KOLとやら

『製品のライフサイクルが短くなりつつある状況を踏まえ、「出てくる新薬をKOL(Key Opinion Leader)に理解してもらい、開発の最終段階から認知を高めることがMSLの活動の一つ。パテントが長くて15年という中、上市後に年々売り上げが減少していく速度を落とすより、上市直後の瞬間速度を高める方向に企業は向かっていく。その役割を担うのがMSLだ』(MRに危機感、MSLへの転身も視野に 日刊薬業 2019/3/28)

KOLって,新薬が出る度にMSLに教えを乞うような不勉強な(あるいは謙虚な?)お医者様なのか?そんな奴がオピニオン・リーダーになるほど,医者って馬鹿ばかりだという大前提のもと,MRもMSLも,そして製薬企業も活動してきたのか?

私はまた,オピニオン・リーダーたる者,新薬が出る度に,その審査報告書を熟読しているものだとばかり思っていたのだが,上記の記事を読むと,どうもそうではないらしい.ところで,MSLの方は,もちろん,当該品目の審査報告書を熟読した上でKOLとやらに対するレクチャーに臨んでいるんだよね?

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