日医会長の不都合な真実:First, Do No Harm
I will prescribe regimens for the good of my patients according to my ability and my judgment and never do harm to anyone. (Hippocratic Oath)*
安倍首相が推しまくるアビガン「不都合な真実」は、そっくりそのまま日本医師会 横倉義武会長にも当てはまる。ただし、二人の間には大きな違いがある。横倉会長が医師資格を持っているという点である。医師資格を持っているからには、医薬品の添付文書を読めるはずである。そしてその添付文書の内容に疑問があれば、審査報告書を読むはずである。
横倉会長が、その承認を「早く政治で決めていただく」と、「不都合な真実」を共有する安倍首相に懇願するほどのアビガン贔屓であることは、今や知らぬ者はない。だとすれば、横倉会長はアビガンの添付文書を熟読しているはずだった。どんなに優秀な医師であっても、たとえそれが世界医師会会長経験者であっても、添付文書を読んだだけではその医薬品の問題点を全て明らかにすることはできないから、アビガンの審査報告書も熟読しているはずだった。
横倉会長がアビガンの審査報告書はもちろんのこと,添付文書さえも読めないことは,彼の行動,言動を見れば明らかだ.アビガンの添付文書さえ読めれば,百害錠剤アビガン専任MRとして適応外処方の推進を通して政治家に承認をお願いするような恥ずかしい真似は絶対にできないからだ.
特定の製薬会社の一品目だけ担当するMR.しかもそれが百害錠剤ときてる.今までどの日本医師会長もどの世界医師会会長も為し得なかった偉異業に対し,泉下の武見太郎先生はどんな感慨をお持ちだろうか.
参考記事
医の倫理の基礎知識 2018年版【医師の基本的責務】A-6.ヒポクラテスと医の倫理(日本医師会のサイト)
極東国際薬害裁判:アビガンは国際薬害スキャンダルになる
* EARLの医学ノート 「First, Do No Harm」をヒポクラテスの誓いとして使うべきではない
承認されたってへいちゃらさ.だってアビガンを勧めるような破廉恥なお医者様はお断りすればいいんだから
自分の命は自分で守ろう!!
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