※11月1日現在の日程表になります。
プログラム・日程表ともに今後随時更新を予定しておりますのでご確認ください。
3日間のプログラムの中から、第65回大会注目のセッションをお知らせいたします。
9:10-10:10 会長講演
「Dr.窪田に挑戦!」 -Advance-
演 者:
窪田 満先生
会 場:
第1会場
講演内容:
本学術集会は65回目を迎えましたが、毎年夏に開催されている日本先天代謝異常学会セミナーも今年で20回目を迎えました。私自身、実行委員長を3年間やらせていただき、セミナーで育てていただいたという思いが強いのですが、昨年から「Dr.窪田に挑戦!」という恥ずかしいタイトルの企画を担当しています。今回の会長講演は、「Dr.窪田に挑戦!advance」という形で、セミナーでのセットをそのままお借りして、参加者の皆様と楽しい時間を過ごしたいと考えています。症例は62歳男性、傷病名は痛風発作です。もちろん、個人情報に配慮して症例が特定されないように加工しますが、この症例がH大学を卒業後、人生の岐路において、何を考え、何を選択してきたのか、そして今、何を考え、何を目指しているのかを、参加者の皆様と一緒に紐解いていきたいと考えています。その中で、この症例が「100万人に一人はゼロじゃない」という数学的には当たり前のことを叫んでいる意味、様々な立場に身を置きながらも、目の前の一人の患者さんに向き合い続けようとしている意味を共有できればと思います。
15:30-16:30 教育講演1 ★単位講演
「フィジシャン・サイエンティストが行う遺伝子治療」
演 者:
村松 一洋先生
会 場:
第1会場
講演内容:
遺伝子治療の基本的な内容から研究開発について解説し、フィジシャン・サイエンティストが行う臨床研究の意義と、若手へのメッセージをいただきます。
9:20-10:20 特別講演1
演 者:
Prof. Debra Regier
会 場:
第1会場
講演内容:
10:30-12:00 特別シンポジウム1 ★単位講演
「先天代謝異常症(特にPKU)の栄養療法と指導を考える〜New York〜東京〜大阪〜 」
演 者:
石毛 美夏先生 Ms. Ilona Ginevic先生 藤本 浩毅先生 岡村 尚子先生 小川 えりか先生 総合討論
会 場:
第1会場
講演内容:
東京・大阪、そしてNYで活躍する先生方からそれぞれの視点でテーマに関してご講演いただきます。
PKUを例に挙げ、NBSにてPKUと診断された際に、栄養士がどのように関わるのか、多職種によるチーム医療の実際はどうなっているのか。
また、ご家族と本人への教育方法もそれぞれの視点からの講演。
乳児〜小児期〜思春期 (〜成人)といったライフステージに合わせて、どのように指導するのか、その支援の実際(学校などへの対応を含む)をご発表いただきます。
日米、そして東西での指導の仕方や生活習慣からの違いによる影響などあらゆる視点から先天代謝異常症を深堀していくシンポジウム!
9:20-10:20 教育講演2 ★単位講演
「小児在宅医療と在宅酵素補充療法」
演 者:
前田 浩利先生
会 場:
第1会場
講演内容:
先天代謝異常症は医療の進歩により救命率が飛躍的に向上しましたが、一方で医療的ケア児や重症児が増えました。患児らを支える小児在宅医療について解説していただきます。
14:20-15:50 シンポジウム3 若手企画
若手シンポジウム「ゲノムから広がるIEMの診断と研究の未来」
① 緒言「IEM診療とゲノム情報」
演 者:
東京慈恵会医科大学 小児科
角皆 季樹
②「次世代が拓く:ゲノム解析から診断・研究・創薬への挑戦」
演 者 1:
藤田医科大学医学部 小児科学 須藤 湧太・中島 葉子
演 者 2:
東北大学大学院医学系研究科
小児病態学分野 戸恒 恵理子・
菊池 敦生
演 者 3:
兵庫医科大学 小児科学
松井 美樹・李 知子
演 者 4:
東京慈恵会医科大学 小児科 今川 英里
③「知識を共有★地域対抗クイズバトル」
概要:
先天代謝異常症(IEM: Inborn errors of metabolism)の鑑別診断や適切な治療法選択に必要不可欠な遺伝子解析について、基礎情報から最新の関連研究まで、若手の視点から感じ取った様々なテーマをご講演していただきます。
また新たな試みとして、若手の先生を含めた誰でも参加可能なクイズ形式のシンポジウムを企画しています。エキスパートの先生方が考え抜いた、選りすぐりの問題に挑戦したい先生のご参加をお待ちしております!
© 第65回日本先天代謝異常学会学術集会・
第20回アジア先天代謝異常症シンポジウム