A01 研究支援活動

杏林大学医学部・生物  粟崎 健 (小泉班 伊藤グループ)

支援項目:ニポウディスク式共焦点顕微鏡を利用した高速三次元脳機能イメージング解析

ニポウディスク式共焦点顕微鏡を用いた高速三次元ライブセルイメージング解析の支援を行います。グリアアセンブリにおけるカルシウムイメージングやグリア形態ダイナミクス解析の他、通常の蛍光顕微鏡では困難なグリア-神経細胞応答の解析の研究支援を行います。キイロショウジョウバエ脳組織をモデル系にセットアップを行いますが、需要にあわせて各種グリア細胞の機能解析にも対応します。
また、ショウジョウバエ脳のイメージングアッセイ系を利用した遺伝子機能解析支援も行います。様々な解析から同定されたグリア機能制御に関わる候補遺伝子について、それらのショウジョウバエ相同遺伝子の機能をグリアサブタイプ特異的な遺伝子ノックダウンにより解析します。ショウジョウバエをモデルとした候補遺伝子の絞り込みや進化的に保存されたグリア機能を調べるために有用です。

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生理学研究所・ウイルスベクター開発室  小林 憲太

支援項目:各種ウイルスベクターの提供

ウイルスベクターは、齧歯類から霊長類にいたるまで広範なモデル動物を利用した脳研究に適用可能な優れた遺伝子導入ツールである。ところが、高品質なウイルスベクターを大量に調整する技術を持つ研究室は国内でも限られている。本研究支援プロジェクトは、他研究室からの要望に応じて、現在最も一般的に研究利用されているアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターとレンチウイルスベクターの提供を行い、研究の円滑な進行をサポートすることを目的としている。AAVベクターは、各種血清型のベクターが提供可能となっている。レンチウイルスベクターに関しては、1)従来型レンチウイルスベクター(VSV-Gベクター)、2)我々が新規に開発した高頻度逆行性レンチウイルスベクター(HiRetあるいはNeuRetベクター)の提供体制が整っている。

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◆平成26年度の研究領域内における支援活動 AAVベクターの提供件数 27件

◆平成27年度(9月現在)の研究領域内における支援活動 AAVベクターの提供件数 12件

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