこで多施設共同研究が同時進行できるという驚くべき現状のお話がありました。また、周術期に超音波を活躍させることを推奨され、例として、心臓の状況のみならず、抜管困難症の診断(気管狭窄)や肺炎の診断まで行う試みをご紹介されていました。エコーもコンパクト化されている現状では、聴診器の代わりにエコーでより正確な様々な診断を早期に行うという点を強調されておりました。
 講演後の質問でも様々な先生からとくにエコーでの先生の診断技術の高さに驚かれている意見が多数出ました。講演後山科章支部長から記念品が贈呈されました(写真6)。引き続き、参加者の自己紹介、近況報告となりましたが、その前に当番幹事、司会(仁保敬子先生 (平成5年卒) と筆者)は恒例の着替えとして、好調カープの主軸、菊地と丸のユニフォームとなりました(写真7)。平成28年卒より自己紹介と抱負を話し、年長の教授や診療部長の先生方々から若い先生へ勧誘の言葉もありました。
 昭和大学江東豊洲病院循環器センター心臓血管外科教授 山口裕己先生(昭和62年卒)からは野村先生の講演にあったTele-ICUについて、既に予算を得て、現在大学病院同士のTele-ICUが進行中であるお話がありました。最年長の菊地博達先生からはご自身が今年翻訳執筆された本:麻酔の偉人たち、の御紹介に加え、ぜひ同窓生を利用して欲しいとのご意見を頂きました。また、山科章支部長より来年の総会は同じく6月第4週日曜日(平成29年6月25日)同じ場所で行う予定とする御報告がありました。
 中締めとして東松山医師会病院院長 松本万夫先生(昭和54年卒)の威勢の良い一本締めが行われました。全体写真撮影後、来年の再開を祈念し、なごやかに会は終了致しました。

  写真1
    写真2
      写真3
  写真4
    写真5
      写真6
  写真7

平成28年 新年会 野村岳志教授就任お祝いの会

 今年の新年会と野村岳志先生(S61卒)の横浜市立大学麻酔科教授就任お祝いの会が1月18日に行われました。前夜より朝にかけて関東地方は大雪でしたが、幸いすぐ雨になり、19人が集まりました。
 まず、会長の山科章先生(S51卒、東京医科大学内科学第二講座 主任教授)から、平成27年8月より教授に就任された野村岳志先生へのお祝いの言葉がありました。次に、野村岳志先生による樽酒の鏡開き(写真1、左から 山科章先生、野村岳志先生、松本万夫先生)、菊池博達先生による乾杯のあと、野村岳志先生の就任の挨拶がありました。野村先生は麻酔集中治療関係の画像診断と遠隔モニタリングというテーマでお仕事を進めておられます。この関係で最近広島大学病院にも行かれたそうで、新しい集中治療室がめざましく発展している様子などもお話し下さいました。
 恒例の近況報告では出席者各人からの現在の仕事の話や、趣味の話などいろいろな話題で盛り上がりました。益田市出身の野村先生に合わせ、稲田屋(新宿西口店)という山陰の酒と肴を楽しめる会場でした。会も後半となり、鯛の塩釜蒸しが登場。これを野村先生と恩師入内島十郎先生が一緒に木槌で割っていただきました(写真2)。あっという間に時間が過ぎましたが、一年のスタートにふさわしいにぎやかで楽しい会でした(写真3)。今年も皆様が活躍され、健康でよい一年となりますように。

平成27年 支部総会

桂 真理 (S60卒 東京大学アイソトープ総合センター)

