役人はこうして嘘をつく:嘘つき村の面目躍如
ワクチンの有効性を立証した分析」は暗号だった!何がハーバード公衆衛生だ、このイカサマ野郎どもが
大切な人のためにと思って接種して万が一命を落としても「自己責任」で片付けられる国
はじめに
この正真正銘のデマをネット上で掲載したメディア
は、私が検索した限りでは NHK:(2021/8/12「注目記事」として!!)読売新聞(2021/8/11)日経新聞(「短信」扱い2021/8/12)と、わずか3社です(2021年8月18日現在)。正義の味方のデマバスターが他のサイトのものは叩き潰してしまったからでしょうか?それにしては大手ばかりを打ち漏らしているようですが・・・・。何とも不思議な話です。ひょっとして三条河原の晒し首の扱い?

事の始まり:今度は読売
デマのデパートを叩く先日の記事に対して下記の新聞記事を持ち出して私に抗議してきた御仁がいらっしゃいました。それに対して「同じ厚労省がこんな記事を出しているとは全く存じませんで不勉強で失礼しました。早速この読売の記事を踏まえた新たな記事を近日中に執筆しますので、是非御覧ください」と返事をしておきました。ここがそのページです。
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2回接種の高齢者、感染後の死亡率0・89%…未接種者の5分の1 読売新聞 2021/08/11 20:31
新型コロナウイルスワクチンを2回接種した65歳以上の高齢者は、未接種の高齢者に比べ、感染後の死亡率が5分の1程度にとどまることが11日、厚生労働省の分析で分かった。厚労省の助言機関の会合で報告された(池田注:第47回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 2021年8月11日)。感染者のデータを一元管理する情報システム「 HER―SYSハーシス 」のデータをもとに、今年6月に感染が判明した高齢者について、ワクチンの接種回数別の死亡者数と死亡率を調べた。死亡率は未接種者が4・31%だったのに対し、1回接種者が3・03%、2回接種者が0・89%だった。助言機関の座長を務める脇田隆字・国立感染症研究所長は「引き続き、感染状況や死亡者数などの経過を見ていく必要があるが、ワクチンによる重症化抑制などの効果がうかがえる」と評価した。
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役人の嘘の手口
ワクチンの有効性は既に否定されています。したがって上記記事は嘘です。その「厚生労働省の分析」(必要な部分だけ抜粋してあります)とやらがどんなに出鱈目な、生物統計を知らない医学生のレポートレベルの代物かを検証しました。その結果は後述します。その前に、その「分析」を検証する過程で明らかになった役人の嘘の手口をまずは示します。

「助言機関」のお墨付き:適当に数字をいじってワクチンに有利な結果が出たらそれを御用専門家達を揃えた「助言機関」でお墨付きをもらい、記者会見で発表してもらう。これが「報道発表」という名の役人によるでっち上げの常套手段です。役人と「助言機関」は始めから「ぐる」なのです。

なるべく大きな嘘をつく:その「ワクチンに有利な結果」の出し方はなるべく出鱈目にしておく。「嘘をつくときはなるべく大きな嘘をつけ」と先達も言っています(注:『ゲッベルスは「嘘も100回言えば本当になる」と言った』というのは嘘)。 「まさかこれほどバカ and/or イカサマじゃないだろう」と思わせる手法で、結果の数字だけをそれらしく見せておけばいいのです。検討手法の問題点も多ければ多いほどいい。なぜならば「助言機関」の先生方はお忙しい。会議を紛糾させたくない。(国家賠償訴訟など)万が一のことがあっても責任を取らされるのは役人達であって自分達は大丈夫。役人は先生方のそういう心理も利用します。

都合の悪いデータも必ず助言機関毎に公開:一方、先に私が記事を書いたような、ワクチンキャンペーンに都合の悪いデータは助言機関には報告しない。ただしデータを公開しないと必ず「隠蔽」だと言い掛かりをつけられるので必ず「助言機関」毎に公開しておきます。そうすれば探しやすいようにみなさん思うでしょう。そこが役人の思う壺。

星の数ほど分科会:公開資料を探すのを諦めさせる仕組み:なぜなら、この助言機関(アドバイザリーボード等)の数が山のようにある、私が知るだけでも、新型コロナウイルス感染症対策本部、この対策本部に置かれた新型コロナウイルス感染症対策専門家会議、、新型コロナウイルス感染症対策分科会内閣官房 新型インフルエンザ等対策有識者会議の分科会)、そして上記の記事に登場した、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード、おまけにワクチンについては、厚労省に元々ある厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会があり、ワクチンの安全性についてはこのワクチン分科会の副反応検討部会で審議します。全部で5つ??(7つ??)。それが毎月とか多い会議は2週間毎に開かれるから資料の数も量も膨大になる。こうして自分の欲しい資料がどこにあるのかわからなくなる。「ああ嫌だ。やってらんないわ」。そう思わせて目的の資料に辿り着く前に諦めさせる。

マスゴミも多大な貢献: 実際、私も上記の記事にある「助言機関」が一体どこの組織なのかを特定するのに膨大な時間を消費しました。「助言機関」なんて思わせぶりな感じにせず「新型コロナ感染症対策アドバイザリーボード」とコピペすれば済むところを「助言機関」とするのはハラスメントを超えた隠蔽工作です。

