報道しない自由が守る「信仰
−宗教,薬害,そして裁判真理教−

新聞に象徴される大メディアの存在意義を問う記事や著作は多い.非主流派メディアとして健闘してきた(?)『平成のスクープ誌』の部数減を嘆く方もいらっしゃる.しかし,全て無駄な議論である.わざわざ長々と論ぜずとも,新聞,テレビジョン,週刊誌全てが無くなって我々が困るかどうかを考えればすぐわかることだ.私は,新聞は購読していない.週刊誌も買わない.テレビジョンの受像器も持たない.それは,大メディアが,私の知りたいことを一切伝えてくれないからだ.

私が求めるのは,下記のような,核心を突いた調査報道である.ところが,MC救世神教の名前を出して,この「事件」を報道しているのは,やや日刊カルト新聞のみである(2019年1月19日現在).この記事を読むと,新聞にも週刊誌にもテレビジョンにも,無駄金をつぎ込んでこなかった自分が素敵に思えると同時に,素朴な疑問が生じる.

新聞・雑誌の販売部数減少・テレビジョン視聴率低下の原因は,市民がこの「報道しない自由」を謳歌する大メディアに愛想を尽かしたからに他ならない.にもかかわらず,なぜ大メディアは,その姿勢を改めようとしないのか?その答えもこの記事の中に見出すことができる.

薬害ビジネス」と「裁判真理教」は,それぞれ「全ての医薬品は毒であり,その背後には悪の巣窟,厚生労働省がいる」,「検察官は誰でもいつでも正義の味方であり,科捜研は常に正しい科学捜査の総本山であり,裁判は常に真相究明の場である」という,素朴な信仰に他ならない.大メディアは伝統的にこれらの素朴な信仰と,その敬虔な信者達から巻き上げる資金を生命線として経営されてきた.だから,「薬害ビジネス」や「裁判真理教」を否定する「危険思想」から,純朴な市民達を徹底的に遮断する.それが「報道しない自由」の正体である.

下記の記事は「全てのワクチンは毒である」という,典型的な薬害信仰から生じた健康被害である.事実をそのまま報道すれば,薬害信仰の全面的な否定に繋がる.そんな自殺的な報道をするほど,大メディア各社はバカではない.それが下記の「独占スクープ」が生まれた背景である.

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【三重】三重の麻疹集団感染、発生場所はMC救世神教の中高生2世信者研修会と判明 やや日刊カルト新聞 2019年1月16日

集団感染で麻疹に罹患した青年信者のものと思われるツイート
 昨年12月末に三重県内の「民間団体」が開いた研修会へ参加した10〜20代の男女が麻疹(はしか)に集団感染した問題で、この団体が世界救世教の流れを組むMC救世神教であると判明した。

◆三重県内で麻疹の集団感染が発生!
 昨年12月23〜30日に三重県津市で開かれた民間団体の研修会参加者が今月5日以降、発熱や咳などの症状を訴え麻疹に集団感染していた騒動で新事実が判明した。
 研修会には10〜20代の男女49人が参加、15日の時点で27人の感染が確認されている。
三重県庁医療保健部薬務感染症対策課感染症対策班の発表によると、27人のうち県内に居住する麻疹陽性者は22人。その中の18人に麻疹ワクチンの予防接種歴がないことが明らかにされている。三重県以外に岐阜県、和歌山県、名古屋市から参加した若者の感染も確認されている。

三重県医療保健部薬務感染症対策課感染症対策班の発表

三重県が発表した麻疹陽性者のデータ

◆「反ワクチン」宗教団体内で発生?
 この「民間団体」について津市の保健所や三重県庁は団体名を公表しておらず、予防接種率が極端に低い集団内で発生したことから、ネット上では「反ワクチン」を指導する特異な団体内で起こったのではないかと憶測を呼んでいた。そんな中、医療関係者から寄せられた情報により、この民間団体がミロクコミュニティ救世神教(MC救世神教)であることが判明した。

◆研修で麻疹に罹患した信者がツイート
 MC救世神教の研修会『SWING』の対象者は中高生で、お世話係として大学生も参加している。『SWING』に参加し、麻疹を発症したと思われるアカウントのツイートを見ると

「はしか、しんどい、誰か助けて」
「俺もはしかになってしんどい!」
「ほぼ間違いなくSWINGやな、、、」
「だってあれやろ!スウィング49名の内36名が麻疹やろ?」
「基本自宅で隔離です」
「そうらしいですね!完全感染するみたいなので!」

とのやりとりが確認できた。
 また2015年にSWINGに参加した女性は9日に「またはしかかよ〜無理〜また出停や」とツイートしており、集団内での麻疹発生が初めてではないことを伺わせる。

