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調査ツールASSESMENT TOOL FOR FATIGUE

自覚症しらべ

使用方法



「自覚症しらべ」を利用されるときには、つぎのことに気をつけながらご使用ください。

1)本調査票は、作業に伴う疲労状況の経時的変化をとらえることを目的としています。したがって、調査は作業の進行に伴って繰り返し行ってください。調査時点は、原則として1時間間隔で行うこととし、最小限の測定点として、作業開始時、昼休みなどの大休憩の前と、大休憩後、定時の終了時、残業があるときは超過勤務終了時に実施することとします。

2)測定前の作業状況・内容を把握し、調査票データとリンクしてください。

3)本調査票は5つの群別に評価できますが、群別比較の前に、各設問項目おのおのを観察し、評価しておいてください。その後、以下の5つの群別に合計スコア(またはそれを5で除した平均値)を求め、群別に疲労状況を評価してください。
Ⅰ群 ねむけ感: ねむい、横になりたい、あくびがでる、やる気がとぼしい、全身がだるい 
Ⅱ群 不安定感: 不安な感じがする、ゆううつな気分だ、おちつかない気分だ、いらいらする、考えがまとまりにくい
Ⅲ群 不快感: 頭がいたい、頭がおもい、気分がわるい、頭がぼんやりする、めまいがする
Ⅳ群 だるさ感: 腕がだるい、腰がいたい、手や指がいたい、足がだるい、肩がこる
Ⅴ群 ぼやけ感: 目がしょぼつく、目がつかれる、目がいたい、目がかわく、ものがぼやける

4)本調査票は自由にご活用ください。


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■「自覚症しらべ」の参考文献
一般誌
・酒井一博.日本産業衛生学会産業疲労研究会撰「自覚症しらべ」の改訂作業2002.労働の科学 2002; 57: 295–298.
・城 憲秀.新版「自覚症しらべ」の提案と改訂作業経過.労働の科学 2002; 57: 299–304.
・井谷 徹.新版「自覚症しらべ」の活用法.労働の科学 2002; 57: 305–308.

論文
・久保智英, 城 憲秀, 武山英麿, 榎原 毅, 井上辰樹, 高西敏正, 荒薦優子, 村崎元五, 井谷 徹.「自覚症しらべ」による連続夜勤時の疲労感の表出パターンの検討.産業衛生学雑誌 Vol. 50 (2008) No. 5 P 133-144(こちらからDL
・Sasaki T, Matsumoto S. Actual Conditions of Work, Fatigue and Sleep in Non-Employed, Home-Based Female Information Technology Workers with Preschool Children. Industrial Health Vol. 43 (2005) No. 1 January P 142-150 (こちらからDL)
・Kubo T, Takahashi M, Sato T, Sasaki T, Oka T, Iwasaki K. Weekend sleep intervention for workers with habitually short sleep periods. Scand J Work Environ Health 2011;37(5):418-426(こちらからDL)

■自覚症しらべを使用している論文リスト【2013年12月現在】(こちらからDL)


作業改善のための調査ツール

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「疲労部位しらべ」

身体の部位ごとに痛みやだるさを簡便に評価できるツール


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「作業条件チェックリスト」

1)作業条件チェックリスト活動の特徴は以下の通りである。
・チェックリストで点検することにより改善を要する点に気づくとともに、改善のためのヒントを得る
ことができる。
・優先して改善すべき点を明確にすることができる。
・作業条件点検の着目点や改善の考え方を理解することができる。
・職場を多面的ににみることにより、チェックリスト使用者が、作業条件に関心をもつことができる。
2)本チェックリストは、問題点の点検や点数化などのよる職場のランク付けが目的ではない。
3)作業条件を抜けなく、網羅的に点検することが目的ではなく、重要なポイントを中心に点検し、改善のため
の動機づけすることが目的である。

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バナースペース