SARS-Cov-2VIP待遇の悲劇
-謂われなき差別の犠牲になったのは-
20年10月は更に状況が悪化:増加の8割は女性。女性の比率も史上最悪
我が国では年間数千人がインフルエンザで死亡する。一方、自殺者は2万人以上に上る。この二つの死因の間には何の関係もないと思われるが、関係があると信じる方は、どうか左記の表を検討されたい。これではデータが足りないと信じる方は、ご自分で表の元データ(令和元年中における自殺の状況、および社会実情データ図録 インフルエンザによる死亡数の推移)で改めて検討なさるがいい。そしてもし、関係があるとの結果が得られたら、私までご連絡いただきたい。
私が知る限りだが、我が国では季節性インフルエンザに罹ったからといって解雇されることも、出社に及ばずと申し渡されることも、村八分にされることも、名前を公開しろと圧力がかかることも、一人寂しく家を出て家族と一緒に食事ができなくなることもない。「あの家では父親が季節性インフルエンザに罹ったらしい」と噂が流れた途端、あの家の子供は登校禁止にしろとの取り決めがなされることもない。そして季節性インフルエンザの時はもちろんのこと、2009年の新型インフルエンザパンデミックの時でさえ、Jリーグ、プロ野球、大相撲、全てたくさんの観客で賑わっていた。飲食店も深夜まで繁盛していた。
私が知る限りだが、現在の我が国では、ハンセン病にかかったからといって解雇されることも、出社に及ばずと申し渡されることも、村八分にされることも、名前を公開しろと圧力がかかることも、一人寂しく家を出て家族と一緒に食事
ができなくなることもない。「あの家では父親がハンセン病に罹ったらしい」との噂が流れた途端、あの家の子供は登校禁止
にしろとの取り決めがなされることもない。
これも私が知る限りだが、現在の我が国では、我が国ではHIV/AIDSに罹ったからといって解雇されることも、出社に及ばずと申し渡されることも、村八分にされることも、名前を公開しろと圧力がかか
ることも、一人寂しく家を出て家族と一緒に食事ができなくなることもない。「あの家では父親がHIVに罹ったらしい」との噂が流れた途端、あの家の子供は登校禁止
にしろとの取り決めがなされることもない。
しかし、1986年にはフィリピン人女性がHIVに感染していることがメディアで報じられ、彼女の住まいのあった都市名のナンバーをつけた車が市民から避けられたり、公衆浴場での外国人の入浴が全国的に拒否されたりした。翌年には神戸市の日本人女性でのHIV感染が報道され、実名を流されたり、近い関係にあった人が探し当てられたりした。血友病患者に対しても差別が生まれ、HIV感染の有無にかかわらず、病院が血友病患者の受診拒否をしたり、「感染が広がるので学校には来ないでほしい」といわれたりもした。(日本におけるHIV/AIDSの歴史「薬害HIV感染」エイズパニックと差別)
我が国では、2020年2月13日に初めての例が報告されてから9ヶ月経った11月15日現在、COVID-19による死亡者1882名である。一方、季節性インフルエンザでは11月半ばから翌年3月半ばまでの、たかだか4ヶ月で3000人以上が死亡する。つまり、SARS-Cov-2が恐怖の殺人ウイルスというわけでは決してない。化けの皮が剥がれたSARS-Cov-2を「新型」とVIP待遇する必要はこれっぽっちもない。42万人が死ぬなんて、金輪際あり得ない。せいぜい季節性インフルエンザと同程度の死亡数で収まるだろう。そんな、インフルエンザと同等あるいはそれよりも大人しいぐらいのSARS-Cov-2には「季節性コロナウイルス」の名前が相応しい。
おそらく史上初の女性に偏った自殺者急増の原因は、COVID-19以外に考えられない。しかしSARS-Cov-2の毒性は季節性インフルエンザに及ばない。SARS-Cov-2は無罪である。女性に偏った自殺者急増の責めを負うのはウイルスではない。人間である。
→自殺者急増の原因:報道という名の炎上商法
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→新型コロナ裁判-「スペイン風邪の再来」:でっち上げの原点-
→コロナのデマに飽きた人へ
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