ようやくリベート解消
ようやくここまで来ました。あれだけ乱痴気騒ぎしたんだから、これぐらい成果がありませんとねえ。今村理事長以下JaphMedの皆様も、長年本
当にご苦労様でした。誰が考えたか知らないけど「奨学寄付金」なんて、けったいな名前をつけてくれたもんだよなあ。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
製薬協 自社品の臨床研究、奨学寄付金の提供禁止 企業支援で改善策を提示、契約前提に( 日刊薬業 2014年3月27日 )
日本製薬工業協会は、厚生労働省が27日に開いた「高血圧症治療薬の臨床研究事案に関する検討委員会(ディオバン検討委)」で、製薬企業による
臨床研究支援の在り方について改善案を提示した。自社医薬品に関係する臨床研究については、契約に基づいて資金提供や物品供与を行うよう求め、奨
学寄付金による資金提供は認めない方針を打ち出した。製薬協は今後、改善案を最終的にまとめ、会員会社への周知を図っていく方針だ。
製薬協が検討委に提出した改善案は、「製薬企業による臨床研究支援の在り方に関する基本的考え方(案)」で、同検討委委員を務める稲垣治・製薬
協医薬品評価委員長らが内容について説明した。
●データ解析業務の労務提供も駄目
改善案では自社医薬品に関連する臨床研究について、契約に基づいて支援するよう要請し、研究に使われなかった資金・物品は適切に企業に返還され
るよう契約で明記するよう求めている。臨床研究に関する労務提供については、データ解析業務など、研究結果や研究の中立性に疑念を抱かせるような
行為を禁止した。
大学病院などに支出する奨学寄付金については「本来の趣旨にのっとり適切に提供すること」を求めており、自社医薬品が絡んだ臨床研究に対する資
金提供の手段とすることを禁じた。奨学寄付金を資金源として自社医薬品の臨床研究が実施されていることを把握した場合は、できる限り早期に契約に
よる委託研究などに切り替えるよう要請している。\
奨学寄付金を提供する際は、「社内の営業部門から独立した組織」で利益相反(COI)を十分確認して決定し、経緯などを記録・保管するよう促し
た。また、臨床研究の客観性・信頼性を確保するためには「研究者の独立性が極めて重要」と強調し、COI関係に十分留意して支援することを求め
た。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
→目次へ戻る