 6月28日(日) 東天紅東京フォーラム店にて平成27年の広仁会関東甲信越支部総会を行いました。来賓として広仁会長の土肥博雄先生、広島大学医学部長、循環器内科教授の木原康樹先生、広島大学病院長、耳鼻咽喉科学教授の平川勝洋先生、広島大学同窓会関東支部長の長谷川直哉様に御出席いただきました。また、この日がお誕生日の生理学第二名誉教授、入内島十郎先生にもお越しいただきました。会員は昭和27年卒の湯浅里司先生から平成27年卒業の浦辺朱鞠先生までの合計34名でした。
 会では、広仁会関東甲信越支部長、東京医科大学循環器内科教授、山科章先生(昭和51年卒)の開会の挨拶の後(写真1)、土肥広仁会長から、6月13日に行われた広島大学医学部創立70周年、広島大学医学部医学科広仁会60周年記念事業の様子などが報告されました(写真2)。木原医学部長からは現在の医学教育の状況、創立70周年の状況などが詳細に紹介されました(写真3)。平川広島大学病院長からは小児がん拠点病院としてのファミリーハウス建設基金の呼びかけがありました(写真4)。広島大学同窓会関東支部長長谷川様より、最近の関東地区における活動、特に他学部間の連携やカープ応援企画等について紹介の後、全員で乾杯(写真5)。
 昨年昭和大学江東豊洲病院循環器センター心臓血管外科教授に就任した山口裕己先生(昭和62年卒)から紹介を兼ねた最新の心臓血管外科手術の状況を御講演いただきました。山口先生は、米国のMAYO Clinic、ニュージーランドのグリーンレーン病院などで数千例の心臓血管手術を執刀された後帰国、1990年からは現在の病院で勤務されています。山科会長からの記念品授与ののち、硬式庭球部で先輩の清水渉先生(昭和60年卒)と後輩の大井裕子先生(平成4年卒)もいっしょに記念撮影(玉拾いをさせられていた、させていた間柄)(写真6)。
 近い学年ごとに着席した円卓での歓談のち、幹事の大井裕子先生の司会進行で上級生より順に自己紹介を行いました。この日の最高学年の湯浅里司先生(昭和27年卒)は今年米寿を迎えられたそうです。「いい人生は短い!」とおっしゃっていました(写真7)。次の先輩は平郡惠子先生(昭和40年卒)、皮膚科をご開業中、最近転居されて大変お忙しい様子でした。菊池博達先生(昭和43年卒)は麻酔の歴史の本をご執筆中。講演もされているそうです。現役世代のいろいろな仕事の自慢話や苦労話、自身の健康管理の話や、単身赴任のメリット、デメリット、航空機で病人が出た時の経験談、等々楽しい話が盛りだくさんに続いた後、新卒でただ一人参加してくれた平成27年卒の浦辺朱鞠先生からは、将来は法医学者になりたいとその抱負を語っていただきました(写真8)。
 その若いエネルギーに全員パワーをもらったところで、全員で記念撮影をパチリ(写真9)。閉会となりました。皆様、お疲れ様でした。そして、平成4年卒の幹事の先生方(大井裕子先生、森正道先生、米谷文雄先生、田村研治先生)、どうもありがとうございました。

  写真1
    写真2
      写真3
  写真4
    写真5
      写真6
  写真7
    写真8
      写真9

平成27年 新年会 藤田尚男教授を偲ぶ会

下 正宗(昭和59年卒 東京勤労者医療会 東葛病院)

 2015年1月26日に神宮前の隠れ家のようなお店で新年会が開催されました。
 参加者は、9名とこじんまりした会になりましたが、話題提供は、この人数で聞くにはもったいないようなお話でした。
 メインは、慶應義塾大学医学部 法医学教室教授の藤田眞幸先生(昭和61年 阪大医学部卒 藤田尚男教授の御子息です)のお話でした。「真相の究明と紛争の解決」という演題で、2014年8月ご逝去された故藤田尚男教授の思い出を広島時代の写真をたくさん示していただきお話していただきました。また、法医学について、臨床医学との違い、とくに、「視点」の違いを、実例をあげてわかりやすく解説していただきました。

藤田尚男先生 1928 生
1953 京都府立医科大学 卒業
1965 広島大学医学部教授(解剖学第2)
1980 大阪大学医学部教授(解剖学第3)
1992 定年退官・大阪大学名誉教授
2014.8.27 上行結腸癌のため逝去

