脳死判定セミナー

小児救急における脳死患者の対応セミナー

2010年7月改正臓器移植法の施行に伴い、家族の承諾により小児患者からの脳死下臓器提供が可能となりました。これを踏まえ、多くの施設に於いて準備がなされつつあります。今後も小児の脳死判定を行う機会の増加が予想されていますが、同時に検討されるべき諸問題の議論もまだ残されており、小児救急医療の現場からは「まず脳死対応を正しく学びたい」と云う声が多く聞かれました。脳死問題検討委員会では、現場のニーズに合ったセミナーの開催を検討しました。

本セミナーは改正臓器移植法による法的脳死判定・無呼吸テスト、また虐待の除外、医療者の家族対応、臓器提供のオプション提示の仕方等について学ぶことを目的とし、開催されます。講師には、本年で124例に至る成人法的脳死判定・脳死下臓器提供の経験・指導に豊かな実績のある先生方にお願いし、虐待除外については市川光太郎先生に指導頂きます。

日 時

平成23年6月10日(金)13:00〜16:30
(第25回日本小児救急医学会学術集会第1日目)

対 象

医師・看護師・検査技師・コメディカル・院内コーディネーターなど

内 容

  • 「小児脳死の病態」
    横田裕行(日本医科大学救急医学主任教授)
  • 「改正臓器移植法 特に小児患者について」
    小中節子(日本臓器移植ネットワーク本部長)
  • 実習(スモールグループによる実践)「脳死判定の模擬実習」
    • 1)前提条件・除外例・脳幹反射
      沖修一先生(荒木脳神経外科病院院長)
    • 2)無呼吸テスト
      西山謹吾先生(高知赤十字病院救急部長)
    • 3)ABR/EEG
      久保田稔先生(日本医科大学多摩永山病院)
    • 4)家族対応・オプション提示
      重村朋子先生(日本医科大学武蔵小杉病院)
    • 5)コーデイネーション(臓器移植ネットワーク)
      芦刈淳太郎先生(JOT本部副部長)
    • 6)虐待の除外
      市川光太郎先生(北九州市立八幡病院院長)
  • 総合討議 30分
    議題:小児の脳死判定について

定 員

48名 ※応募多数の場合は抽選とします。(応募者を8名×6チームに編成します)
参加者は学会員のみとして、1施設1名とさせて頂きます。

参加費

5,000円

会 場

東京ドームホテル

申込方法

E-mailのみの受付と致します。 E-mailに下記の必要事項をすべてご記入の上お申込み下さい。

必要事項
1.会員番号 2.お名前 3.年齢 4.ご所属先(施設名・部科名・役職・住所・TEL)

申込先

E-mail:noushiseminar@convention-axcess.com
日本小児救急医学会事務局 脳死判定セミナー係

申込締切

平成23年4月30日

主 催

日本小児救急医学会脳死問題検討委員会

協 力

日本臓器移植ネットワーク

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