4人に1人が辞めていく

誰もハッピーになっていない。ベンサム以来の功利主義とは全く逆の結果を招いている、彼の国は、一蓮托生=大陸でのとばっちりに巻き込まれることを嫌って、国を挙げてユーロを拒否し続けてきた。そう考えると、EU加盟もあくまで金融市場での覇権を得んがための、狭小な功利主義に過ぎなかったのだろう。そして今や、博物館の倉庫で誇りを被っていた”splendid isolation”を引っ張り出してきて、かつての”老大国”に戻ろうとしている。あの国がじたばたすればするほど、EUの結束はかえって強まるようにさえ思える。
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EMAアムステルダム移転前後のスケジュールを公表25%の職員が離職も ミクスオンライン2019/01/29

欧州医薬品庁(EMA)は1月23日、英国のEU離脱(Brexit)に伴う移転スケジュールを公表した。EMAは3月29日に英国・ロンドンからオランダ・アムステルダムへ移転することを決めている。アムステルダム移転を嫌い、EMAでは従業員全体の25%が離職したという。こうしたなかで、スケジュールを明確にすることで、業務の遅滞や混乱を防ぎたい狙いがある。EMAはすでに、アムステルダムで新入居するビルが2019年11月に竣工されるため、移転予定日に間に合わないことを明らかにしていた。今後、EMA本部の「仮住まい」となる、アムステルダム市SloterdijikのSparkビルディングは、オランダ政府から今年1月9日にEMAのGuido
Rasi専務理事に引き渡しを完了している。

EMAは、移転にあたっては、EU各国国民の保健衛生にかかわることだけに、その影響を防ぐ方法及びスケジュールによって移転を実施することを優先課題としていた。移転時の人員不足時にも高品質の行政サービスを継続する決意を示している。具体的なスケジュールとしては、3月1日(金)にロンドンを完全に引き払う。3月4日(月)から8日(金)にかけては、テレワークを中心とした業務を行うと同時に、少人数のスタッフがSparkビルディングに移転、緊急業務などの対応をする。翌週(11日から15日)からスタッフ全員が随時移転してくる。このため、各種会合や会議は15日からはSparkビルディングで実施される。4月中には、Sparkビルディングへの移転を完了、2019年第2四半期には一時停止していた複数年にわたる事業計画などの活動を開始するとしている。
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