バカも休み休みにしましょうね
ーオワコン化するTranslational Researchー
Science Translational Medicineって,出る前は随分と話題になった雑誌だったが,もう過去形でしか語れなくなったようだ.
マウスのRCTだからTranslational Researchってこと?でも、それって、とっても変。というか、どうかしてる。というか、頭がイカレてるとしか思えない。
な
んでかっていうと、そもそもRCTって、雑音だらけの人間に投与したときに有効性の検出感度を上げるために、どうやって雑音を消すかっていう方法でしょ。
つまり有効性を検証するのにRCTが必要な医薬品は、その薬の有効性が雑音に打ち勝てるほど強くない、そんな情けない有効性しかないってことなの。本当に
効く薬なら、RCTなんて要らないのよ。ペニシリンGがRCTを経て世の中に出たなんて聞いたことないでしょ。だからさあ、マウスの段階で有効性を検証す
るためにRCTが必要な薬って、それだけでもう絶望ってことなのよ。そんな論文が載るようなジャーナルの価値も同様に絶望的ね。
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脳卒中マウスの抗CD49d抗体治療を人のように無作為化試験で評価 BioTodayニュースレター 2015年8月10日
2015-08-09
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脳への白血球移動を妨げる抗CD49d抗体の脳卒中マウスモデル2種への効果をヒトでの臨床試験で最も厳密で信頼性が高い方法・無作為化試験を介して評価
し、その実用性を証明した結果が報告されました。多施設でのこの無作為化試験の結果、抗CD49d抗体は小さな皮質梗塞は縮めたもののより大きな病変には
無効であり、梗塞の重症度や位置に応じて効果は異なるようだと著者は言っています。
Results
of a preclinical randomized controlled multicenter trial (pRCT):
Anti-CD49d treatment for acute brain ischemia. Science Translational
Medicine 05 Aug 2015: Vol. 7, Issue 299, pp. 299ra121
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