メディアリテラシー教育

メディアリテラシー教育に関するユネスコの報告を教えて戴いて読む機会があった。
特に同じ東アジア儒教文化圏ということで,韓国のメディア教育を興味深く読んだ.やはり独裁政権時代の苦い経験が効いている感じだった.

「国家」と市民の対立が歴史上一度もなかった辺境の島国,いや,そもそも「国家」という実体があったのだろうか?市民と対立しない国家なんて,それは国家ではないんじゃないか? あれだけ日本人がたくさん死んだ戦争の後でも,反乱・革命は起きなかった辺境の島国では,「国体」という言葉があってが,国家という概念がなかったのではないか?

国家がなければ国家と市民の対立も起きない.国家と市民の対立が起きなければメディアの必要性も生まれない.学級新聞,町内会報があればいい.そこでやっぱり、大新聞(おおしんぶん),小新聞(こしんぶん),戦時中の新聞統合,GHQに取り入る新聞の議論に戻る。

でも,私自身は、もともと日本の新聞をどうこうしようなんて、馬鹿げた妄想は全然持っていないから,失望している暇なんてないんだよね.北陵クリニック事件やら,医療事故ビジネス・薬害ビジネスの病態解明やら,日本最悪の無医村(検察・裁判所)での医学教育活動やら,棺桶に入るまで,やりたい仕事が山のようにあるから、それをやっている最中に死んじゃうんだよね。

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