◆世界救世教直径分派の宗教団体
「新宗教辞典(1990 弘文堂)」等の記述を総合すると、救世神教は世界救世教が中央集権化を強め多くの分派を生んだ70年代に神慈秀明会などが分派となったのと同時期に分派し、岡田茂吉を教祖と仰ぐ救世教本体からの直系分派と捉えられている。世界救世教に所属していた後藤英男(1929〜1988)が1970年に独立し創設した救世神教は、2017年12月、教団名を「ミロクコミュニティ救世神教(MC救世神教)」に変更している。

教団HPには後藤崇比古管長の言葉が掲載されている
◆ワクチン否定・現代医療否定の形跡
 教団HPの『浄霊奇蹟の体験』には「浄霊による奇蹟体験談をご紹介しております。神霊のご実在と薬毒・浄化作用の実証体験に是非お触れ下さい」として「ワクチン接種を迫られた私の体に大異変!浄霊と祈りではしか抗体の数値が10倍に」と題した信者の投稿が掲載されている。
 教団が発行する『神教』紙の平成23年3月号に掲載された「潰瘍性大腸炎、壊疽性皮膚炎がご浄霊で快癒。早く報せたい薬禍とご浄霊の救い」には鈴鹿支部の信者の体験談の中に「三男は、妊娠中からご浄霊を頂く中で育ち、ワクチンや予防接種などは1本たりとも体に入れていない」との一文がある。
教団は他にも、ニセ科学と指摘されるEM菌を用いた自然農法を推奨しており、HPには「奇蹟体験談で神霊の存在と薬毒・浄化作用を基に心身共なる健康への道を実証」などとの記述もある。これらのことから、教団として信者にワクチン接種しないよう指導しているのではないかとの疑念が湧いた。
 世界救世教系の教団では「浄霊」という儀式が行われており、患部に「手かざし」をすることで病状が癒されるとされている。
 MC救世神教HPの『浄霊奇蹟の体験』のうち「ガン・腫瘍」の項目だけを見ても、以下の題が散見できる。

「ご浄霊で妻のガンが消える奇蹟」
「肺ガンと診断された親戚がで浄霊で快癒」
「再発した子宮頚ガンも浄霊と食事で完治」
「想念切り替えご浄霊で乳ガンが炭化」
「ご浄霊で膵臓ガンの診断覆る」
「 手術不能の前立腺ガン癒さる 仙骨へ転移のガン細胞もろとも消滅」
「食道ガン消滅の寸前に摘出する医療の怖さ 歩行困難の難病者に届ける希望の光 」
「悪性の甲状腺ガン 日々の浄霊と祈りで癒さる」
「子宮体ガン宣告さるるも摘出を回避 妹の胃ガンもステージVからTへと軽減」

これでは今回、麻疹を発症した若い信者が果たして適切な治療を受けさせてもらっているのかとの懸念も浮かぶ。

◆ 教団は謝罪の上、ワクチン接種は「自己責任」教団へ電話取材を行った。
教団広報担当者は昨年12月のSWINGでの研修で感染が拡大したことを認め「こんなことは初めて」と前置きし「最初は風邪と診断され、あとから麻疹だったということもあり時間が経たないと判らないという状況の中、拡まってしまった、大変申し訳ないと思っている」と謝罪、罹患者への対応については「保健所の指導に従い連携してやっている」と話した。
団体名が公表されていないことについては「今、却って公表するとパニックではないが逆に不安を与えてしまうということで、保健所のほうにもほかにもいろいろ心配とかかけるといけませんので、個人名団体名は伏せていただいてます」と答えた。
 団体として信者に「予防接種をしないでよい」と指導をしているのか訊くと
「いえ、任意なので受けなくてよいという指導はしていません。義務であれば受けなければいけないが麻疹ワクチンについては推奨されているが義務ではないので、最終的には自己責任というか本人の意思で決定しているという具合」と回答。
 また教団HPに『浄霊奇蹟の体験』としてワクチン接種を否定する文章が掲載されていることで信者に各種の予防接種をしなくてもよいというメッセージを与えていることになるのではないかと訊くと、こう答えた。
「そう仰る方がいるかもしれないが、私どもとしては事実を実際に載せているという具合」

◆行政は非公表の理由を説明
 三重県津保健所と県庁感染症対策課に、団体名を非公表にしている理由などについて電話取材した。

津保健所
「報道対応は県庁で一括している。うちは感染症法という法律に基づいて実施しているわけで、個人が特定されることかあるとそれはちょっと控えさせていただいているのが原則なので」

県庁感染症対策課
「今のところ、研修会に参加された方々から(外部への)発生はまだ出ていない」
「団体も参加者をすべて把握されていますし、経過観察をしている中で参加者からしか発生していないので」

