2006-06-02
表面的になぞれば、atorvastatin(リピトール®)の耐糖能障害があるように見受けられるが、事前のTCは高く、食事運動管理を含む より代謝状態の悪い人にリピトールを処方している場合が多い訳なので、生活習慣にも責任を負わせる事ができる。メバロチン®ごときで治療できる低リスクの患者と看做す事も可能である。ストロングスタチン同士の比較(e.g. リバロ®やクレストール®)が、リピトールの耐糖能を論じるには必要である。
試験管レベルの話で、リポバス®の仲間がインスリン分泌を抑制したり[Yada T Br J Pharmacol 126(5):1205-13.1999]、WOSCOPSでメバロチン群の糖尿病発症が抑制したりされているのは報告がある。詰めをするためにはこの辺の工夫も必要である。