第60回低温生物工学会大会
開催概要
第60回低温生物工学会大会(セミナー及び年会)開催のお知らせ
第60回低温生物工学会大会(セミナー及び年会)を下記の日程にて開催いたします.
会員の皆様には奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます.
日 時: | 平成27年5月30日(土)セミナー及び年会 5月31日(日)年会(一般講演) |
場 所: | 東京工科大学(八王子キャンパス) |
地図: | http://www.teu.ac.jp/campus/map/index.html |
アクセス: | 土曜日はJR中央線八王子駅(以下、八王子)、JR横浜線八王子みなみ野駅(以下、八王子みなみ野)ともにスクールバスが運行しております。 日曜日についてですが、この日は同じ敷地内にある専門学校が オープンキャンパスを行うため、八王子駅、八王子みなみ野駅ともに スクールバスが運行されます。時刻表はこちらです。 また、八王子みなみ野からお越しの場合は京王バスを利用することもできます。 徒歩の場合は12分程度要します。
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大会参加費: | 会員6,000円、非会員8,000円、学生会員2,000円 |
懇 親 会: | 5月30日(土)夕方(会員および非会員5,000円、学生会員2,000円) 開会時刻はプログラム決定後にお知らせいたします。 |
参加申込: | セミナー・年会それぞれへの参加・不参加を明記し、メールにて下記連絡先までお知らせください。参加のみされる方は、上記の参加費内訳を明記の上、メールにてお知らせください。
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参加及び一般講演の 申込及び問合せ先: |
〒192-0982 東京都八王子市片倉町1404-1 |
一般講演は5月30日の午後および5月31日の午前から行います。時間等につきましては、プログラム編成後に確立となりますので、しばらくお待ちください。講演は口頭発表のみで、発表時間は15分ほどを予定しております。発表内容は年会終了後2週間以内に「低温生物工学会誌」研究報告として投稿、あるいは別途、オリジナル論文として投稿をお願いしています。詳しくは会誌またはホームページの編集要項および投稿規定をお読みください。 |
セミナープログラム
低温生物工学会第60回セミナ-「アモルファス―食品および医薬品への応用」
日時:平成26年5月30日(土)
10:00~14:35 (総合討論を含む)
10:00~10:05 | 開会の辞 梶原 一人 |
(座長:吉村 幸浩) | |
10:05~10:40 | S1 ナノ細孔内における水の凍結現象 渡辺啓介(福岡大学 理学部化学科) |
10:40~11:15 | S2 冷凍食品の品質劣化と氷結晶の再結晶化 萩原知明(東京海洋大学 食品生産科学科) |
11:15~11:50 | S3 食品のガラス化と品質設計 川井清司(広島大学) |
11:50~12:40 | 昼休み |
(座長:櫻井 実) | |
12:40~13:15 | S4 非晶質の過飽和溶解現象を利用した難水溶性薬物の製剤化 川上亘作(物質・材料研究機構) |
13:15~13:50 | S5 アモルファス添加剤を用いたタンパク質医薬品とリポソームの凍結乾燥と安定化 伊豆津健一(国立医薬品食品衛生研究所 薬品部) |
13:50~14:25 | S6 平衡ガラス化法による受精卵の凍結保存 枝重圭祐(高知大学) |
14:25~14:35 | 休憩 |
年会プログラム
低温生物工学会第60回年会
日時:平成26年5月30日(金) ~5月31日(土)
5月30日【一般講演 BP賞エントリー】 (14件)
(座長:竹澤 大輔) | |
14:35~14:50 | B1 HaCaT細胞への低温ストレスにおけるミトコンドリアROSとオートファジーの関与 ☆矢澤 智輝, 村勢 則郎, 長原 礼宗 (東京電機大理工) |
14:50~15:05 | B2 シダ植物カルスの低温保存の試み ☆安部文貴1、森 達也1、田中大介2、栗山 昭1 (1東京電機大理工、2基生研IBBPセンター) |
