目次
特集 第49回大会(2023年度)東京都立大学荒川キャンパス
大会長講演
現象学的研究におけるフィールドワークの醍醐味・・・・・・・・・西村 ユミ……1
大会記念シンポジウム 「実践の場をひらく――研究の可能性の再発見」
ヘルス・エスノグラフィの資料収集
――コロナ禍の「調査の空白」の意味――・・・・・・・・・道信 良子……8
複合災害後もなお続く生活から学ぶ
――福島県相馬・南相馬地区で被災後に糖尿病を発症/悪化した人の経験を通じて――・・・・・・・・・細野 知子……13
研究のハイブリッド性をいかにめざすか
――多職種協働におけるフライトナースのプレホスピタルケア実践のエスノメソドロジー分析を例に――・・・・・・・・・池谷 のぞみ……20
原著
経験を積んだ訪問看護師が訪問介護員とのチームケアを実感していくプロセス
――「タイムリーなエピソード交換」により高まるチームケアの実感とやりがい――・・・・・・・・・濱谷 雅子……28
異世代ホームシェアは在宅認知症ケアに何をもたらすのか
――当事者たちの関係性の変容に着目して――・・・・・・・・・川ア 一平 原田 瞬 永井 邦明 森本 誠司 新井 康友 佐川 佳南枝……39
研究ノート
希少未診断患者と家族をめぐる社会構造
――IRUDプロジェクトの動向と当事者たちの語りより――・・・・・・・・・上野 彩……50
家族がアルコール依存症者に影響を与えるプロセス
――AAメンバーの語りにもとづいて――・・・・・・・・・馬 シイク……60
書評
吉武由彩 著『匿名他者への贈与と想像力の社会学――献血をボランタリー行為として読み解く』
(ミネルヴァ書房、2023年)・・・・・・・・・本郷 正武……71
本郷正武・佐藤哲彦 編著『薬害とは何か――新しい薬害の社会学』
(ミネルヴァ書房、2023年)・・・・・・・・・伊藤 美樹子……73
酒井美和 著『国立結核療養所――その誕生から一九七〇年代まで』
(生活書院、2023年)・・・・・・・・・佐藤 沙織……75
鈴木智之・宮下阿子・中谷美紀 著『不確かさの軌跡――先天性心疾患とともに生きる人々の生活史と社会生活』
(ゆみる出版、2022年)・・・・・・・・・佐藤(佐久間) りか……77
中村英代 著『依存症と回復、そして資本主義――暴走する社会で〈希望のステップ〉を踏み続ける』
(光文社、2022年)・・・・・・・・・菊池 美名子……79
編集後記