まだ生きている

6年も前に,つひにいくで,今業平を気取ったわけですが,よほど悪運が強いと見えて,2002年4月現在,まだ生きています.悪運が強い場合には,こういうふうに,何年か毎にホームページ上で遺言を改訂していくのもおつなもんですな.

この6年の間に,当然世の中は進歩して,新しいサービスが始まり,また私の考え方も変わりました.

まず,私が死んだらこのホームページはどうなるのか?という問題は,UMINの永久保存ホームページサービスにより,一応解決しました.ここから必要な部分をダウンロードして電子媒体なり,紙の媒体として編集して,利用すればいいわけです.

それから,葬式ですが,6年前はやってくれるなとだだをこねましたが,所詮,葬式は生きている人のためにやるものであって,本人がとやかく言えるものではないとのご助言をいただいたこともあり,条件闘争に切り替えました.やらないに越したことはありませんが,もしどうしてもやるというのなら,条件があります.その条件とは,第一に,死後半年以上たってから葬式をやることです.一周忌あたりが一番いいんじゃないでしょうか.

別に武田信玄を気取っているわけではありません.死んだ直後に葬式やるなんて,非合理極まりないからです.私みたいにだらしのない人間が死ねば,その後始末だけでも大変でしょう.葬式をやらなくて済むなら,どんなに残された人間の負担が減ることか.葬式に呼ばれる方だって,急に呼ばれて,雪の降る中,土砂降りの中,あるいは夏の暑い最中にネクタイ上着で出かけなくちゃならない.

だったら,結婚式みたいにゆっくり準備して,集まる人のことも考えて,場所や気候のおだやかな季節を選んでやればいいじゃないですか.死体がなくちゃ葬式にならないなんてことはないでしょう.そして,どうせなら,賑やかな,楽しい会にしてもらいたいですね.つまり,池田正行関係者の懇親会にしてもらいたい.死後,時間がたてば,参加者にそういう気持ちの余裕も出てくるでしょうし,つまらん義理や行きがかり上の参加者も減るでしょう.あらかじめ日にちがわかっているので,参加する人も予定が立てやすい.

会費をとって香典不要にもできるし,私のホームページのCD−ROMをお土産にできる.私の本の即売会をやってもいい.
”食のリスクを問いなおす” 筑摩書房 税別¥680

戒名は不要という信念は変わりませんね.頼みもしないのに,勝手に名前を変えられてたまるか.
 

ルビコン川の向こうへ