団体名公表の基準について
 「ケースバイケース、把握されている方々ばかりなので。これが不特定となってくると注意喚起を幅広くしていかねばならないのでまた考えるところ」
 ”団体の公表と発症時の対策は公衆衛生上も重要なので行政機関としてもっと発信してほしい”との意見について
 「ご意見はいただいていて検討はしている。絶対にしないということはないし、する段階は保健所とも相談しながらとなってくる」

団体への指導について
 「仮定として、もしそういう(ワクチン接種を勧めない)団体がこういうことを起こしたとなれば、保健所から指導というか助言をしていくと思う」

◆団体名公表の理由
 今回の感染拡大騒動はいまのところこの特定の集団内での発症に留まっており、団体や行政サイドが団体名を公表していないことにはある種の合理性も感じられる。
 但し本紙では、麻疹の感染力の強さなど公衆衛生上の観点及び特定の集団内で「2世信者」という立場にある子どもたちが健康上の不利益をこれ以上被ることがないよう団体名の公表に踏み切ることにした。
 同団体の青年2世信者がこの騒動により学校などで謂れなき差別を受けることがあってはならず、感染症についての正しい知識が流布されることが望ましい。
 また同時に、同教団内で乳幼児へのワクチン接種について受けないよう勧めているとすればそれは是正されてしかるべきである。
 他にも、信仰の力で疾患が治癒すると標榜している宗教団体は数多ある。この「信仰療法」の問題については、3月10日にNAKEDLOFTで開催予定の反ワクチン批判トークイベント第2弾「接種ためらいペアレンツ大歓迎!ワクチン安心講座」でも論じる予定だ。
(文中敬称略)
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下記のように,他のメディアは,感染拡大の状況だけを報道し,その根本原因となったMC救世神教の研修会『SWING』については全く触れていない.一方,やや日刊カルトによれば,『取材に電話応対した教団の広報担当者も決して居直ったり開き直っていたわけではなく、2世信者への麻疹集団感染が拡がっている事態に困惑している様子だった』(MC救世神教2世信者の麻疹(麻しん/はしか)集団感染、AKB48握手会などで被害拡散のおそれ)とのことである.ならば余計にMC救世神教の名前を出して「報道してあげる」べきだろう.このままでは,MC救世神教の医療リテラシーは滑稽なぐらいに誤ったままだし,そこに集う人々の健康被害も繰り返されるだけだ.
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【三重】研修会参加者の姉もはしか三重、新たに2人感染 日経新聞2019年1月18日

三重県は18日までに、津市の30代女性2人がはしかに感染したと発表した。2人は、先月下旬に津市で開かれた研修会に参加してはしかに感染したとみられる20代の男子大学生の姉。これまでに県は参加者29人の感染を確認しているが、参加者以外の感染は初めて。
県によると、2人は正月に男子大学生と会った際にうつったとみられる。14日ごろから発熱や発疹などの症状があり、17日の検査で陽性が判明した。いずれも重症ではないという。
研修会は民間団体が主催し、10〜30代の男女計49人が参加。三重県のほか、岐阜県や名古屋市などに感染の届けが出ている。
また大阪市は17日、三重県で発生したはしかの集団感染で、患者の10代男性が6日に京セラドーム大阪で開催されたイベントに参加し、隣接するイオンモール大阪ドームシティを利用していたと明らかにした。ドームではこの日、アイドルグループ「AKB48」の握手会が開かれていた。市は発熱など疑わしい症状が出た場合は病院を受診するよう施設の利用者に呼び掛けている。

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【大阪】AKB48イベントに“はしか患者” 注意呼びかけ 大阪 NHK2019年1月18日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190118/k10011782431000.html

今月6日に大阪市で開かれた人気アイドルグループ、「AKB48」の大規模なイベントに、はしかに感染していた男性1人が訪れていたことがわかり、大阪市は感染が広がる可能性もあるとみて注意を呼びかけています。
大阪市によりますと、はしかに感染していたのは三重県内に住む10代の男性で、今月6日の午前11時半から午後9時ごろまでの間、大阪市の「京セラドーム大阪」で開かれた「AKB48」の握手会と、隣接する商業施設「イオンモール大阪ドームシティ」を訪れていたということです。
男性は、イベント前日の今月5日から鼻水やせきの症状があり、その後、発熱や発疹などの症状も現れ、医療機関ではしかと診断されました。
はしかは、高熱などに続き全身に赤い発疹が出るのが特徴で、重症化すると最悪の場合、死亡することもあります。空気感染で広がり、感染力が非常に強いのも特徴です。
大阪市は、感染が広がる可能性もあるとみて2つの施設を利用した人を中心に広く注意を呼びかけています。また「AKB48」のホームページでも、注意を呼びかけています。
大阪市は「同じ日に施設を利用した人で利用後3週間以内にはしかを疑う症状が出た場合は速やかに医療機関を受診してほしい」としています。

