第8回日本リンパ浮腫学会総会

日程表・プログラム

プログラム1日目

3月15日(土)

開会宣言
挨拶
小川 佳成(大阪市立総合医療センター)
患者参画企画
座長
作田 裕美(大阪公立大学大学院 看護学研究科)
発表・パネリスト
東  厚子(リンパ浮腫患者グループ「あすなろ会」 副会長)
パネリスト
岩瀬  哲(埼玉医科大学病院 緩和医療科)
高島 千敬(広島都市学園大学 健康科学部 リハビリテーション学科)

“医療は患者のためにあり、学会活動も患者のためにあるべき”とする前会長の想いを引き継ぐセッションです。患者代表の方に発表いただき、患者代表の方と前会長、次期会長が参加した対話形式によりわれわれが進むべき方向性を検討します。ディスカッションというよりはダイアログです。

主題2
「評価法」
座長
三宅 一正(社会医療法人 光生病院 リンパ浮腫治療センター)
基調演題
リンパ浮腫診療における評価法の重要性
三宅 一正(社会医療法人光生病院 先端リンパ浮腫治療センター)
主2-1
下肢リンパ浮腫における円錐台法による体積測定の精度検討
横山由里奈(浜松医科大学 リンパ浮腫センター/浜松医科大学 リハビリテーション部)
主2-2
生体電気インピーダンス法を用いたリンパ浮腫の治療効果、重症度、発症の評価
安永 能周(静岡県立静岡がんセンター 再建・形成外科)
主2-3
婦人科がんのリンパ浮腫用弾性着衣装着時の身体症状と日常生活への影響
木村恵美子(札幌医科大学保健医療学部看護学科)
主2-4
リンパ浮腫症例の軟部組織における筋硬度計を用いた評価に対する一考察
神谷 万波(社会福祉法人聖隷浜松病院 リンパ浮腫ケア外来/ 社会福祉法人聖隷浜松病院 形成外科 リンパ浮腫外来)

まずは学会誌(学会HPにて公開中)vol.5, p1-5を参照下さい。評価法の標準化への第一歩を念頭にしたセッションです。基調演題ののち、リンパ浮腫に関する評価法についての取り組みを発表いただきます。

会員集会(会員限定)
司会
小川 佳成(大阪市立総合医療センター)
報告
北村 薫(日本リンパ浮腫学会 理事長)

会員に対する学会運営に関する報告を行います。

理事長所信演説
「次代への展望」
所信演説
北村  薫(日本リンパ浮腫学会 理事長)

理事長による将来へ向けての所信表明です。

主題1
「人を活かす(関西リンパ浮腫治療研究会コラボ企画)」
座長
小口 秀紀(トヨタ記念病院 産婦人科)
橋本 幸彦(ツジ病院 乳腺外科)
主1-1
リンパ浮腫診療における多職種連携の重要性と実践
佐野 真規(浜松医科大学 リンパ浮腫センター/ 浜松医科大学 血管外科)
主1-2
当院の化学療法センターの活動報告~院内リンパ浮腫外来との連携~
片岡 葉純(トヨタ記念病院 看護室)
主1-3
リンパ浮腫専門クリニックで行う通院集中排液治療
津田絵里香(大阪あべのリンパ浮腫クリニック)
主1-4
関西リンパ浮腫治療研究会の活動報告
打谷 円香(はりきゅうマッサージまどか治療院)
主1-特
特別発言
高垣 有作(国保すさみ病院)

現場で頑張る人たちが孤立しない、一人で抱えきれずに倒れてしまうことのない診療体制をどう作っていけば良いのかを検討します。より良い体制づくりのため、現場からだけではなく、経営側からの視点でも意見をいただきたいと思います。

口演
座長
武谷 千晶(日本大学医学部附属板橋病院 産婦人科)
O-1
リンパ管静脈吻合術を希望された患者背景および施設連携の現状と課題
新井 明子(トヨタ記念病院 看護室)
O-2
電気インピーダンス・トモグラフィ(EIT)による電気的性状とリンパ機能の関連の検討
小川 良磨(千葉大学 大学院工学研究院)
O-3
弾性着衣装着時の困難さに関する調査研究‐ 乳がん患者について‐
金谷 匡紘(北海道文教大学医療保健科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻/ 札幌医科大学訪問研究員)
O-4
高齢期にある癌治療後リンパ浮腫患者の留意事項に関する検討~1病院の分析から~
山本 珠緒(滋賀医科大学医学部附属病院)
O-5
腎移植患者の下肢リンパ浮腫について
谷口 貴子(大阪あべのリンパ浮腫クリニック)

知っておきたい事例や取り組みについての発表を厳選しました。

特別講演 -実行委員企画-
司会
小川 佳成(大阪市立総合医療センター)
松尾 葉子(大阪市立総合医療センター リンパ浮腫外来)
特-1
リンパ浮腫治療のケアの意味~臨床応用医療人類学の見地から~
吉村 慶子(大阪府済生会中津病院 乳腺外科・がん診療支援センター)
特-2
リンパ浮腫患者への就労復帰支援とそれに待ち受ける治療
濵田 裕一(へつぎ病院 リンパ管外科・再建外科・形成外)
特-3
リンパ浮腫を抱える患者さんとともに歩むー患者さんの暮らしを支えるー
佐藤佳代子(さとうリンパ浮腫研究所)

