美味しいとは思うものの、B級グルメの私には値段がぴったりこないゲストハウスで、下写真の朝食をなぜか取った。どういう事情があったか忘れたが、まだ各種学生食堂の朝定食の存在を知らなかったし、たぶん昨晩は酒肴なしで韓国焼酎を部屋で飲んでいたのかも知れない。
ここの朝メニューの韓国食は3種だけで、もう何度も食べた最初にあるKorean Breakfastではなく、2番目に書いてある料理を注文してみた。ご覧のようにカクテキ・キムチと春菊の和え物がまず出てきて、しばらく待ってから中央の主菜スープが来た。
スープ定食だったのかとがっかりしたが、食べ飲んでみると違った。高菜のような野菜やネギが沢山入っている中に、でかい骨付き牛肉もあり、スープは牛肉のダシが効いていて、すごく美味い。けっきょく朝から、ご飯をお代わりしてしまった。ネットで調べてみたところ、これはカルビタンという料理で、二日酔いにもいいとのこと。そういえば、そんな効果もあったような気がする。
なお台湾では個食の典型といえる弁当(便當)が普及しているが、ソウルでまだ見たことがない(そのためか、海苔巻きが日本以上に食べられている)。○○タンや○○チゲのように韓国食にはスープや鍋料理が多く、弁当化できないためだろうか?気質あるいは気候のせいか、あるいは日本統治の影響があるのか等々、疑問はつきない。もう少し愚考を続けることにしよう。