男性は集団感染の研修会に参加
三重県によりますと、はしかに感染していたのは三重県内に住む10代の男性で、イベント前日の今月5日から鼻水やせきの症状があり、大阪から戻ったあと、発熱や発疹などの症状も現れ、医療機関ではしかと診断されたということです。
津市では、先月23日から30日にかけて開かれた民間団体主催の研修会の参加者の間ではしかの集団感染が発生していて、この男性も研修会に参加していたということです。
三重県では今月7日に、この研修会に参加していた人がはしかに感染したという情報提供を受けて、参加者の健康状態の調査を進めていて、これまでのところ参加者49人のうち、この男性を含む29人で感染が確認されたほか、感染者の家族の女性2人も感染が確認されたということです。
県は感染が広がる可能性もあるとみて、高熱や発疹など、はしかが疑われるような症状が出た場合には、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。
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2019/1/23 追記:この時点でも、団体名を明らかにしているのは、毎日新聞だけだった。感染症アウトブレイクの報道では、発生源となったの企業・組織名を必ず明らかにして、風評被害拡大の確信犯となる大メディアが、相手が宗教団体だと、これほどまでに「思いやり」発揮する、第一級のエビデンスである。
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【岐阜】瑞穂市の女性はしか発症 津市の研修会参加者と接触 岐阜新聞 2019年01月22日
 岐阜県は21日、瑞穂市の20代の女性会社員がはしかを発症したと発表した。先月下旬に津市で開かれた研修会に参加し感染した瑞穂市の男性と今月7日に接触し、感染したとみられる。重症ではないという。岐阜県内の感染者は4人となった。
 県によると、女性は16日以降、発熱や発疹の症状があり、21日に女性の母親が県岐阜保健所に「家族が発熱している」と連絡。県内の医療機関を受診後、県保健環境研究所で遺伝子検査をし、感染が確認された。県では、はしかを疑う症状があった場合は、受診前に医療機関に連絡するよう呼び掛けている。

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【岐阜】岐阜で4人目のはしか感染 20代女性、研修参加者接触 日経新聞 2019年1月22日
 岐阜県は22日までに、同県瑞穂市の20代女性がはしかに感染したと発表した。先月下旬に津市内で開かれた研修会に参加してはしかに感染した男性と別の場所で接触し、うつったとみられる。重症ではないという。岐阜県内の感染者は4人となった。
 県によると、女性は今月7日、感染者の男性と同県内で接触。16日から発熱の症状があり、21日に検査して感染を確認した。
 研修会は民間団体が主催し、10〜30代の男女計49人が参加。三重県のほか岐阜県や名古屋市などに感染の届けが出ている。

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【三重】三重県内で新たに4人のはしか感染を確認 宗教団体、HPで謝罪 毎日新聞2019年1月22日
 津市で昨年末に開かれた研修会の参加者が麻疹(はしか)に集団感染した問題で、三重県は22日、新たに県内で4人の感染を確認したと発表した。2次、3次感染を含め、感染者は県内外で少なくとも42人に上った。県は研修会の主催者は津市の宗教団体「ミロクコミュニティ救世神教」だったと発表。同団体は22日、ホームページに謝罪文を掲載した。
 県薬務感染症対策課によると、新たに判明した患者は、桑名市の20代女性▽津市の男子中学生▽伊賀市の女子中学生と男子小学生――の4人。いずれも研修会には行っていなかったが、参加者と医療機関や学校などで接触していたという。
 同団体はホームページで「医薬に依存しない健康や生活を重んじてワクチンを接種していない信徒もあり、結果的に多くの感染者が出た」と説明。「今後は保健所の指導に従い、皆様にご心配をおかけしないよう対処する」とした。

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【三重】はしか、医療機関で感染か…鈴鹿の女性 読売新聞 2019年01月21日
県内では30人に
 津市内で先月末に開かれた民間団体の研修会の参加者らに麻疹(はしか)の感染が広がっている問題で、県は20日、新たに鈴鹿市の女性(20歳代)と津市の女児(1〜4歳)の2人に感染が確認されたと発表した。女性は医療機関で感染したとみられる。県内の感染者は30人となった。
 県薬務感染症対策課によると、女性は、研修会に参加した後で感染が判明した鈴鹿市の女子専門学校生(20歳代)と同じ医療機関を同時に受診。居合わせて感染したとみられる。
 女児は研修会に参加していないが、今月5日に津市内で行われた民間団体の会合に両親に連れられ参加していた。この会合には先月末の研修会に参加した後、感染が判明した津市の男子学生(20歳代)と女子学生(20歳代)もいたという。

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