平素より東京ストーマリハビリテーション研究会の活動につきまして多大なご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
このたび、第54回東京ストーマリハビリテーション研究会当番世話人を拝命し、2023年9月16日(土)に学術集会を開催する運びとなりました。
今回は、新型コロナウイルス感染症の感染対策を徹底することにより、コロナ感染拡大以前の状態に戻し、「対面形式」による現地開催を予定しております。
本研究会のメインテーマを、「経験と挑戦 −エキスパートの伝えたいこと−」といたしました。癌治療の進化や高齢者社会を迎え、ストーマ・排泄領域の医療を取り巻く環境は大きく変化しています。侵襲の少ない手術や化学療法など様々な癌治療が生まれることにより、予後延長が得られるようになった一方で、それに伴う合併症対策が求められるようになって参りました。また患者の超高齢化や認知機能低下など、ストーマ保有者は多くの難局を乗り越えて行かなければなりません。様々なエキスパートの立場から、すべてのストーマ・排泄ケアを必要とする方々に対し、どのようなケアやサポートが求められるのか、新時代を迎えるに当たり、ストーマ・排泄ケアにかかわる医療者は、何ができ、何をすべきなのか、など理解を深め、共有していきたいと考えます。手術やケアを提供するわれわれ医療者、ストーマ・排泄ケアに必要なケア用品を取り扱う各メーカーや販売店など、ストーマ・排泄ケアにかかわるすべての人々が、それぞれの立場から相互に支え合う、サステナブルな連携を深める会となるよう願っております。
皆様には、多くの演題登録をいただき、会期中は活発な討論をお願い致します。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げています。
2023年5月吉日
第54回 東京ストーマリハビリテーション研究会
当番世話人 須並 英二
(杏林大学 消化器・一般外科)
|