第62回低温生物工学会大会
開催概要
第62回低温生物工学会大会(セミナー及び年会)開催のお知らせ
第62回低温生物工学会大会(セミナー及び年会)を下記の日程にて開催いたします. 会員の皆様には奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます.
日 時: | 平成29年5月20日 (土) セミナー、年会(BP賞対象講演)、懇親会 5月21日(日) 一般講演、総会、学会賞等授賞式、受賞講演 |
学会会場: | 北海道大学学術交流会館 〒060-0811 北海道札幌市北区北8条西5丁目 (北大構内)https://www.hokudai.ac.jp/introduction/campus/hall/ |
大会参加費: | 会員6000円、非会員8000円 学生会員2000円 セミナー参加費:会員および学生会員無料、非会員2000円(セミナーのみ) ただし協賛学会会員は、本学会会員と同様の参加費とします。 |
懇 親 会: | 5月20日(土)夕方(会員および非会員5000円、学生会員2000円) 。参加費および懇親会参加費は、開催1日目(5月20日(土))に学会会場の受付でお支払いください. |
参加申込: | セミナー・年会それぞれへの参加・不参加を明記し、メールにて下記連絡先までお知らせください.参加のみされる方は、上記の参加費内訳を明記の上、メールにてお知らせ下さい. 5月20日および21日の一般講演を以下のように募集します。
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参加及び一般講演の 申込及び問合せ先: |
〒062-8517 |
セミナープログラム
低温生物工学会第62回セミナー「生命と水 — 分子機構解析に基づく技術創生 -」
日時:平成29年5月20日(土) 10:05~14:20(総合討論含む)
10:00~10:05 | 開会の辞 津田 栄 | |
(座長:櫻井 実) | ||
10:05~10:35 | S1 | ゼロ℃以下の温度でも濡れている氷結晶表面の不思議:2種類の形態の疑似液体層 |
10:35~11:05 | S2 | 熱測定からわかる蛋白質の低温挙動のメカニズム 宮崎裕司 (大阪大学大学院理学研究科) |
11:05~11:35 | S3 | X線1分子動態計測からの不凍タンパク質機能解析 ○佐々木裕次1, 2, 3 (1東京大学大学院新領域創成科学研究科、2東大-産総研OIL、3SPring-8/JASRI) |
(座長:井上眞理) | ||
11:35~12:00 | S4 | 植物の低温馴化と細胞外凍結に対する耐性機構の制御 上村松生 (岩手大学農学部) |
12:00~13:00 | 昼休み | |
13:00~13:25 | S5 | 微生物不凍タンパク質の立体構造 近藤英昌 (産業技術総合研究所生物プロセス研究部門) |
13:25~13:50 | S6 | 家畜生産の現場における細胞凍結技術の現状と研究開発の方向性 森安 悟 (北海道立総合研究機構畜産試験場) |
13:50~14:00 | 休憩 |
年会プログラム
一般講演(BP賞)(12件)
(座長 栗山 昭) | ||
14:00~14:12 | B1 | シダ植物ケラトプテリスカルスの超低温保存 ☆三國智葉1、安部文貴1、栗山 昭1 (1東京電機大学大学院理工学研究科) |
14:12~14:24 | B2 | イオン液体を用いた蛋白質の低温保存/抽出技術の研究 ☆石川由佳、竹清貴浩、吉村幸浩 (防衛大学校応用化学科) |
14:24~14:36 | B3 | 再凍結した冷凍すり身の坐りに及ぼす乾燥卵白の効果 西牧竜哉1、☆淺田拓真2、阿部周司1,2、梶原一人1,2 (1東京工科大学 応用生物学部、2東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科) |
14:36~14:48 | B4 | 魚類不凍タンパク質の細胞保護効果の濃度依存性解析 ☆室井宏仁1, 新井達也1, 三浦愛2, 大山恭史2, 近藤英昌1,2, 津田栄1,2 (1北海道大学大学院生命科学院, 2産業技術総合研究所生物プロセス研究部門) |
(座長 荒川圭太) | ||
14:48~15:00 | B5 | A single seed treatment mediated by reactive oxygen species (ROS) can improve germination, growth performance, and freezing tolerance ☆Kamal Md Mostafa1, Karen Tanino2, Yukio Kawamura1 and Matsuo Uemura1(1United Graduate School of Agricultural Sciences, Iwate University, Japan, 2Department of Plant Sciences, University of Saskatchewan, Canada) |
15:00~15:12 | B6 | 低温環境下での葉のダメージ低減に対する電流負荷効果 ☆山下恭平1、小西忠司2、鳴海明3 (1神奈川工科大学大学院生、2大分高専、3神奈川工科大学) |
