ご挨拶
第10回日本泌尿器病理研究会学術集会を東京で開催させていただくにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
本学術集会は本来であれば昨年度に開催される予定でしたが、コロナ禍のため延期を余儀なくされました。泌尿器科医と病理医がface-to-faceで忌憚のない意見を交換するという本研究会の醍醐味がWEB開催では十分に発揮されない、と判断したためです。新型コロナ感染症の病態と蔓延防止に関する理解が深まり,ワクチン接種も着々と進んでいる状況を踏まえて,記念すべき第10回の節目にあたる学術集会を2022年2月5日(土)に東京の日比谷三井カンファレンスにおいて対面形式で開催させていただくこととなりました。
テーマは『Pathology in New Era ~ Genome meets phenome ~(新時代の病理学 〜形態とゲノムの融合〜)』としました。令和という新しい時代の幕開けと同期して、従来の形態観察にゲノム医学が融合することによって病理学が新たな発展を迎える時代が到来していると考えるためです。
一般演題として、「泌尿器病理に関連のある症例や研究」と「テーマに関連する症例や研究」中心に募集いたします。また、スポンサードプログラムとして本研究会のテーマにふさわしい教育講演、特別講演を企画しています。
ご参加いただく先生が思う存分発表し、議論できるよう、広い会場で感染対策を十分行った上で開催するべく鋭意開催の準備を行なっております。奮って演題のご登録をいただきますようお願い申し上げます。多くの皆様のご参集を賜り現地にてお会いし、学術集会での議論を熱く盛り上げていただきますことを、心から楽しみにしております。
第10回日本泌尿器病理研究会学術集会会長
熊本大学大学院生命科学研究部 泌尿器科学講座
神波 大己
熊本大学病院 病理部・病理診断科
三上 芳喜