コース案内

主任挨拶

 臨床呼吸機能基礎コース

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小川 浩正(東北大学病院睡眠医療センター、
      東北大学大学院医学系研究科産業医学分野)

 基礎コースの主任を務めさせていただきます東北大学の小川です。4年ぶりに全ての実習を実施して対面方式で開催できることとなりました。基礎コースでは、呼吸機能を深く識ることを目的としております。呼吸機能は、呼吸器診療上、症状・病態を理解するためには、必要不可欠なものでありますので、かならずや講習会で学んだことが役立つものと思います。皆様のご参加を心待ちにしております。

笠原 靖紀(千葉大学大学院医学研究院総合医科学講座、
      東千葉メディカルセンター呼吸器内科)

 基礎コースは、呼吸機能を基として広く呼吸器病学を学んでもらうことを目的にしています。基本的な理論や検査法、最新のトピックスなどの講義や、各種の呼吸機能検査を実際におこなって体験するコースです。呼吸機能検査のみでなく、呼吸器の構造と機能を理解して、病態に対応した解釈ができるように、具体的な症例による呼吸機能を中心とした検討をおこなうベッドサイドフィジオロジーもあります。様々な呼吸器疾患の病態の理解が深まり、臨床に役立つことを実感していただけると思います。ぜひご一緒に、楽しみながら勉強しましょう。

 臨床呼吸機能応用コース(CRP呼吸機能コース)

 


小倉 高志 (神奈川県立循環器呼吸器病センター)

 本コースでは各種呼吸器疾患の概念・病態・診断・治療にわたって実際の臨床現場に即した呼吸機能、画像、病理から総合的に講義をしていただきます。疾患の診断、治療においては問診、身体所見、臨床検査、画像診断を正確に解釈する事が大事ですが、呼吸器疾患においては特に呼吸機能検査が病態の理解を深める意味でも重要です。また、呼吸器疾患の診断や治療では時間軸の考慮が必要になりますが、治療のタイミングや治療効果を評価する意味でも繰り返しの施行が可能な呼吸機能検査を正しく理解する事は、皆さんの武器になります。症例を通じて、多彩な疾患の臨床、形態と機能がコラボレーションし実地臨床に直結する知識を得ることができるよう講師陣一同が努力したいと思っております。

 呼吸管理実践コース

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富井 啓介 (神戸市立医療センター中央市民病院呼吸器内科)

 呼吸管理実践コースは急性期から慢性期までの幅広い呼吸管理について、受講者が呼吸生理学に基づいた病態理解の上で治療法の選択ができ、実際の機器を用いて現場で実践できるようになることを目標としています。各医療機関における呼吸療法のチームリーダー育成のために、この講習会の中で特に医師のみを対象としたコースとして学会が設定しました。呼吸管理のプロ中のプロである講師陣が、直接実習を通して指導しますので、他では得難い貴重な体験ができると思います。皆様のご参加をお待ちしております。

Copyright © 第63回臨床呼吸機能講習会