乳幼児揺さぶられ症候群
-御用医師による冤罪のレシピ-
いわゆる「乳幼児揺さぶられ症候群」が、東北大学医学部麻酔科第六代教授 橋本保彦が主張した「筋弛緩剤殺人」と同様のでっち上げであることは、チャイルドファーストだけではおかしい。科学的根拠と人権に目を!を読めば一目瞭然である。御用医師による冤罪のレシピが見事に描かれている。
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孫揺さぶり死、無罪確定へ 大阪高検、上告断念方針 19/11/08 共同通信社
生後2カ月だった孫の女児を揺さぶって暴行し死亡させたとして、傷害致死罪に問われた祖母の山内泰子(やまうち・やすこ)被告(69)を逆転無罪とした大阪高裁判決について、大阪高検が上告を断念する方針を固めたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。上告期限は8日で、無罪が確定する。2017年10月の一審大阪地裁判決は、孫に急性硬膜下血腫など「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」の兆候がみられたことから被告による虐待と認め、懲役5年6月を言い渡した。
しかし先月25日の高裁判決は、控訴審で出廷した脳神経外科医らの証言から、孫は頭部の血管に血の塊ができる「脳静脈洞血栓症」を発症し、脳機能不全に陥って病死した可能性が否定できず、死亡に結びつく暴行は認められないと判断。さらに「SBSの理論を単純に適用すると極めて機械的で画一的な事実認定を招く」と一審の認定を批判し、逆転無罪を言い渡した。山内被告は16年4月6日午後、娘一家が住む大阪市東淀川区の集合住宅で、孫の頭部に強い衝撃を与え、同7月23日に脳機能不全で死亡させたとして起訴された。
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そして、「乳幼児揺さぶられ症候群」を提唱してきた御用医師達により、大量生産されてきた冤罪の在庫一掃再審請求&国賠訴訟キャンペーンは
●これまで日の当たらない道を歩くことを強いられてきた刑事弁護士の皆様にとって、サラ金の過払い金返還請求並の食い物、もとい、飯の種を提供してくれる。
●このキャンペーンは、北陵クリニック事件を含め、他の再審事件の審理に対しても大きな影響を与える。
●もちろん意見書を書く医師については心配御無用である。いや、意見書も不要である。なぜなら、私の名前を出すだけで、どんな検事も尻尾を巻いて逃げ出すから。
→【犯罪学研究センター/科学鑑定ユニット対談】SBS検証プロジェクト 報道記者インタビュー 報道記者の目に映る揺さぶられっこ症候群問題とは(龍谷大学 ニュースセンター 2019.09.09)
→無罪続出の理由、「揺さぶられっ子症候群」の真実 検察側と弁護側、証言台に立つ医師の意見が真っ向対立(JB press 2020.9.28)
→法的リテラシー