北京での打ち合わせと訪書(2002年10月30日−11月6日)
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 上記の期間、院生の久保君と一緒に北京へ行った。一人旅はつまらないし、彼に普通の観光旅行ではできない体験をしてもらいたかったから。ただし旅行の目的は、明十三陵付近に開設された展示施設で予定の日中伝統医学交流史の展示を監修するための打ち合わせ。でも、これは半日ばかりで済んだので、後は訪書や骨董あさりや、むかし留学中にお世話になった老師を訪問したり、旧友に会ったりしていた。(その老師、黄啓助先生が11月26日に倒れてご逝去されたとの報に先日接した。会いに行ってよかったが、しかし嗚呼哀哉。愚者遇別離、乃知恩愛重)

 毎回、中国に行くたびに感じるのだが、都市と人々の生活の発展ぶりはとても早い。それと食事がますます美味くなってゆくこと。本当に中国人は美食家だと思う。台湾も美味しいが、その比ではない。友人の梁{山+栄}さんに{サンズイ+刷(ようするに中国式シャブシャブ)}羊肉を食べたいと言ったら、案内されたのが前門にある「野山菌{艸+磨}y宴」というキノコ専門の店。むろん羊肉のシャブシャブも可能だからなのだが、それにしても数十種のキノコが揃えてあってビックリした。これで必ず数キロは太るのだが、今回は朝食抜きと夕食時の主食抜きを徹底したせいで、約1kgの増加ですんだ。

 ともあれ北京で初めての温泉や、首都図書館、また美味しい食事など、いい体験をした。

北京の首都図書館

北京の温泉と修脚

北京での食事