前門と後門の間で

虎と狼が戦ったらどちらが強いか?なあんて、規制当局に身を置いた事のない人間には、興味本位のシミュレーションに過ぎないのだろうが。

薬害被害者団体の人達は、ドラッグラグ・ワクチンギャップ解消を訴える患者団体に対して、しばしば、「あの人達は企業から金をもらっているから」と陰口をたたくが、本当にそう思っているのなら、相手に向かって堂々と言えばいいのだが、役所に向かってあれだけ何でも言える人達が、患者団体に対しては何も言えないのはどういうわけだろうか。

「ラグ被害者の声も聴いて」 薬害検証委インタビュー ロハス・メディカル 2009年7月25日

医薬品の用法の厳格化を求めるなどの第一次提言を出した厚労省の『薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会』に対して、先般、ドラッグラグやワクチンラグに悩む6つの患者団体が連名で要望書を出した。その真意はどんなことなのか、要望書の取りまとめをした「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」事務局長の高畑紀一氏に聴いた。(川口恭)

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