実行委員が是非聞きたい是非聞いて欲しいと推薦する、推しの3名の講師をお迎えします。

ポスター1
座長
島崎 寛将(大阪府済生会富田林病院 リハビリテーション科)
P1-1
静脈逆流を伴った続発性下肢リンパ浮腫患者の一例
吉山 里枝(大阪あべのリンパ浮腫クリニック)
P1-2
当院におけるリンパ浮腫外来への取り組み リンパ浮腫外来を開設して
西田真衣子(京都第二赤十字病院 乳腺外科)
P1-3
インピーダンス検査による乳癌術後の上肢水分量の推移の検討
北村 孝一(市立福知山市民病院 研修管理委員会)
P1-4
電気インピーダンス・トモグラフィ(EIT) 法による健常上肢における生理的浮腫の可視化
淺野 航太(千葉大学 大学院工学研究院)
P1-5
多職種で取り組むリンパ浮腫予防教育
永田 友美(トヨタ記念病院 リハビリテーション科)
P1-6
学外実習中に蜂窩織炎を発症し複合的治療を実施した原発性右下肢リンパ浮腫の一症例
高野  綾(北福島医療センター診療技術部リハビリテーション科)

新たな取り組みもあり、前もってじっくりと見ておいて頂きたい発表を集めました。発表後に質疑応答と討論をします。

ポスター2
座長
三宅ヨシカズ(大阪あべのリンパ浮腫クリニック)
P2-1
重症下肢リンパ浮腫に対する圧迫療法、ほぐし手技の効果と管理の課題
光崎 初雄(社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院)
P2-2
がん末期外陰がん患者におけるリンパ浮腫管理と在宅支援の課題 -症例報告-
下田亜由美(浜松医科大学医学部附属病院 リハビリテーション部)
P2-3
連携病院でのLVA・保存療法入院を経て改善を維持している下肢リンパ浮腫の1例
小嶋 秀子(トヨタ記念病院 看護室)
P2-4
続発性下肢リンパ浮腫に対する複合的治療の有効性の検討
北川麻里江(小倉医療センター 産婦人科)
P2-5
乳房部分切除後乳房リンパ浮腫にパッド型圧迫療法を行った治療効果の検討
村上 朱里(愛媛大学医学部附属病院)
P2-6
悪性腫瘍の増悪による続発性リンパ浮腫症例に対する治療経験
上原 朋子(東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座)
P2-7
EIT法を用いた脹脛生理的浮腫の3D 画像再構成における最適印加パターンの検討
服部 裕介(千葉大学 工学部)

新たな取り組みもあり、前もってじっくりと見ておいて頂きたい発表を集めました。発表後に質疑応答と討論をします。

プログラム2日目

3月16日(日)

教育セミナー
緩和ケアとしてのリンパ浮腫治療
座長
宇津木久仁子(日本リンパ浮腫学会 理事、教育委員長)
講師
岩瀬  哲(埼玉医科大学病院 緩和医療科)

学会本部主催、資格更新単位取得あり。

患者用ガイドライン解説
「患者さんのためのガイドライン」の活用法
座長
青儀健二郎(国立病院機構四国がんセンター 臨床研究推進部)
演者
北村  薫(日本リンパ浮腫学会ガイドライン委員長)

新たに発刊された患者用ガイドラインについて、作成のコンセプトや活用方法、内容について理事長でもあるガイドライン委員会の委員長から解説いただきます。

推しのOT、PT企画
座長
岡道  綾(国際医療福祉大学 成田保健医療学部 理学療法学科)
企-1
上肢リンパ浮腫を有する乳がん患者の生活の質を評価するための質問紙の開発
坂本 大悟(東京慈恵会医科大学附属病院 リハビリテーション科/ 東京慈恵会医科大学大学院 医学研究科)
企-2
当院でのリンパ浮腫治療の取り組みと研究成果
神保 和美(北福島医療センター リハビリテーション科)

今後の日本リンパ浮腫学会を担うであろう人材の中から、代表して作業療法士と理学療法士のお二人に発表いただきます。次期会長へのエールも込めて。

閉会宣言
挨拶
第8回会長 小川 佳成(大阪市立総合医療センター)
第9回会長 高島 千敬(一般社団法人日本作業療法士協会/広島都市学園大学 健康科学部)
市民公開講座
司会
菰池 佳史(近畿大学医学部 外科)
中井 友恵(大阪市立総合医療センター 緩和ケアセンター)
講座1
わが国で開発された 逐次型空気圧式リンパ流促進装置
三宅 一正(光生病院 先端リンパ浮腫治療センター)
講座2
キャンサーケア・ヨガ
多田羅理恵(日本キャンサーケアヨガ協会 代表)
講座3
就労するリンパ浮腫体験者からの話
西川美和子(リンパ浮腫体験者)

お時間許す限り、こちらもご参加ください。

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