藤田眞幸先生 Masaki Q. Fujita 1961 生 (京都市)
1980 広島大学附属高校卒業
1986 大阪大学医学部 卒業
1991 大阪大学医学部 学内講師(病理病態学) 
1993〜1995 カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)博士研究員
1995 大阪大学医学部附属病院 講師(病理部)
1996 大阪大学医学部 講師(病理病態学)
1997 大阪市立大学医学部 講師(法医学)
2003 東海大学医学部 基盤診療学系助教授(法医学)
2005 慶應義塾大学医学部 教授(法医学)

もう一つの話題提供は、国際医療研究センター 国際医療協力局 運営企画部長の仲佐保先生 (昭和55年 広大医学部卒)の「エボラウイルス病の広がりと今後の展望」というお話でした。エボラウイルス感染症の現状、どうして西アフリカのあの地域に発生したのかを多くの歴史的な事実より解説いただきました。植民地時代のさまざまな「遺産」はその背景にあることが指摘されました。

 

仲佐 保先生
東京生まれ。1980年(昭和55年)に広島大学医学部を卒業後、国立病院医療センター、現在の国立国際医療センターで、研修医、レジデントを修了。
1981年の第八次カンボジア難民救援医療チームへの参加を皮切りに、ボリビア、パキスタン、ホンジュラスなどで、長期専門家、リーダーとして派遣。
現在、国際医療研究センター 国際医療協力局 運営企画部長。

その後は、さながら広島大学附属高校の同窓会のような雰囲気で近況を交流しながら会を進めました。
当日ご出席いただいたみなさん、おつかれさまでした。

平成26年 第8回広島大学同窓会関東支部総会

桂 真理

TKP品川カンファレンスセンターにて、全学部から約60名の出席者が集まり、2年に一度の支部総会が行われました。

第一部 総会

来賓の浅原学長のお話では、コアペーパーに関与している研究領域数国内大学ランキングで広島大学は第7位(ちなみに1位 東大、2位 京大、3位 阪大、4位 東北大、5位 名大、6位 東工大、7位 広大、8位 岡大、9位 筑波大、10位 神戸大)、研究大学指定期間22機関の中で、4億円を配分される上位4大学に次ぎ、3億円を配分される9大学の一つに広大は入っています。これらの成果を上げるためのいろいろな取り組みが紹介されました。広島大学が国際的にますます発展するために、今後も校友会の支援が必要と思われます。さらに、卒業生の活躍を支援するためのネットワークづくりも進めたいとのことでした。

第二部 講演会
日本発「かわいい」の新たな可能性を示す 総合科学部 入戸野 宏准教授

可愛い子猫の写真を見た後で事務的作業を行うと、可愛くない写真を見た後よりも作業効率が上がるなど、とても興味深い話題が満載されておりました。

第三部 懇親会

昭和17年卒、93歳の河村守泰さんの乾杯の御発声で始まりました。河村さんを筆頭に、高齢のOBの方々もみなとてもお元気で活気のある会でした。今回、平成卒の参加者は数名でしたが、ネットなどを通じて若い世代にも広げていきたいとのことです。
来年のカープ応援ツアーの日程発表もありました。
2015年6月20日 (土)@横浜 ベイスターズVSカープ
2015年9月 5日 (土)@神宮 ヤクルトVSカープ
詳細は後日、本ページならびにFacebookやメール等にてお知らせいたします。

平成26年 支部総会

森藤雅彦 (H3卒 辻仲病院 柏の葉 消化器科)

