タイトルをクリックすると、各ディスカッションの詳細がご覧になれます。
- 「CADを利用したセットアップモデルを活用する」 布留川 創 (大森プリモ歯科・矯正センター)
- 「口蓋裂治療の質の向上を矯正歯科医が発信しよう」 平川 崇 (斉藤歯科クリニック)
- 「患者満足度の向上」 富永 雪穂 (アルファ矯正歯科クリニック)
- 「日本人の矯正治療目標」 森下 格(特定医療法人 雪ノ聖母会 聖マリア病院 矯正歯科)
- 「ザ・ブラケッティング」 古賀 正忠 (古賀矯正歯科クリニック)
- 「MFTとことばの教室とのネットワーク治療を考える」 里見 優 (さとみ矯正歯科クリニック)
- 「唇顎口蓋裂患者が抱える問題点」 西浦 亜紀 (大阪歯科大学歯科矯正学講座)
- 「三次元デジタル模型から保定と後戻りを考える」 蓮舎 寛樹 (大阪歯科大学歯科矯正学講座)
- 「長期術後経過症例を顧みてー術後10年以上経過症例ー」 宮崎 忠明 (宮崎歯科矯正歯科医院)
- 「安全で速い歯の移動条件を見直そう」 小椋 幹記 (医療法人敬和会 大分岡病院 マキシロフェイシャルユニット)
- 「サービス業に学ぶ「できる人材」の育て方」 成田 信一 ( 医)スマイルデザイン 自由が丘矯正歯科クリニック)
- 「CADを利用したセットアップモデルを活用する」
布留川 創 (大森プリモ歯科・矯正センター)CAD/CAMを矯正臨床に応用する技術はすでに実用化され多種の報告が認められます。今回はCADを利用したセットアップモデルを用いて外科症例の治療方針検討を行う実際の手順にトピックを絞り、実演と質疑応答を行う予定です。CADは情報が共有でき、操作が容易でラボが不要です。外科の先生の参加もお待ちしております。
- 「口蓋裂治療の質の向上を矯正歯科医が発信しよう」
平川 崇 (斉藤歯科クリニック)現在、口唇裂・口蓋裂治療に必要なチームアプローチによる治療体制は殆どの地域で可能になったと言えるでしょう。しかし、その治療の質や治療目標は非口蓋裂患者と同等になったと言えるでしょうか。長期に渡り治療に携わり治療の難易度を良く知る矯正歯科医から治療の質的向上の必要性を発信していきませんか。
- 「患者満足度の向上」
富永 雪穂 (アルファ矯正歯科クリニック)矯正歯科医療は矯正歯科医同士による評価「ピア・レビュー」と、患者さんによる評価「患者満足度」によってなされると考えられます。そして「患者満足度」は質の高い治療結果ばかりでなく、それに至るプロセスがその高低に大きな影響を与えます。例えば治療内容の説明や分かり易さ、ドクターやスタッフの対応、矯正歯科装置による不快事項や痛みへの配慮などです。RTDでは「患者満足度」に影響を与える要因を考察し、その向上のために何をすべきか?を話し合ってみたいと思います。
- 「日本人の矯正治療目標」
森下 格 (特定医療法人 雪ノ聖母会 聖マリア病院 矯正歯科)アメリカなど海外で開発された多種のエッジワイズ装置とフィロソフィーが日本に導入され多様な治療ゴールが存在している。私はDr. Terrell L. RootがSteiner分析をもとにANBと上下顎前歯軸の角度で目標を表現したものを応用している。はたして日本人にそのままこれら各フィロソフィのデータを用いることが合理的なのだろうか?
いま日本人に相応しい治療目標を参加者の皆さんと再確認したい。
- 「ザ・ブラケッティング」
古賀 正忠 (古賀矯正歯科クリニック)ブラケッティングという言葉はアンドリュースによるもので、ここではブラケットを付けるシステムを意味しています。これには、ブラッケット ポジションとブラケット プレースメントがあり、前者はブラケットの位置のゴールを、後者はそれを達成するためのプロセス、を意味します。今回は個々のシステムの概略を話し合いたいと思います。
- 「MFTとことばの教室とのネットワーク治療を考える」
里見 優 (さとみ矯正歯科クリニック)口の機能について様々な方面からアタックしている方々とネットワーク治療をはかるうえで、お互いの取り組み方(治療法、指導法、分析法)を 理解していくことがいちばん大切だとおもいます。今回は、地域で言語教育に携わっておられる「ことばの教室」とMFT(口腔筋機能療法)を伴った機能的矯正治療の連携について話し合ってみたいと思います。
- 「唇顎口蓋裂患者が抱える問題点」
西浦 亜紀 (大阪歯科大学歯科矯正学講座)唇顎口蓋裂患者は出生直後から成長発育の適切な時期に、適切なチーム治療を受ける必要があります。その中でも咬合改善を担当する矯正歯科医は長期間患者 とかかわるため、上顎骨の劣成長、顎裂、埋伏歯、後戻りなどさまざまな問題点に直面し、その解決の困難さを実感していることと思います。今回は矯正治療における問題点と解決策について活発な意見交換ができればと思っています。
- 「三次元デジタル模型から保定と後戻りを考える」
蓮舎 寛樹 (大阪歯科大学歯科矯正学講座)矯正治療終了後の長期安定性は非常に重要である。後戻りの評価には様々な手法が用いられているが、近年三次元デジタル模型の精度が向上し、個々の歯の三次元的な位置変化を評価できるようになった。これまでの文献的考察とともに、様々な症例の三次元デジタル模型から保定と後戻りを考える。
- 「長期術後経過症例を顧みてー術後10年以上経過症例ー」
宮崎 忠明 (宮崎歯科矯正歯科医院)第30、31、33回日本臨床矯正歯科医大会ならびに第49回西日本歯科矯正大会、第2回九州矯正歯科大会に「長期術後経過症例を顧みて」第1〜4報と題して報告した。1960年代から現在までの我が国の矯正歯科を振り返りながら皆さんと活発な意見交換を行いたい。
- 「安全で速い歯の移動条件を見直そう」
小椋 幹記 (医療法人敬和会 大分岡病院 マキシロフェイシャルユニット)歯を移動する矯正力の条件と移動速度および副作用との関係については,未だ不明な点が多い.それにも関わらず,矯正歯科治療では,条件を決めて歯の移動を行う必要がある.矯正歯科臨床におけるこの条件を見直すために,矯正装置の設計を含めてどのように考えるのかについて情報交換を行いたい。
- 「サービス業に学ぶ「できる人材」の育て方」
成田 信一 ( 医)スマイルデザイン 自由が丘矯正歯科クリニック)QOLの向上に寄与する割合の高い矯正歯科医療では、スタッフの対応力や患者とのコミュニケーション力などのサービス力が重要である。矯正歯科をサービス業と考えると、サービス力は他のサービス業と比較してどうなのだろうか?有名ホテルやテーマパークでの「できる人材」の育て方から、医院で取り組む方法をディスカッションさせて頂きたいと思います。