医局員の声Voice of members
山田 大介 東京大学医学部泌尿器科助教 |
私が東大に入局しようと思ったのは
一、東大だから(勉強になって力がつきそう)
二、両親の家から近かったから(両親の力になれそう)
三、入局を強く勧めてくれたから(必要とされてそう=貢献できそう)
だからです。
生まれは山形で二週間滞在、本籍は富山で二ヶ月滞在、育ったのは東京、千葉です。大学は香川で、両親から家の近くに戻ってくるように言われなかったら、きっと香川にいたことでしょう。香川は瀬戸内海式気候で晴れが多く、海も山も街も楽しいところでした。臨床研修医制度前で、大学六年生の時に先輩の紹介などで病院を見学に行き、行き先を決めることが多かった時代、インターネットで東大の医局員募集情報を知り連絡をとりました。入局試験や面接に緊張したのを今でも覚えています
入局後、東大病院をはじめ数々の関連病院を回りました。最初は移動ばかりで大変だと思いましたが、今となってはそれが大切な財産になっています。病院のシステム、雰囲気、部長の方針など様々ですが、病棟管理から、手術、外来に至るまで、他大学出身の私にも分け隔てなく教えて頂き、一般的な泌尿器科診療のことでは、困ることがないくらいに育ててもらいました。今では専門医も指導医も学会から認定されています。さらに大学院にも行かせて頂き、東京大学大学院医学系研究科外科学専攻で癌抑制遺伝子について研究し博士号を頂きました。さらにさらにハーバード大学医学部付属マサチューセッツ総合病院にも留学させて頂き、敗血症に対する新薬開発に取り組み、有効な薬剤候補を発見しました。今後は東大でも臨床と研究を重ね、医学に貢献できるように努力していこうと思っています。
これから入局を考えている皆さんへ
まずは連絡してみてください。実際に見て、感じて、それから決めればいいのですから。遠慮なくどうぞ。東京大学泌尿器科ではまだまだ人材を募集しています。
現在、私は主に
一.癌予防効果のある薬の発見とその機序の解明
二.衝撃波やレーザーによる結石破砕後の破砕片排石促進装置の開発
三.排尿後尿滴下の治療薬発見とその治療について研究しています。
興味のある方は是非、一緒に研究していきましょう。興味のない方は是非、他の先生の研究も見てください。そしていずれご自身の研究テーマを見つけてください。もちろん、研究せずに、臨床のみの生き方もできます。
来て見て感じてください。
様々な道が用意されています。どの道に進むか、一緒に働きながら考えましょう。
東大は、将来の選択肢を数多く残せる医局だと思います。