独創性確保の基本

人が騒いでいることには手を出さない」のが,独創性確保の基本中の基本.独創的な研究をやりたいのなら,レギュラトリー・サイエンス,とか,矯正医療とかね(^^;)
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がん領域で差別化はできない  UBS証券・関氏  過当競争で開発費回収に疑問符 日刊薬業 2019/3/20 (一部略)

 UBS証券調査本部株式調査の関篤史アナリストは20日、東京都内で開かれたCPhIjapanで講演し「そろそろオンコロジーはもうよいのではないか、というのがわれわれマーケットの見方だ」と述べ、がん領域に製薬企業がこぞって参入したことで過当競争に入っており、投資家からは開発費の回収に疑問符が付いていると指摘した。グローバルにがん領域で勝負する条件として、関氏は「無増悪生存期間が3〜6カ月伸びる程度だとマーケットとしては厳しい。高い効果が見込めるものでないと厳しい」 日本の会社はどこも注力領域ががんと言っているが、それは差別化の戦略かと疑問を持ってしまう」と問題提起した。

 免疫チェックポイント(CP)阻害剤の開発状況についても言及した。抗PD-1抗体と抗PD-L1抗体のグローバル市場全体の売り上げは3兆5000億円規模で、現在1500の臨床試験が進行中だと解説。関氏は「単純に割り算すると1つの臨床試験で売り上げが20億円しか見込めない。それで本当にペイできるのか、そろそろ冷静に考える時期が来ている」と述べた。

 中国市場での免疫CP阻害剤の開発状況についても触れた。すでに抗PD-1抗体について地方の製薬企業が2製品の承認を取得。「オプジーボ」や「キイトルーダ」の輸入物と比べ価格が4分の1から5分の1と安く、さらに中国国内で10以上の抗PD-1抗体が開発中であり、中国市場は大きいがマーケットとしては厳しいとの認識を示した。
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