ドラッグラグの真犯人
開発着手が遅れる本当の理由

かつて、ドラッグラグの真犯人は厚労省ということになっていた。ドラッグラグ解消のためには審査を早くしなければならない。審査を早くするためには人を増やさなくてはならない。けれども国民の皆様が公務員を増やすなというので、PMDAを作って、製薬企業からもらったお金を人件費にして、審査員を増やした。

そうして審査員が増えたら、ドラッグラグの原因は審査の遅れではなくて、企業の開発着手の遅れだということになった。何だって、せっかく大枚はたいたのに、悪いのはお前のせいだと?おまけに、審査が短くなると思ったら、教育に時間がかかるから、すぐには無理だと言われる始末。やらずぶったくりとはこのことだ。歌舞伎町のいかがわしい店よりひどいやり口じゃないか。

開発着手の遅れだと、でも、自分たちは必死で働いてきた。企業がもたもたしているからだなんて、言いがかりもいいところだ。でも一体誰が悪いんだろう?どこのどいつが真犯人なんだろう?

日本の治験は金がかかる。組み入れも遅い。だから開発着手が遅れる。では、国際的に悪名高いコスト高と組み入れの遅さの真犯人は誰か?私が説明するまでもないだろう。こんなところを読んでいるあなたはよおーーっく知っているはずだ。

GCPを知らない治験責任医師

治験を赤字補填の財源と考えて、ポイント制を根拠に高い研究費を取ったり、前納返還なしで出来高払いにしない病院

厚労省はけしからん、早く承認しろと馬鹿の一つ覚えを繰り返すばかりで、治験は人体実験との時代錯誤的な認識を改めず、決して被験者になろうとしない国民の皆様

よかったら使ってください→パワーポイントスライド

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