 平成26年6月22日、学会等でお馴染みの東京フォーラムガラスホール棟7階にある東天紅東京フォーラム店にて広仁会関東甲信越支部会の会合が行われました。当日は6月の大安でもありジューンブライドのため会場の手配に苦慮しましたが、今回は中華料理の円卓テーブルを囲む形式で開催させていただきました。梅雨で足元の悪い中の日曜日の昼、来賓に3名の先生方を迎えて36名の会員が支部会に参加しました。当番幹事は平成3年卒業の森藤雅彦、上田容子でしたが、前原康宏先生(昭和59年卒)、桂真理先生(昭和60年卒)、大井裕子先生(平成4年卒)の多大なるお手伝いをいただきました。
 正午より上田容子当番幹事の妖艶かつ絶妙な(?)司会で、恒例の関東甲信越支部会長・山科章先生(昭和51年卒、東京医科大学循環器内科主任教授)の挨拶で開会しました。ギリシャ・アテネで国際学会を開催されたときの成功や苦労話などをご紹介され、今後も会員の連携をすすめたいと挨拶されました。続いて桂真理先生から会計報告や活動報告、そして広島から駆けつけてくださった広仁会会長・新本稔先生(昭和40年卒)から、広仁会の現況やご自身の近況も含めて微笑ましいお話をいただきました。各地で広仁会支部の活動支援にご尽力中だそうで、最近東海支部も結成されたとのお話でした。さらに広島大学全体の同窓会関東支部、長谷川直哉支部会長(昭和42年 工学部卒)から、関東在住の広島大学卒業生全体の現状をお話ししていただきました。最近は学部を超えた活動の輪を考えておられ、神宮球場で広島ヤクルト戦観戦ツアーなども企画しているとの事でした。
 菊地博達先生(昭和43卒)の乾杯で喉を潤した後、工藤美樹産婦人科教授(昭和59年卒)から広島大学産婦人科学教室の近況報告と、産科医療の現況に関する講演をいただきました。日本の妊産婦死亡率は極めて低く、女性医師の増加する中で今求められる婦人科医師像、女性と子供の健康を守るために、かつてご自身が東京で学んだこと、さらに今広島で取り組んでいる事など多岐にわたるお話でした。東京での生活が長かったようで、『東京に出て広島大学の良さが初めてわかった』との言葉が印象的でした。
 料理が胃に入り始めてから、出席者各自の近況報告が開始されました。特に気の利いた余興も用意できなかったので、ワールドカップサッカーでの賑わいに同調して当番幹事の森藤、上田が侍ジャパンのブルーのユニフォームに身を包み、若手の先生方から諸先輩まで、インタビュー形式で近況を語っていただきました。中華料理屋というアットホームな雰囲気も良かったのか、仕事、趣味、家族など時には大爆笑(?)の楽しいお話をいただきました。
 今後も会員相互が広くつながり、仕事だけでなく個人的にも付き合いを深めていければと思っております。会の最後はほぼ全員が酔っぱらいと化し、万歳三唱で終了となりました。
 全出席者名(敬称略)は以下のとおりです。

(来賓)

新本 稔広仁会長、長谷川 直哉広島大学同窓会関東支部長、工藤美樹広島大学産婦人科学教授

 

(会員)

入内島 十郎(元教官)、菊地 博達(S43卒)、中西 敏雄(S49卒)、山科 章(S51卒)、松本 万夫(S54卒)、仲佐 保(S55卒)、西山 正彦(S55卒)、大竹 良治(S57卒)、小路 泰彦(S57卒)下 正宗(S59卒)、桂 真理、清水 渉、徳田 芳浩(S60卒)、荒田 尚子、野村 岳志、福田 宏嗣(S61卒)、中尾 達也、得平 道英、山口 裕己、村田 哲(S62卒)、黒田 治、持田 奈緒美(S63卒)、上田 容子、森藤 雅彦(H3卒)、大井 裕子、林 聡、徳永 仁、田村 研治、米谷 文雄、森 正道(H4卒)、林 丈晴(H6卒)、境 倫宏、境 玲子(H9卒)、中島 真(H18卒)、高橋 梨沙(H22卒)(敬称略)

平成26年 新年会

上田容子(H3卒 神楽坂ストレスクリニック)

