この度、第 23 回日本ワクチン学会学術集会を2019年11 月 30 日(土)、12月1 日(日)の 2 日間、都市センターホテル(東京都千代田区)で開催させて頂くことになりました。
今回は、学会メインテーマを「サーベイランスから対策へ-有効性と安全性の両輪で考える、ワクチン元年-」とさせて頂きました。平成から新たな元号となってすぐの学術集会開催となります。新たな元号で迎える元年を「ワクチン元年」と題しました。
学術集会のテーマにした「サーベイランス」とは、発生動向を監視するだけではなく、結果を評価し、そこから対策を考え、実践した対策に対してさらなる評価・対策に繋げていくものであり、ワクチンに関連したサーベイランスは、常に「有効性と安全性の両輪」で考える必要があると考えています。
基礎研究、製造・開発、臨床研究、サーベイランス、疫学研究、行政施策の観点から、この両輪が連動するように研究・検討を進めていくことで、更なる発展があると期待しています。
学術集会では一般演題発表のほかに、特別講演、韓国ワクチン学会招待講演、高橋賞・高橋奨励賞受賞記念講演、学術集会若手奨励賞受賞講演、シンポジウム、モーニングセミナー、教育セミナー、情報交換会を予定しております。
「ワクチン」というキーワードの元に、基礎、臨床、疫学、製造開発、行政の関係者が一堂に集まり、ワクチン・予防接種の明るい未来が感じられるような学術集会にしたいと考えております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
第 23 回学術集会会長
国立感染症研究所 感染症疫学センター
多屋 馨子