コース修了の要件

必修となるコースワーク (注1)

コース初年度に、「リーダー論」2単位および「生体の計測・予測・制御をキーワードにした分野俯瞰講義」2単位の履修が義務付けられます。

「リーダー論」の概要

ロールモデルの提示と理論的裏付けにより理系のリーダーを養成

1)リーダーシップ演習

国際的に活躍する産学官のリーダー達との討議を介し、キャリアパスを考察する

  • 産:グローバル企業経営者、業界団体トップ等
  • 官:文部科学省・厚生労働省高官、各国駐日大使等
  • 学:ノーベル賞受賞者、大学・研究所理事、大型研究プロジェクトリーダー
  • 民:NPO法人代表など
2)スキルセット講義

以下の項目に関する基礎的なスキルを講義形式で習得する

  • コミュニケーション力(プレゼンテーション力、場をまとめる力、交渉力等)
    講師例:Prof. Chris Beaumont(本学グローバルCOEプログラム)
  • 考えて解く力(論理的・戦略的思考力、問題解決能力、情報収集能力等)
    講師例:仙石慎太郎氏(京都大学)
  • 組織マネジメント力(プロジェクト管理・運営能力、ラボ運営能力等)

「生体の計測・予測・制御をキーワードにした分野俯瞰講義」の概要

  • ■生体の計測・予測・制御をキーワードに、医・工・薬・理の既存ディシプリンを整理、先端医療開発システム構築のための融合学理体系を構築
  • ■基盤的内容を整理して教程を作成、ディシプリンや部局の壁を越えた分野俯瞰講義を行う
  • ■教程の三つの柱

生体の計測
分子・細胞・組織・臓器を計測するための基本原理と技術をカバーする

  • 例)顕微鏡・MRIなどの計測原理、分子細胞計測プローブの開発、MEMS技術、内視鏡・カテーテル技術

生体の予測
分子・細胞・組織・臓器レベルでのモデル化と統合に関してカバーする

  • 例)数理モデル、コンピューターシミュレーション、In vitroモデル、In vivoモデル

生体の制御
分子・細胞・組織・臓器を制御するための基本原理と技術をカバーする

  • 例)物理的・化学的・生物学的な操作の原理と時空間制御技術、応答のモニタリング、システム化
(注1)
コース生となる前に「コースワークに該当する科目」を履修していた場合は、コース生となった後も、申請の上、認定を受ければ、コースワーク単位を履修したものと認められます。

必修となる演習 (注2)

コース初年度に、「演習による、プレゼン方法、論文の書き方の実践的指導」において発表することが求められます。

(注2)
平成24年4月に医学博士課程・薬学博士課程(4年制)2年次となる学生は、2年次が終了する前までに「リーダー論」、「生体の計測・予測・制御をキーワードにした分野俯瞰講義」を履修し、「演習による、プレゼン方法、論文の書き方の実践的指導」において発表することが義務付けられます。

必修となる実習

学位審査までの間に、
GPLLIが指定する学内異分野研究室でのインターンシップ(病院実習含む)最低1つに参加して2単位を履修することと、GPLLIが指定する学外でのインターンシップのうち下記から最低1つ

学:国内外有力教育研究拠点でのインターンシップ
産:産学連携基盤を活用した産業界インターンシップ
官:審査・規制当局でのインターンシップ

に参加して2単位を履修することをコース修了の要件とします。

GPLLIが主催あるいは共催する学術的会合への参加

GPLLIが主催あるいは共催するライフイノベーション分野の各種セミナーやフォーラムなどの学術的会合への参加を奨励します。若手人材育成の立場から、コース生に出席を義務付ける学術的会合も開催されます。