何の因果か宿命か、広島大学を卒業後遠く関東甲信越に根を下ろした、あるいは下ろすかもしれないメンバーで構成される広仁会関東甲信越支部会です。
今年最初のイベントとして1月28日池袋ホテルメトロポリタンにおいて新年会が行われました。今回は新たに日本医科大学循環器内科学 主任教授になられた清水渉先生(S 60卒)と独協医科大学越谷病院心臓血管外科・呼吸器外科 教授になられた大畑俊裕先生(H元年卒)の2名の先生の教授就任お祝いの会並びに特別講演会を兼ねて行われました。
急患や手術が入るなど残念ながら直前で欠席となった数名の先生がおられましたが、名誉教授の入内島十郎先生を筆頭に総勢25名参加の賑やかな会となりました。
特別講演会では清水先生には「遺伝性不整脈のトピックス」という演題で、ブルガタ症候群や先天性QT延長症候群などでは多くの原因遺伝子が同定されていること、日本を中心とした基礎・臨床研究によってそれらの病態が明らかとなっていること、今後のiPS細胞への期待など非常に新しい知見に富んだご講演を頂きました。
大畑先生は「心臓大血管外科治療の最前線」との演題で、患者さん一人一人の克明な記憶と外科医としての熱い思いと共に、一瞬のミスも命取りとなるようなストレスの強い手術の動画をご披露頂き、精神科医である私などは動いている心臓に卒倒しそうになりつつ大畑先生の神業に感動を覚えた次第です。
様々な大学の様々な診療科における教授職、大学病院や総合病院の勤務医、地域に根差した開業医など各々の先生が置かれた場所で見事に咲いておられ、この会に出る度に身が引き締きしまる思いが致し、明日への活力を充電させて頂いております
故郷を離れると不思議なほどに故郷をいとおしく思い、また年を取るほど学生時代が懐かしくなるものです。関東甲信越におられながら、まだ参加されておられない先生はご遠慮なくお声掛け下さい。UMINメーリングリストやフェイスブックにおいても広仁会関東甲信越支部のグループを有しております。
今年度の総会は6月22日(日)12時より東天紅 東京国際フォーラム店にて広島大学産婦人科教授 工藤美樹先生をお迎えし取り行われる予定です。多くの先生のご参加をお待ちしております。

平成25年 支部総会

桂 真理(S60卒 東京大学アイソトープ総合センター)