15:12~15:22 | 休憩10分 | |
15:22~15:34 | B7 | 低温馴化過程におけるダイナミン様タンパク質(DRP1E)が関与する細胞膜タンパク質変動の解析 ☆矢後琴美1、渡辺悦子2、今井裕之3、河村幸男1,2,3、上村松生1,2,3 (1岩手大学・農学部、2岩手大学・寒冷バイオ、3岩手大学・連合農学) |
15:34~15:46 | B8 | 植物はどのようにして季節変化を知る?:低温馴化制御と光受容体フィトクロムの役割 ☆金谷真希1、冨永陽子2、上村松生2,3、河村幸男2,3 (1岩手大学大学院農学研究科、2岩手大学附属寒冷バイオフロンティア研究センター、3岩手大学農学部植物生命学科) |
(座長 石川雅也) | ||
15:46~15:58 | B9 | 高濃度域における不凍タンパク質の氷結晶結合機能の解析 ☆深見大地1、マハタウッディンシェイク1、近藤英昌1、2、津田栄1、2 (1北海道大学生命科学院生命融合科学コース、2産業技術総合研究所生物プロセス研究部門) |
15:58~16:10 | B10 | 過冷却促進(抗氷核)ポリフェノールによる組換え氷核タンパク質の氷核活性阻害 ☆出原信大1、桑原慎子2、鈴木伸吾1、小高優子3、藤川清三2、荒川圭太2 (北海道大学 1大学院農学院、2大学院農学研究院、3農学部) |
16:10~16:22 | B11 | 子嚢菌由来不凍タンパク質の氷結晶結合メカニズムの解明 ☆新井達也1、深見大地1、近藤英昌1,2、津田栄1,2 (1北海道大学大学院生命科学院、2産業技術総合研究所生物プロセス部門) |
16:22~16:34 | B12 | 低温における天然高分子デンプンのテラヘルツ時間領域分光 ☆寺尾和香奈、森龍也、壁谷幹敏、小島誠治 (筑波大学大学院、数理物質科学研究科、物性・分子工学専攻) |
16:34~16:46 | B13 | 低温エージング過程で凍り豆腐の固形部に生ずる密度変化の放射光CTを利用した観察 ☆小林りか1、 石黒貴寛2、川井清司3、 尾関亜海4、鈴木徹4 1日本大学生物資源科学部、 2旭松食品(株)、3 広島大学大学院生物圏科学研究科、 4東京海洋大学海洋科学部 |
16:46~16:56 | 休憩10分 |
一般講演(26件)
(座長 吉村幸浩) | ||
16:56~17:08 | G1 | レプリカ交換分子動力学法を用いたLEAペプチドの乾燥誘導構造変化の解析 西本達志、古田忠臣、○櫻井実 (東京工業大学バイオ研究基盤支援総合センター) |
17:08~17:20 | G2 | ベタイン色素によるトレハロースガラスの不均一性の観測 平田雄大1、松本誠史1、豊淳史1、太田周志1、○長澤裕1,2 (1立命館大学生命科学部、2JSTさきがけ) |
17:20~17:32 | G3 | 凍結・融解後の細胞の生存性に対する凍結様式の寄与(冷却速度に対する生存曲線の実験結果と反応速度論的モデル) ○石黒博1,西村耕世1,植村真1,野澤正和2 (1九州工業大学 大学院生命体工学研究科,2秋田工業高等専門学校 機械工学科) |
18:00~20:00 | 懇親会(北海道大学 エンレイソウ) | |
1日目終了 | ||
5月21日 日曜日 | ||
(座長 枝重圭裕) | ||
09:00~09:12 | G4 | シロイヌナズナエコタイプの低温馴化及び凍結耐性におけるスクリーニング ○渡辺悦子1,真野昌二2,山田健志3,西村幹夫2,井内聖4,小林正智4,上村松生1,5,河村幸男1,5 (1岩手大学,農学部,附属寒冷バイオフロンティアセンター,2基礎生物学研究所, 3Malopolska Centre of Biotechnology, Jagiellonian University, 4理化学研究所,実験植物開発室, 5岩手大学,農学研究科,植物生命科学) |
09:12~09:24 | G5 | ヒメツリガネゴケの凍結耐性におけるエチレンシグナルの役割 ○平出真由佳㈵、竹澤大輔1 (1埼玉大学大学院理工学研究科) |
09:24~09:36 | G6 | ゼニゴケゼアキサンチンエポキシダーゼ遺伝子破壊株の解析 ○齋藤慧1、高橋公咲2、竹澤大輔1 (1埼玉大学大学院理工学研究科、2北海道大学農学研究院 |
(座長 梶原一人) | ||
09:36~09:48 | G7 | ササゲの乾燥適応におけるVuWRKYの役割 ○栃原美咲、三浦寧音、駒井玲花、辰巳由華、濱岡範光、石橋勇志、井上眞理 (九州大学大学院農学研究院) |
09:48~10:00 | G8 | 異なる乾燥耐性を示すブナ科樹木の種子の胚軸および子葉 ○遠藤圭太1、木村恵1、山田浩雄1、生方正俊1、荒川圭太2 (1(研)森林総合研究所林木育種センター遺伝資源部、2北海道大学大学院農学研究院 |
10:00~10:12 | G9 | 人為的な脱馴化処理におけるシラカンバの枝の細胞の耐寒性変化 武内眞也、〇春日純 (帯広畜産大学) |
(座長 近藤英昌) | ||
10:12~10:24 | G10 | グループ3LEAタンパク質を模倣した機能ペプチドによるタンパクの変性抑制 ○古木隆生1、櫻井実1 (1東京工業大学 バイオ研究基盤支援総合センター) |
