高分子キニノゲン欠損症 |
因子活性が著明に低下している症例でも、出血傾向を呈することはありません。高分子キニノゲンは内因系凝固反応の開始において重要な役割を果たしているため、その欠損低下ではAPTTが延長します。しかし全く出血傾向は呈しません。
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出血傾向は呈しませんので、手術などの観血的手技施行時も、治療介入の必要性はありません。凝固第XII因子欠損症やプレカリクレイン欠損症と同様に、検査値異常はありますが、治療介入する必要のない疾患です。
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