第113回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会

演題登録

演題登録期間

2024年6月12日(水)~2024年7月17日(水)正午迄

演題登録方法

下記の募集演題をご確認いただき、「新規登録」ボタンより登録をお願いします。
「演題名・抄録本文」の合計文字数は全角1,000文字です。

主題(シンポジウム、ビデオシンポジウム、ワークショップ)の演者数は、発表者を含めて5名までといたします。演題登録についての注意事項は登録ページに記載いたします。ご不明な点がありましたら第113回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会運営事務局までメール(jgeskinki113@sunpla-mcv.com)でお問い合わせください。

すべての発表はPCプレゼンテーションとします。

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募集演題

〈シンポジウム〉(公募)
炎症性腸疾患における内視鏡診療の位置づけと課題

司会:河合 幹夫(兵庫医科大学 消化器内科学講座)
   米田 頼晃(近畿大学医学部 消化器内科)

 近年、炎症性腸疾患(IBD)治療薬の急速な進歩に伴い、診断のみならず治療効果や粘膜治癒などの内視鏡的評価が治療戦略上非常に重要となってきている。また、内視鏡技術の進歩により、拡大内視鏡・画像強調観察による観察やIBD 関連腫瘍のサーベイランスの有用性が報告されてきた。内視鏡治療では、潰瘍性大腸炎関連腫瘍の内視鏡切除やクローン病のバルーン拡張術など外科治療以外の選択肢を検討できる時代となってきている。
 本シンポジウムでは、1)IBD の治療効果判定2)IBD 関連腫瘍のサーベイランス・内視鏡治療3)IBD 治療(クローン病のバルーン拡張術など)における内視鏡の位置づけと課題・工夫など幅広い議論をして頂きたい。多数の演題応募を期待いたします。

〈シンポジウム〉(公募)
胆膵内視鏡関連手技の実際と工夫

司会:小倉  健(大阪医科薬科大学病院 消化器内視鏡センター)
   中野 遼太(兵庫医科大学 消化器内科学講座)

 近年、胆膵内視鏡のデバイスの進化に伴い、胆膵疾患の診断および治療選択肢が増加し、各施設では安全かつ効果的な手法に向けた工夫が進められている。診断面では、ERCP を用いた経口胆道鏡検査や、胆管生検の技術向上、またEUS を活用した画像診断や、がんの遺伝子プロファイリングを見据えた組織採取など、多角的なアプローチが展開されている。治療面においては、interventional EUS の導入で選択肢が広がり、より確実で安全性の高い手技の確立が期待されている。胆管内ラジオ波焼灼術などの新規治療法の開発も進む一方で、肝門部狭窄への最適なドレナージ法や、難治性結石への治療戦略など、未だ解決すべき課題も残されている。
 本セッションでは、胆膵内視鏡関連手技における、各施設の日常臨床における取り組みや工夫を幅広く募集する。最適なデバイス選択や手技の標準化、さらには内視鏡教育の向上などについて、活発な議論を展開できることを期待している。

〈ビデオシンポジウム〉(公募)
内視鏡医の一喜一憂~見てください、私の症例~

司会:北川  洸(奈良県立医科大学 消化器・代謝内科)
   中西 祐貴(京都大学大学院医学研究科 消化器内科学)
   細見 周平(大阪公立大学大学院医学研究科 消化器内科学)

 内視鏡機器や診断・治療の目覚ましい進歩とともに、内視鏡診断や治療による劇的な臨床経過を経験するが、一喜一憂・右往左往することも少なくない。良性・炎症性消化管疾患の領域においては、診断や治療方針に難渋する所見との遭遇、想定外の感染症やアレルギー疾患の発見、異物や医原性疾患に仰天する瞬間などを経験する。消化管腫瘍においても、スタンダードな内視鏡診断に基づく治療方針決定は不可欠であり、困難が予想される難症例を狙い通りにコントロールでき、「してやったり」という経験がある一方で、時には予測できなかった状況・展開に至るケースも見受けられる。胆膵領域においても、EUS やERCP による治療が劇的に奏功する事がある一方で、全く予期しない転帰を辿り、良くも悪くも驚かされる例・冷や汗をかく例も経験する。
 本シンポジウムでは、診断や治療の決め手となった、またはミスリードを招いた内視鏡所見、新規モダリティや治療法、内視鏡治療により劇的な変化をもたらした痛快症例や痛恨症例、そのような症例への診断・治療アプローチなど、各施設のとっておきの経験が詰まった演題を、領域を問わず広く募集する。

〈ワークショップ〉(公募)
消化管腫瘍に対する内視鏡診療の進歩と課題

司会:山階  武(関西医科大学総合医療センター 消化器肝臓内科)
   吉﨑 哲也(神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 消化器内科学分野)

 消化管腫瘍に対する内視鏡機器を用いた診断と治療は近年目覚ましい進歩を遂げている。内視鏡診断においては通常光観察はもとより画像強調観察、拡大観察を用いた診断法が広く用いられるようになってきた。さらに今後はAI による内視鏡診断も期待されている。しかしこれらの診断法を用いた消化管腫瘍に対する診断能については一定の評価を得ているがいまだ課題が残る部分もある。消化管腫瘍に対する内視鏡治療についてCold snare polypectomy、Underwater EMR、Gel immersion EMR などの新しい手技の普及や、ESD 困難例に対するTraction 法やPocket Creation 法などの登場により以前に比べ選択肢が格段に広がっている。さらに、ESD 手技を生かしLECS、EFTR、PAEM など筋層以深への応用が期待されている。しかし、これらの治療法の問題点については十分に検討がなされていない。
 本ワークショップではこれらの内視鏡診療の課題について広く議論し、今後の新たな内視鏡診療の取り組みついても応募を期待したい。