 平成25年6月23日、八重洲富士屋ホテルにて広仁会関東甲信越支部会の会合が行われました。梅雨の合間の晴天の日曜日、来賓に4名の方々を迎え、42名の会員が支部会に参加しました(写真1)。
全広仁会員数6,002名(学生も含む)のうち、関東甲信越地区に在住あるいは勤務している会員は417名です。今回、そのうち1割の会員が参加したことになります。
 正午、豊原啓子(昭和61年卒)当番幹事の司会で開会し、まず、関東甲信越支部会長の山科章先生(昭和51年卒、東京医科大学循環器内科主任教授)からの挨拶がありました。この1年の出来事として、メーリングリストの活用を開始したことや、2名の新任教授が誕生したことなど、支部会にとって明るい話題がたくさんあったことが報告されました。次に、当番幹事の桂真理(昭和60年卒)がメーリングリストの会員が現在46名であること(支部会終了後は56名に増員)、今年1月にそれを利用した新年会を行ったことを報告し、前年度幹事より引き継いだ会計報告を行いました。
 広島から駆けつけてくださった広仁会会長、新本稔先生(昭和40年卒)(写真2)から、広仁会の近況として、各支部の状況や研究支援などの活動内容、昭和30年に発足した広仁会もやがて還暦を迎えるので、記念行事を計画中であることなどをご紹介いただいきました。富士山が大好きな新本先生は広島―東京往復の新幹線の指定席をいずれも山側に取られたそうで、世界遺産に登録されたこともあり、来年以降も引き続き関東甲信越支部会にご出席いただけるものと期待しております。
 広島大学医学部長の吉栖正生先生(心臓血管生理医学教授)(写真3)からは、広大医学部の現状の紹介がありました。懐かしい光景と目新しい光景が入り混じるスライドで、新病院の紹介を頂きました。さらに、最近の医学教育、特に医学科2年生の4か月にわたる基礎研究期間中に、海外留学、国内留学も含めて多種多様な試みが行われ、大きな成果が得られていることが紹介されました。いずれ、広仁会からもノーベル賞が出ることに期待したいと思います。
 広島大学同窓会関東支部長、広島大学校友会副会長の長谷川直哉先生(昭和42年、工学部卒)(写真4)からは、広島大学同窓会や田町にある東京オフィスの状況について、また、各学部同窓会間の横のつながりを一層強化していきたいというお話を頂きました。このあと、本年5月より獨協医科大学越谷病院、心臓血管外科の主任教授に就任した大畑俊裕先生(平成1年卒)が新任の挨拶をされ、山科章支部会長から記念品が贈呈されました。もう一人の新任教授、日本医科大学循環器内科の清水渉先生 (昭和60年卒) は海外出張のため欠席でした。
 菊地博達先生(昭和43年卒)音頭の乾杯ののち、松原昭郎腎泌尿器科教授(昭和60年卒)(写真5)から「広島大学泌尿器科学教室の近況報告」と題した講演がありました。ダビンチ手術の導入から現在までの御苦労や手術成績の向上、新病院に2台目のロボットが導入される予定であることなどが紹介されました。ダビンチが行う様々な細かな作業のビデオに、会場からは歓声が沸きました。
 次に、42名の出席者と来賓4名の全員が近況報告を行いました。今年は近年最高の出席者数であったため、一人あたりの持ち時間が少なく、昨年のようにたくさん話していただくことが出来なかったのが少し心残りですが、それでも、最高学年の昭和40年卒の平郡恵子先生、新本稔先生まで、来賓の方々も含めみなさんそれぞれに仕事、健康、家族、趣味等の話題をときに自慢たっぷりに、ときにユーモアを加え、楽しく、お話いただきました。大部分の出席者にとって恩師である生理学第二名誉教授の入内島十郎先生は、今年の新年会からご出席いただき、新年会のあとで出席者に「生理学 –人体のメカニズム-」(医学出版社)をいただきました。山科支部長をはじめ、会員には循環器の専門家が多く、教科書を頂いたお礼や当時難解と思われた生理学の講義がいかに重要だったかを語る感謝の声が多数出ました。入内島先生には今後もずっとご出席いただき、私たちを導いていただきたいと存じます。会場には二世会員も多く、○○先生の息子さん、××先生の娘さんや△△先生のお母さん等という声も数多く聞かれ、遠く母校を離れながらも世代を超えて学生時代を懐かしむ、関東甲信越ならではの交流を行うことが出来ました。今後も会員相互が縦にも横にも広くつながりを持ち、ますます発展していきたいと思います。

全出席者名(敬称略)は以下のとおりです。

(来賓)

新本 稔広仁会長、吉栖 正生広島大学医学部長、長谷川 直哉広島大学同窓会関東支部長、松原 昭郎広島大学腎泌尿器科教授

 

(会員)

入内島 十郎(元教官)、平郡 惠子(S40卒)、菊地 博達(S42卒)、大原 潔(S48卒)、山科 章(S51卒)、羽田 正人(S52卒)、秋丸 大理、貝塚 英樹(S53卒)、松本 万夫、村上 静幹(S54卒)、仲佐 保、河内 正治(S55卒)、松﨑 圭祐(S56卒)、荻野 均、佐伯 俊昭(S57卒)、下 正宗、前原 康宏(S59卒)、徳田 義浩、桂 真理(S60卒)、大崎 昭彦、豊原 啓子、荒田 尚子(S61卒)、中尾 達也(S62卒)、黒田 治、吉原 正彦(S63卒)、大畑 俊裕、渡部 玲子(H1卒)、森藤 雅彦、上田 容子(H3卒)、大井 裕子、林 聡、米谷 文雄(H4卒)、竹中 創(H7卒)、野澤 真由(H10卒)、井原 規公(H11卒)、三嶋 弘一、山下 淳、吉原 愛(H12卒)、澤本 尚哉、田中 久美子(H21卒)、村上有佳(H22卒)、友成 悠邦、吉津 照見(H25卒)

ページトップ