ディオバンに続け!

ブラックジャーナルに騙されて(敢えてリンクは貼らないよん!),二匹目のドジョウが二つ目の毒まんじゅうに化けるってこともわからないアホどもが.勝手に転けろ.
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SGLT-2阻害薬「心血管リスク減」に高まる期待
  「ジャディアンス」試験結果を受け( 日刊薬業 2015年10月26日 )
 SGLT-2阻害薬「ジャディアンス」(一般名=エンパグリフロジン)が心血管死のリスクを38%減少させるとの試験結果が、9月中旬に欧州糖尿病学会で発表された。脱水の副作用の懸念から売り上げが低迷する中、SGLT-2阻害薬に新たな価値が生まれるのではないかと業界の期待が高まっている。国内で上市する6成分のうち、ジャディアンスを含めて3成分が同様の試験を行っており、自社の試験結果に期待が膨らんでいる。

 米FDA(食品医薬品局)は米国で発売する糖尿病治療薬に対し、心血管イベントの発生リスクを見る試験を求めている。過去に心血管イベントの発生リスクを増大させる血糖降下薬があり開発中止となった経緯から2008年に設けられた。

 独ベーリンガーインゲルハイム(BI)と米イーライリリーが行ったジャディアンスの試験「EMPA-REG OUTCOME」は、イベントの発生リスクが増大しないことを見る非劣性試験だったが、逆に減少に転ずる期待以上の結果が出た。

 試験は47%の人が心筋梗塞の既往歴を持つなど心血管疾患の発症リスクが高い42カ国592施設の2型糖尿病患者7034人(うち日本人83人)が参加。スタチンやARBにジャディアンスを上乗せした群とプラセボを上乗せした群でイベントの発生リスクを比べた。その結果、主要評価項目である複合心血管イベント(心血管死、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中)のリスクがジャディアンス群で14%有意に減少し、心血管死では38%の減少が見られた。

 SGLT-2阻害薬は脱水などの副作用から日本糖尿病学会の有志が適正使用の勧告を出した影響で、医師が慎重に患者を選んで処方しており各社とも売り上げは低迷している。6成分のうちジャディアンスは国内で上市が最も遅く不利な状況だった。日本BI広報部は「適正使用が大前提だが、この薬剤がもたらすメリットを享受する患者さんが増えることを期待している」としている。

 ジャディアンスの競合他社の開発担当者からは、今回の試験結果について「非常に勇気付けられた」との声が出ている。ジャディアンスと同様、「フォシーガ」(ダパグリフロジン)は「DECLARE-TIMI58試験」で、「カナグル」(カナグリフロジン)も「CANVAS試験」で心血管イベントの発現率を追っている。

 心血管イベントの発生率の減少がSGLT-2阻害薬に与える効果はまだ分からないが、プロモーション活動で他社との差別化を図る根拠になる可能性はある。さらに今後エビデンスが構築され、国内外のガイドラインで使用が推奨されれば、低迷しているSGLT-2阻害薬の糖尿病治療薬での位置付けも変わるかもしれない。
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