承認後こそ体力勝負なのに

ベンチャーあるいはそれに準じた企業はどうしてもオーファン・ニッチ市場向けの開発に走ることになりますが、最大の問題は市販後です。市販後こそ体力(人材・お金の余裕)が必要なのに、承認までに力を使い果たしてしまっていますから、こういう事態を招きます。その点、承認時に全て売り渡してしまう某最大手CROの開発方針は抜け目がないですね。
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厚労省  ノルスパンの承認先送り、「承認条件担保できず」(日刊薬業  2011年1月21日 )

 厚生労働省は21日、先月24日の薬事・食品衛生審議会薬事分科会で了承されていた品目を一斉に承認したが、ムンディファーマの慢性疼痛治療薬「ノルスパン」、そーせいの緊急避妊薬「ノルレボ」の2製品については正式承認を先送りした。ノルスパンについては、メーカー側に承認条件を満たす体制が十分担保できていないと判断。ノルレボは申請書類の提出が期日に間に合わなかった。
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