大会長挨拶

GREETING

第50回日本口蓋裂学会総会・学術集会

会長 須田 直人

明海大学歯学部 形態機能成育学講座 歯科矯正学分野 教授

 このたび2026年5月27-28日の会期のもと第50回日本口蓋裂学会総会・学術集会を、明海大学歯学部 形態機能成育学講座 歯科矯正学分野で担当させていただくことになりました。大役を仰せつかりましたことを大変光栄に存じますとともに、重責に身が引き締まる思いがしております。多くの方々にご参加いただきたく、会場は本学会に馴染みが深く、東京駅や羽田空港にも近い学術総合センター(一橋講堂:東京都千代田区一ツ橋 2-1-2)といたしました。

本学会は、2026年に記念すべき設立50周年を迎えます。日本の口唇裂・口蓋裂治療の大きな節目になるタイミングと考え、大会テーマを「地域に根差した口唇裂・口蓋裂治療 ‐これまでとこれからの50年‐」といたしました。大会初日の5月27日には、50周年式典を会員懇親会と併催し、パレスホテル東京(千代田区丸の内1-1-1)で行います。

 特別講演1では、Duke UniversityのDr. Pedro E. Santiagoをお迎えして、術前顎矯正治療に関する最新の研究と臨床をご講演いただきます。また特別講演2では、昭和医科大学 歯学部 口腔生化学講座の塚崎雅之教授に最先端の骨免疫に関してご講演いただきます。教育講演では、株式会社エディアンド代表取締役 副田義樹様に医歯学教育におけるAIを用いた教育ツールに関してご講演いただきます。 シンポジウムは、口唇裂・口蓋裂児への早期介入、心理社会的支援、形成外科、口腔外科、言語聴覚、矯正歯科、鼻修正に関連した7つの内容になります。例年と同じように、言語聴覚士の集い、口唇裂・口蓋裂認定師申請単位取得セミナーも予定しております。

 皆様方のご協力のもと鋭意準備を進めてまいりますので、是非多数のご参加を賜りますよう、心よりお待ち申し上げております。