気分はいつも閉店セール

つひに行く道とはかねて聞きしかど、昨日今日とはおもはざりしを

うーん、昨日はともかく、なぜ、今日を排除しちゃったんだろうなあ。だって、今日、今この瞬間で勝負しているんでしょうが。もっと、今という刹那に意地汚くなりましょう。

明日、いや、今日店じまいになるかもしれない。そう思いながら毎日過ごせば、業平を越えられる。超えたところに、「気分はいつも閉店セール」がある。

memento moriなんて、お上品に構える必要はない。日本人がラテン語で言語化しても、腑に落とすのが難しくなるだけだ。

「気分はいつも閉店セール」その点、こいつは,なんて素敵な日本語だろうか。

この閉店セールの面白いところは、

○実際に、いつ店じまいになるかわからない。

○だから、明日閉店になってもいいように、もったいぶって在庫を溜め込まない。=暗黙知の言語化を効率よく行い、言語化した成果を、販路=コミュニケーション+ネットワーク=これがほんとの「コネ」 を通して、言語化した成果を共有・移転し、どんどん利用してもらう。

○言語化した成果は決して売りっぱなしにはならない。双方向性のコネを利用して、顧客からは、どんどんフィードバックが来る。そのフィードバックを受けて、言語化が一層進んだ成果が、またまたコネを通して流通する。

○だから、閉店セールのその日まで、店の主人も、コネも成長し続ける。そして、店じまいになった後も、コネは成長し続ける。

参考

遺書を書く

お払い箱を夢見て

毎日少しずつ死んでいる

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