大阪にあるグローバル企業

黒船？鬼畜米英？だと思った時代錯誤？いやいや、品質はインド、愛社精神は中国、会社所在地は大阪という点で、立派な現代のグローバル企業でっせ。会社の行動規範にも、「海外文化、慣習の尊重　日本精化グループは、事業活動にあたり、海外諸国の文化、慣習を尊重する」　とありますさかい。
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日本精化株式会社が高砂工場のFDA査察を人間の盾を作って拒否～米国出荷禁止へ BioTodayニュースレター 2016年10月11日
9月26日発行の米国FDA警告通知によると、大阪に本社がある薬品/成分メーカー・日本精化株式会社（Nippon Fine Chemical）はその高砂工場の査察を比喩ではなく実際に人間の盾（stand shoulder-to-shoulder）を作って阻止しました。
FDAスタッフが同社製品の苦情を見たところ、ガラス、毛、段ボール、金属、蜘蛛の混入の記録がありましたが、同社は苦情資料のコピーの提出を拒否しました。また、米国に出荷されている薬品の製造機器の写真撮影も同社は拒みました。FDAは日本精化株式会社の薬品は汚染されている（adulterated）と判断し、輸入禁止としています。
To stop FDA inspector, workers at Japanese drug maker formed a human barricade （＊）
Warning Letter 320-16-35 / FDA
日本精化株式会社
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＊この記事にある写真のFDAのmain buildingにNaval Ordnance Surveyとあるので、こりゃなんじゃ？と思って調べたら：
日下部哲也　米国食品医薬品局 FDA の組織構造に下記のような記述がありました。
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FDAは、これまでメリーランド州ロックビル等の27の施設に分散していたが、施設利用借料等の経費削減を図るため、662エーカーの海軍地上軍事センターの跡地（ホワイト・オーク）に移転・統合することとされた。この移転計画は、1990年11月28日のFDA再生法（FDA Revitalization Act）の成立を機に開始され、これまで10の建物が完成しており、2016年には8,889人もの職員を収容可能な、16の建物から成るキャンパスが完成する予定である（2011年8月現在）。
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Naval Ordnance Survey自体は完成したのが第二次大戦終了直前ということもあって、あんまり役に立たなかった組織のようで、戦後ワシントンDC郊外の住宅地がどんどん広がっていく中で「迷惑施設」扱いされ、92年6月28日には兵器廠の爆発事故なども起こって、それ以降、他の海軍施設に吸収される形で徐々に縮小→閉鎖となり、跡地は
Federal Research Centerと名付けられ、実質的にはゴルフコースや公園になっていたところへ、FDAの移転話が持ち上がったようです。

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