15:05~15:20 | B3 植物の低温感知におけるCa2+の動態とその役割 ☆開 勇人1、冨永陽子2、上村松生2、河村幸男2 (1岩手大院農、2岩手大寒冷バイオ) |
(座長:石川 雅也) | |
15:20~15:35 | B4 コケ植物の凍結及び脱水感受性を制御するプロテインキナーゼ ARKの解析 ☆石﨑優美子1、猿橋正史1、Totan Kumar Ghosh1、萩原和哉1、 坂田洋一2、竹澤大輔1 (1埼玉大院理 2東京農大バイオサイエンス学科) |
15:35~15:50 | B5 Desiccation stress signaling in liverworts mediated by conserved promoter elements ☆Totan Kumar Ghosh and Daisuke Takezawa (埼玉大院理工) |
15:50~16:05 | B6 短期低温処理条件におけるクリプトクロームを介した青色光の低温馴化制御機構 ☆今井裕之1,河村幸男1,2, 長谷あきら3, 上村松生1,2 (1岩手大院連合農学 2岩手大農寒冷バイオ 3京都大院理) |
16:05~ 16:20 | B7 ネムリユスリカ培養細胞Pv11における新規な恒常発現ベクターの構築 |
16:20~16:30 | 休憩 |
(座長:清 忠師) | |
16:30~16:45 | B8 不凍タンパク質の凍結濃縮阻害機能の解析 ☆新井達也1、近藤 英昌1,2、津田 栄1,2 (1北海道大院生命融合科学、2産総研生物プロセス) |
16:45~17:00 | B9 G3LEAペプチドの生体膜への結合過程における自由エネルギー及び構造変化の解析 ☆阪野美紗1、渡邉宙士1、古田忠臣1、櫻井実1 (1東工大バイオ研究基盤支援総合センター) |
17:00~17:15 | B10 コリン系イオン液体の低温凍結保護の可能性~ガラスの脆さの評価~ ☆国府田将太、橋本侑亮、森龍也、小島誠治 (筑波大院 数理物質科学研) |
17:15~17:30 | B11 新規ガラス状態安定化高分子の開発 ☆鈴木 雅1、田中大介2、松村和明1 (1北陸先端大マテリアルサイエンス2基生研IBBPセンター) |
(座長:川井 清司) | |
17:30~17:45 | B12 放射光X線CTを用いた凍結食品内氷結晶のその場観察 ☆小林りか1、佐藤 眞直2、鈴木 徹1 (1東京海洋大院、2 (公財)高輝度光科学研究センター) |
17:45~18:00 | B13 水産練り製品のゲル形成に及ぼすワカメ脂質添加の影響 ☆本間太郎1、阿部周司1、津久井隆行2 (1東京工科大応用生物、2北海道大院保健科学) |
18:00~18:15 | B14 デキストランの塩化カリウムによるゲル化メカニズムの検討 ☆小橋稔彦、阿部周司、梶原一人 (東京工科大院バイオ・情報メディア) |
18:30~20:00 | 懇親会 |
5月31日【一般講演】 (18件)
(座長:荒川 圭太) | |
9:00~ 9:15 | G1 細胞内アミロイド凝集アッセイ系を用いたG3LEAペプチドのタンパク質凝集抑制機能に関する研究 山口鉄郎1、畑中理恵2、黄川田隆洋2、○櫻井実1 (1東工大、2農業生物資源研) |
9:15~ 9:30 | G2 アブシジン酸が低温下での葉緑体挙動に及ぼす影響 門脇 祐、○竹澤大輔 (埼玉大院理工学研究科) |
9:30~ 9:45 | G3 ササゲの乾燥耐性における水分パラメータの特徴 江頭知穂1,2、湯浅高志3、石橋勇志1、井上眞理1 (1九州大院生資環、2農林水産省生産局、3宮崎大農、) |
(座長:井上 眞理) | |
9:45~10:00 | G4 イネの生殖器官発達におけるオートファジーの役割 ~オートファジー制御によるイネ冷温障害打破を目指して~ ○来須孝光1,2、陶文紀2、花俣繁2、岡咲洋三3、北畑信隆2、 小嶋美紀子3、榊原均3、斉藤和季3、朽津和幸2,4、多田雄一1 (1東京工科大応用生物、2東京理科大理工応用生物科学、 3理研環境資源科学、4東京理科大総合研究機構) |