驚異の暗号作成手口(臨床研究に関心のある方にとっては非常に興味深い暗号作成手法ですが、縁の無い方にはそれこそ暗号そのものですので、飛ばしてください)
リアルワールドエビデンス取得の難しさ:まず、プラセボを使えないリアルワールドにおいて、頑健性が担保されたデザインで有効性を証明するのは治療薬でさえ困難であることを思い出してください。ましてやワクチンです。治療薬ならばアウトカムが症状・病気・検査所見といったポジティブな&目に見えるイベントですが、ワクチンの場合には感染が予防できた=イベントが起こらなかったことが主要評価指標となるのです。そのためには、プラセボを使わないデザインで(!)ワクチン接種群と非接種群の感染イベントを比較しなければらない。

みなさん、この「分析」を見て何が何だか全くわからない。意味不明と感じたと思います。私も同様です。正に「暗号」です。これが役人と「助言機関」の専門家の先生方がぐるになって我々を馬鹿にしている何よりの証拠です。本当の専門家なら、この嘘が外に出たら自分達の責任が問われると思うので、公開などあり得ないからです。以下私が散々苦労して解読した暗号の正体です(参考:当該資料のフル・バージョン)。一方、下記を読むのが面倒な方は、「インフルエンザワクチンの有効性について」についてを御覧ください。ここには、(プラセボを使えないリアルワールドでの)ワクチンの有効性研究では、症例・対照研究の一種である「test-negative design」により、「複数シーズンに渡って、継続的に有効率を評価する」ことが一番現実的であり、国際標準になっています」とあります。そう、この暗号の「デザイン」は下記に説明した通り、test-negative designとは銀河系の彼方ほどかけ離れたところにあります。

バイアスてんこ盛り-スタート地点から既に圧倒的に不利だった「未接種者」:分析とやらを行った犯人は肝心なことを隠しています。ワクチンを受けられなかった高齢者よりも、ワクチンを受けられた高齢者の方が圧倒的に健康なことです。6月と言えば大規模接種会場が大繁盛していた頃です。ここで皆さんに質問です。あそこまで出かけられて、かつワクチン接種後も急変せず、かつ無事に自宅に生還できた。そのmissionを難なく2回完遂できる超健康スーパーエリートと、1回目の副反応(特に高齢者では倦怠感が高率)で2回目を断念してしまったアマチュアエリート、コロナが怖くて外に出られない普通の高齢者が、それぞれコロナにかかって亡くなる確率と、特別養護老人ホームで寝たきりの高齢者が接種を待っている間にコロナで亡くなる確率のどれが一番高いでしょうか?80代以上でも86%は生還するのです。(東洋経済オンライン 年齢別の陽性者数[2021年8月11日現在]で、80代以上の陽性者数60834名に対し死亡者8403名:生存86%、死亡14%)。大規模接種会場で2回も接種を受けられるほど健康な人と同年齢で特養で寝たきりの人のどちらが86%の確率で生存するか?臨床研究に全く関わりがない人にとっても自明です。

分析対象からして暗号:役人がやった「分析」の対象、HER-SYSなる悪評紛々たる感染症届出処理システムのデータ(2021年6月時点)でした。(参考:ワクチン接種などコロナ関連のシステム乱立。どれを誰が何に利用するの?図解してみた)。これはそもそも行政の「届出」システムであって、疫学調査には使えない代物です。それが何より証拠には肝心のアウトカムである21年6月の死者数が371と、gold standardである厚労省の1731人のわずか18%!!一体何を見ているのか、出発点の段階で全くわからなくなってしまっている。普通の人間はここで卒倒するか、そうでなければ「馬鹿にするな!!」と事務局(役人)を一喝して会議室から出て行くかのどちらかです。会議は非公開なので詳細は不明ですが、記事を読む限りでは卒倒する人も腹を立てて出て行く人もいなかったと思われます。何とも不思議な話です。

これも暗号そのものの横断デザイン:ワクチンは予防のための介入ですから、介入から一定期間内に起こったアウトカム(例:感染、入院、死亡)をエンドポイントとします。ところが、この「分析」はワクチン接種日と死亡日の関係を全く考慮していないone-pointの横断デザインになっています(私もまさかと思って何度も見直しましたがどう見てもワンポイントの横断データしか取っていません)。ワクチンの効果を見る「分析」にもかかわらずワクチンを打ってからアウトカムが生じるまでの時間を一切考慮していない!!普通の人間はここで卒倒するか、そうでなければ「馬鹿にするな!!」と事務局(役人)を一喝して会議室から出て行くかのどちらかです。会議は非公開なので詳細は不明ですが、記事を読む限りでは卒倒する人も腹を立てて出て行く人もいなかったと思われます。何とも不思議な話です。

こんな子供だましのでっち上げが、 偉い先生方がずらりと揃った「助言機関」で承認され、全国紙から公共放送から垂れ流され、これらのメディアに全面的に依存する国民の皆様は安堵し、自分の 孫にもワクチンを強要し、総選挙はワクチン大政翼賛会つまり例外なくワクチン万歳→だから思考停止でいつも通りに投票する。これが実際に我々の目の前で起こっている出来事です。だけど、こんな子供だましのでっち上げに対して誰も異議を唱えない。私は特に驚きません。どうして?と不思議に思う方は毎度お馴染み→法的リテラシー
大切な人のためにと思って接種して万が一命を落としても「自己責任」で片付けられる国
参考資料: 福島若葉 インフルエンザワクチンの有効性について 感染症Today 2019/11/18 ラジオNIKKEI放送

全てはワクチン利権のために:「合法的な」接種後死亡・副作用隠しの実態
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40代・50代重症化説もでっち上げ
ワクチンデマの使い道
新コロバブルの物語
法的リテラシー
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