10:24~10:36 | G11 | ガラス転移温度に基づく液状食品の粘性予測 ○川井清司1, 2、深見 健3、Suwalee Fongin1、竹内紗耶花2、原田吉人1、羽倉義雄1, 2 (1広島大学大学院生物圏科学研究科、2広島大学生物生産学部、3サンエイ糖化(株)) |
10:36~10:48 | 休憩10分 | |
(座長 鈴木 徹) | ||
10:48~11:00 | G12 | グリセロールのガラス状態:常圧低温凍結と常温高圧凍結 小島誠治 (筑波大数理物質系) |
11:00~11:12 | G13 | LEAペプチドのネムリユスリカ培養細胞Pv11に対する生理学的機能 阪野美紗1、櫻井実1、○黄川田隆洋2,3 (1東工大、2農研機構・生物研、3東大院) |
11:12~11:24 | G14 | HaCaT細胞における低温ストレス時の酸性小胞の増加 〇内田 夏美, 緑川知輝, 四宮貴久, 村勢則郎, 長原礼宗 (東京電機大学理工学部) |
(座長 上村松生) | ||
11:24~11:36 | G15 | 乳酸菌の凍結過程における浸透圧変化が及ぼす損傷に関する研究 ○千秋和典1、小林りか2、川井清司3、鈴木徹1 (1東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科、2日本大学生物資源科学部、3広島大学大学院生物圏科学研究科 |
11:36~11:48 | G16 | 高い凍結耐性を持つヌマエラビル(Ozobranchus jantseanus)の細胞組織変化 ○鈴木徹1、関口由起1、原川昭宏1、鈴木大2 (1東京海洋大学、2東海大学) |
11:48~12:00 | G17 | CHO細胞の凍結保存に最適な細胞内トレハロース濃度の推定 ○内田努1、古川真帆1、黄川田隆洋2, 3、山崎憲慈1、郷原一寿1 (1北海道大学大学院工学研究院、2農業・食品産業技術総合研究機構、3東京大学大学院新領域創成科学研究科) |
12:00~13:15 | 昼休み (編集委員会) | |
13:15~13:55 | 総会 | |
13:55~14:10 | 学会賞授賞式 | |
(座長 栗山 昭) | ||
14:10~14:40 | 学会賞受賞講演 植物の低温・乾燥耐性における水分生理学的研究 井上眞理 (九州大学大学院 農学研究院 資源生物学部門) |
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14:40~15:00 | 奨励賞受賞講演 細胞内氷晶形成メカニズムの解明と細胞内氷晶形成回避における融解速度の重要性 関 信輔 (秋田大学 バイオサイエンス教育・研究サポートセンター) |
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15:00~15:10 | BP賞発表・授賞式 | |
15:10~15:22 | 休憩10分 | |
(座長 竹澤大輔) | ||
15:22~15:34 | G18 | 大豆粉の冷凍エビに対する品質改良効果について ○蓑島良一1,2、椎葉究2 (1日清オイリオグループ(株) 中央研究所、2東京電機大学理工学研究科 |
15:34~15:46 | G19 | 保護物質が凍結乾燥乳酸菌の生菌数に及ぼす影響 ○川井清司1、三ヶ尻脩人1、滕達1、羽倉義雄1、鈴木大2、萩原知明3、黄川田隆洋4、鈴木徹3 (1広島大学, 2九州大学, 3東京海洋大学, 4国立研究開発法人農業?食品産業技術総合研究機構 |
15:46~15:58 | G20 | 凍結濃縮を利用した遺伝子導入法の開発 ○松村和明1、Sana AHMED1、宮脇長人2 (1北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科、2東京海洋大学食品生産科学部門 |
(座長 内田 努) | ||
16:44~16:56 | G21 | X線反射率測定によるトリメチルβ-シクロデキストリン超薄膜の温度依存的膜厚変化挙動の解析 〇小河重三郎1,2、高橋功1 (1関西学院大学、2成蹊大学) |
16:10~16:22 | G22 | レンギョウ枝髄における凍結開始過程の詳細の可視化解析 ○石川雅也1,村川裕基1,山崎秀幸2,朽津和幸1,T. Stait-Gardner3,W.S. Price3 (1東京理科大,2特許生物寄託センタ,3Western Sydney University) |
16:22~16:34 | G23 | 極低温微細固体窒素噴霧を用いた細胞のガラス凍結 ○石本淳1 (1東北大学流体科学研究所) |
16:34~16:46 | G24 | トマトの低温ストレスシグナルとオリゴ糖合成調節メカニズム ○湯淺高志1、石橋勇志2、井上眞理2 (1宮崎大学農学部植物生産環境科学科作物学研究室,2九州大学大学院農学研究院資源生物科学部門 |
16:46~16:58 | G25 | 水生植物ガガブタの多芽体作出と超低温保存 ○上原歩1、飯塚郁穂1、三国智葉2、栗山昭1,2 (1東京電機大学理工学部、2東京電機大学大学院理工学研究科 |
17:00~17:05 | 閉会の辞 津田栄 |