10:00~10:15 | G5 乾燥耐性を増大した柑橘類培養細胞にみられる特質 ○菅原康剛1、迎 恭輔2、畑中理恵3、國武久登4 (1埼玉大、2埼玉大院理工、3農業生物資源研、4宮崎大農応用生物) |
10:15~10:30 | G6 レンギョウ枝髄に含まれる新規氷核活性物質の活性機構 灘浩樹1、越後拓也2、豊増孝之3、山崎秀幸3、村川裕基3,4、 朽津和幸4、○石川雅也3 (1産総研、2秋田大、3農業生物資源研究所、4東京理科大) |
10:30~10:40 | 休憩 |
(座長:栗山 昭) | |
10:40~10:55 | G7 乳酸脱水素酵素(LDH)の凍結融解過程に与える単鎖型合成糖脂質の安定化効果とそのアルキル鎖長依存性に関する検討 ○小河重三郎1,2、河合隆一郎2、古賀舞都2、朝倉浩一2、高橋功1、 小山内州一2 (1関西学院大、2慶應大) |
10:55~11:10 | G8 付着神経様細胞の細胞外凍結・融解後の形態変化に対するカルボキシル化ポリリジンの効果 ○植村 真1、石黒 博1、松村和明2 (1九州工業大、2北陸先端大) |
11:10~11:25 | G9 トレハローストランスポーターを発現したCHO-K1細胞の凍結保存 ~トレハロース濃度依存性~ 古川真帆1、○内田努1、黄川田隆洋2、山崎憲慈1、郷原一寿1 (1北海道大、2農業生物資源研究所) |
(座長:河原 秀久) | |
11:25~11:40 | G10 線虫におけるグリシンベタインの凍害防御効果 ○林正和1、田中大介2、村勢則郎1 (1東京電機大理工、2基生研IBBPセンター) |
11:40~11:55 | G11 大腸菌で発現させた氷核タンパク質inaAの氷核活性について 桑原慎子1、鈴木伸吾2、藤川清三1、○荒川圭太1 (北海道大院 1農学研究院、2農学院) |
11:55~12:10 | G12 グループ3LEAタンパク質のモデルペプチドによる酵素の乾燥保護効果 ○古木隆生1、櫻井 実1 (1東工大バイオ研究基盤支援総合センター) (12:25~13:30 昼休み) |
12:10~13:15 | 昼休み |
13:15~13:55 | 総会 |
【授賞式・受賞講演】 | |
13:55~14:10 | 低温生物工学会学会賞授賞式 |
(座長:鈴木 徹) | |
14:10~14:40 | 学会賞受賞講演 水の物理化学を基礎とした低温生物工学研究 宮脇 長人 (石川県立大生資環) |
14:40~15:00 | 奨励賞受賞講演 新規凍結保護物質の合成とその応用 松村 和明 (北陸先端大マテリアルサイエンス) |
15:00~15:10 | 休憩 |
(座長:伊豆津 健一) | |
15:10~15:25 | G13 過冷却促進(氷核形成阻害)物質に関する研究の現状 桑原慎子1、小山寿恵2、稲田孝明2、荒川圭太1、○藤川清三1 (1北海道大院農学、2産総研省エネルギー) |
15:25~15:40 | G14 DMSOを用いた発現蛋白質の低温保存に関する基礎研究 ○竹清貴浩、山口恵里佳、吉村幸浩 (防衛大応用化) |
15:40~15:55 | G15 水溶液中の生体高分子の分子安定性および集合安定性に及ぼす協同的水和効果 ○宮脇長人、松平景子 (石川県立大生資環) |
15:55~16:10 | G16 恒温・恒湿環境下におけるアモルファス・トレハロース乾燥膜の相変化と吸湿率の測定 |
16:10~16:20 | BP賞発表・授賞式 |
(座長:宮脇 長人) | |
16:20~16:35 | G17 高速度カメラを用いた植物の細胞内凍結における氷結晶形成挙動 ○蜷川 貴子1、鳴海 明2、河村 幸男3、小西 忠司4 (1神奈川工科大院、2神奈川工科大、3岩手大、4大分高専) |
16:35~16:50 | G18 大豆粉利用による冷凍耐性生地の品質改善と機能解析 ○蓑島 良一1、伊藤 昌也2、椎葉 究3、会田 真人3、田村 翔2、 村勢 則郎3 (1日清オイリオグループ㈱、2東京電機大理工、3東京電機大理工学研究科) |
16:50~17:05 | G19 再凍結した冷凍すり身の加熱ゲル形成能に対する澱粉および乾燥卵白の効果 寺尾優希、〇阿部周司、梶原一人 (東京工科大応用生物) |
17:05~17:10 | 閉会の辞 梶原 一人 |