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脳死肝移植希望者(レシピエント)適応基準の変更
昨年に脳死肝移植ドナーが100例を超えた状況を鑑みて、本年1月より「脳死肝移植希望者(レシピエント)適応基準」が添付資料のように変更になりました。
変更の要点は以下の5点となります。
1) 1ページ B.II群の基本方針を以下に変更。
非代償性肝不全の脳死肝移植の適応評価はChild-Pughスコア7点以上とする。(選択基準は変更なくMELDスコアの高い順に優先順位を設定する。)
2) 1)の変更に伴い、各疾患の適応基準に記載のCHILDスコア10点をChild-Pughスコア7点に変更。
3) 4ページ 9. 肝移植後グラフト機能不全 の以下の記載を削除。
ただし、生体または脳死肝移植後の早発性グラフト機能不全症例については、脳死肝移植ドナーが年間100例となるまでの間は脳死肝移植の適応外とする。適応となるのは、当年1月1日〜12月31日で100例を超えたら翌年1月1日からとする(2021年1月18日の肝移植委員会で決定)。
4) CHILDスコアをChild-Pughスコアに変更
5) 5ページ レシピエント登録の申し合わせ事項にChild-Pughスコアの基準を追記(プロトロンビン時間はINRを使用する)。
脳死肝移植適応・選択基準検討委員会
委員長 上田佳秀
脳死肝移植適応・選択基準変更(PDF:213KB)