〈ワークショップ〉(公募)
消化管出血における内視鏡診療の現状と工夫

司会:辻井 芳樹(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学)
   山下 泰伸(和歌山県立医科大学 内科学第二講座(消化器内科))

 高齢社会が進み抗血栓療法中の患者が増える一方で、低侵襲治療への期待は強く、内視鏡治療の適応や守備範囲は拡大している。現在、内視鏡治療後の出血に限らず、様々な病態・背景疾患に起因する消化管出血に対して、内視鏡は必要不可欠な解決手段となっており、機器や技術の進歩とともに止血術も進化してきた。しかし、小腸観察が可能になった現在においても、いまだ出血点の同定に苦慮する症例や、再出血を繰り返すなど止血に難渋する症例が認められる。肝胆膵癌など腫瘍浸潤部からの出血ではコントロールに難渋して化学療法継続が困難になる場合もある。また、治療の選択やマネージメントの実際については、臨床的妥当性を常時検討していく必要がある。
 本セッションでは、消化管出血における内視鏡診療に関して、手技・手法の選択や困難症例への対処法、新規技術の導入、合併症予防と周術期管理、IVR 移行の判断基準、チーム医療の実践といった点で、アウトカムを向上させるための工夫や取り組みについて幅広くご発表頂き、今後の診療に役立つような情報の共有と議論をはかりたい。

〈ワークショップ〉(公募)
小児・高齢者に対する内視鏡診療の取り組み

司会:木村 英憲(滋賀医科大学医学部附属病院 光学医療診療部)
   土肥  統(京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器内科学教室)

 近年、本邦では高齢人口割合の増加により、日常臨床で高齢者に対して内視鏡診療を行う機会が増加している。高齢者は非高齢者と比較して身体機能低下や併存疾患を有する症例が多いため、内視鏡診療においては病変側の因子だけでなく、栄養状態、生命予後など患者側の因子を考慮した総合的な治療方針決定が求められる。また、小児においても炎症性腸疾患、好酸球性消化管疾患をはじめとした消化器疾患が増加しており、内視鏡検査は重要な診療手技の一つとなっている。細径スコープや小腸内視鏡の開発に伴い、小児内視鏡診療は大きく進歩しているが、検査適応や鎮静方法等、成人内視鏡診療と比較してエビデンスの蓄積は不十分である。
 本ワークショップでは高齢者、小児における上下部消化管および胆膵領域に関する内視鏡検査治療の適応、各施設が取り組む様々な研究の成果、併存疾患や身体機能に応じた内視鏡診療の工夫や問題点などに関し、1例報告を含めて幅広く演題を募集する。

〈一般演題〉(公募)

〈Fresh Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)

研修医(卒後2年以内)からの教育的な症例報告

〈Young Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)

専修医(卒後3-5年目迄)からの萌芽的演題(臨床研究・基礎研修・症例報告)

演題募集時における倫理承認必須化について

 この度、文部科学省、厚生労働省より、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」が、2014年12月に通知され、2015年4月より施行されました。
 これに伴い、2016年10月以降の日本消化器内視鏡学会学術集会へ応募される演題については、本指針に基づき、各機関等における倫理審査委員の承認を得て行われた研究であることが必須になり、申告していただく事になります。
 詳細につきましては近畿支部ホームページ(https://plaza.umin.ac.jp/jges-kinki/)をご参照ください。

日本消化器内視鏡学会近畿支部例会における若手研究者の表彰に関して

 受賞対象者は、演題発表時に医学部卒後2年以内の『研修医』と卒後3年から5年の『専修医』です。合計5名程度を支部例会当日に選考し、評議員会で報告した上で表彰式にて表彰状と奨励金を授与します。さらに、受賞者は翌年春の日本消化器内視鏡学会総会に招待され、旅費、宿泊費、学会参加費、評議員懇親会費が学会本部から支給されます。
 若手医師が発表する演題を一般演題と区別する必要がありますので、研修医は『Fresh Endoscopist Session』に、また専修医は『Young Endoscopist Session』に応募してください。それ以外のセッションに応募された演題は選考対象になりませんので、演題申し込みの際には十分ご注意願います。多数の若手医師の応募を期待しています。

利益相反の開示について

 日本消化器内視鏡学会では、平成24年3月1日より、本学会における『臨床研究の利益相反に関する指針及び同細則』を施行しております。近畿支部においても、この指針及び細則が適用されますので、演題を発表される先生は近畿支部ホームページ(https://plaza.umin.ac.jp/jges-kinki/)の『利益相反(COI)について』を参照のうえ、運営事務局への申告書の提出ならびに発表の際の開示をお願いします。

演題登録に関するお問い合わせ先、COI申告書のご提出先

【運営事務局】

株式会社サンプラネット メディカルコンベンションユニット
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6階
TEL:03-5940-2614 FAX:03-3942-6396
E-mail:jgeskinki113@sunpla-mcv.com

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