産官学連携というが,対話ができなければ連携もへったくれもない.ところが,特に学に,対話のできる人がいない.そもそも学に,自分は言葉がわからないから,「通訳が必要」だと自覚している人がいない.これではそれこそ話にならない.
「グローバルスタンダードの薬が使えないのは厚労省の役人の陰謀だ」と今でもそう信じて疑わない人が倫理委員会の構成員に名を連ねているような大学とは,誰も一緒に仕事をしたくないと思うのは当然だろう.
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